Glacon(グラソン)のRound Collar Polo

日時:5/19(土)~5/27(日)12:00~20:00

Brand Concept:KUON(クオン)は日本語の「久遠」、「遠い過去または未来」「永遠」に由来しています。

世界中に存在する古着や古布の持つ歴史や文化を取り入れながらも、

その枠に捉われず、時代が巡っても変わらない、

理屈抜きのシンプルなカッコよさを追求することをブランドの真髄としています。

新しいものは古くなるけれど

美しいものはいつまでも美しい

Designer:石橋真一郎(Shinichiro Ishibashi)

丸の内の老舗テーラーにて修行後、

パリコレクションブランドのパタンナーとして入社、

2014年独立し、フリーパタンナーとして数々のブランドを手がける。

2016S/SよりKUONのデザイナーに就任。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「アフリカデー」だそうです。

TOTOですね。

ほとばしる80年代感!!!

 

80年代といっても、既に30年前という事実に驚きを隠せません!生きてるだけでヴィンテージ!

そんな私は、昨日のお休みに仕事以外で久々の渋谷へ。

目的はこちら。

服に対する知見を広げるために、渋谷で開催されている「半・分解展」を見てみたくて。

 

ところで、この半・分解展とはどういうものかといいますと?

 

ここに100年前のフランスの消防服があります。

でもあるのは半分だけ。

そして残り半分がどこに行ったかというと?

パーツごとに解体されているんです。

だから半分解展。

100年前の服の裏側を見れちゃうまたと無い機会であり、服を理解するために最適な方法でございます。

 

しかし!!!それだけではございません!!!

なんと、分解した布から型紙を起こし、さらにサイズ展開まで増やし、試着して体感することができるのです!!!!!

すごすぎます!

この企画自体もすごいですが、さすがモデリストといったところでしょうか?

その考え方やアプローチの方向は、diariesで例えるとWORKERSに似ています。

しかし、そのアプローチをアートに寄せていくと、このような企画になるのかな~と思いました。

 

そうそう、ワーカーズといえば、今季のワーカーズの目玉商品にあったMoto CoatのMotoネタもありました!

やはりパーツが多い!!!!!

ホントに服ってすごいね。

俺は出来上がったものを売ってるだけだから、こんなに素晴らしくてこんなに大変なことが隠されていたなんて、ちっとも分からなかったよ。

また今日から、ありがたく服を着ることができそうです。

 

まあ、服飾以外の人が行ってもいまいちピンとこないかもしれませんが、

ファッション関係の方が行かないのはおかしい!と断言できるくらい、素晴らしい企画でした。

ありがとう。ありがとう。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Glacon(グラソン)

【アイテム】Round Collar Polo

【価格】¥18,360-(税込)

【コメント】

今年も届いております。グラソンのポロシャツ。

もうね、diariesのポロシャツといったらまずはここから!いつもここから!

 

その為7年間、毎年同じポロシャツをセレクトし続けています。

 

別に怠けているわけではなく、お客様もいつかは飽きてしまうと思うので、

目を皿のようにして探し続けているのですが、一向にコレを越えるカノコポロシャツが見当たりません!

でもまあ別に焦る必要はなく、それでいいのかな~と思います。

その方がdiariesぽいかなと。

ファッションに踊らされず、流行ることも廃れることもなく、脈々と続いていく。

むしろそんなアイテムに出会えたことを、もっと大事にしないといけません。

なので、毎年のように大事に取り扱わせていただきたいと思います。

 

 

それでは、まだご存じない方のために、改めてご説明しておきましょう。

 


Glacon(グラソン)は、1971年創業、フランスはシャンパーニュ地方に構えるカットソーメーカーです。

他のカットソーブランドの工場が国外に移転する中、フランス国内生産にこだわり続ける、稀有なメーカーです。

シャンパーニュ地方といえば、ラコステやブチバトゥーなど、世界的に有名なメーカーの産地でもあります。

工場自体は、高田賢三要するKENZOのパートナーとしてカットソーの生産を請け負うことから、徐々に注目されるようになり、

現在ではエルメスやシャネル、ジョンガリアーノなどの超一流メゾンのOEM生産を行っています。


というブランド。

クオリティもさることながら、未だにフランスメイドを貫き続けるありがたいメーカーなのでございます。

また、労働力を不当に搾取する工場が増えつつある昨今ですが、

従業員の方もフランス人を雇用し、Made in Franceに誇りを持っていることが伝わってきます。

グラソンの服は、なだらかな丘陵やマルヌ河、世界遺産に登録された史跡などすばらしい自然・文化遺産を取り囲むように広がる

フランスはシャンパーニュ・アルデンヌ地方から届きます。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

 

いきなり本題です。

その辺のポロシャツと圧倒的に違うのが襟です。

他とは違うラウンドカラー。。。

ってまさかそれだからかっこいいわけではありません!

もっと深い理由があるんです。

それはこちら。

身頃と襟の間に、もう一枚生地があるのが確認できますでしょうか?

他のポロシャツにはないパターン。

それは台襟が付いていること。

当然、襟の台というだけあって、襟を支えるものです。

これまで着て来たポロシャツには、殆ど見受けられませんでした。

ポロシャツの襟はリブを折り返しただけのものが多く、

着れば着るほど伸びてだらしなくなってくるものだと思っていました。

だからこれまでフレンチラコ〇テを新品古着問わず、何枚も何枚も購入してきました。

それでも不思議に思わなかったのは、ポロシャツなんて所詮Tシャツに毛が生えただけのものだと思ってたから。

でもこのグラソンのポロシャツを見て気づいたんですね。

なんだ、こうすればよかったんだなと。

 

もちろん、台襟を付けているポロシャツはグラソンだけではございません。

国内外のブランド問わず、何個か思い浮かびます。

あの日本のブランドも、あのイタリアのブランドも、ゆくゆくは取り扱おうかと思っていますが、

 

このラウンドカラーが素敵すぎてねぇ~。

基本的にはレギュラーカラーで、変化を付けてボタンダウンというのはよく見かけます。

でも台襟が付いてきてさらにボタンダウンとなると、ちょっと盛り過ぎのような気がしないでもない。

だからきっとグラソンはラウンドカラーにしたんだと思います。

足し算(=台襟)と引き算(=ラウンドカラー)のバランスが非常に優れているのが、

このグラソンのポロシャツだと思います

 

たまに20代以下の若い男性を接客する時に、ポロシャツを勧めたりするのですが、

「オヤジくさい」という理由で敬遠される片を見かけることがあります。

ポロシャツ=オヤジ。いつからそんな風になってしまったんでしょう。

確かにある程度年を重ねてきたら、襟をついた服を着た方がいいと思います。

でもポロシャツ=オヤジ=カッコ悪いというのは違いますね。

ポロシャツは悪くない。悪いのはカッコ悪いオヤジということになってしまう。

ここでも、決してオヤジは悪くない。

オヤジ臭いと言われるのはしょうがないけど。加齢臭というのもがあるので。

 

つまり何が言いたいのかというと、ダルダルにならない襟のポロシャツを着て、

そしてサイズにも気を付けて着てほしいということです。

グラソンのポロシャツはシルエットもいいですよ!太すぎず細すぎず。

もしいわゆる「オヤジ」の方に気を付けてほしいのは、

お腹が出てきたからって、大きいサイズを選ばないことです。

それがカッコいいオヤジもポロシャツも、カッコ悪くしてしまう要因なんです。

お腹が出たっていいじゃない!堂々としているのが一番カッコいいんですよ!!!

 

是非ともカッコいいオヤジをもっともっとつくばに増やしていきたいですね~。

そんでそれに憧れる若い人も増やしていきたい。

是非、若い方もポロシャツにトライしてみてください。

 

長くなりましたが、「襟」がすごいってことです。いとしのエ・・・・・

 

気を取り直して、パッと見でみなさんがお気づきになるのはこんなとこ。

次は洋服好きならではのディテールですかね?

これはサイドの部分で、前身頃と後見頃が縫い合わさっているスリットの部分。

個人的には、前後同じ長さの物が好きなんです。ホント個人的にね。

先ほどもフレンチラコステを買い続けていたと書きましたが、実はそれも同じ理由。

例えばラルフもフレッドペリーもポロシャツは後ろ身頃が長いのが普通だと思います。

当たり前なのですが、人間は基本的に動く時は前かがみになりますからね。

パンツにタックインして前かがみになっても、背中が出にくいように後ろが長いんです。シャツも同じ。

でもフレラコは違ったんですね。

「他と違う」ってだけで十分買う動機にはなりますが、着てみると非常にカッコよかった。横から見ても。

なのでいつもポロシャツを選ぶときは、この前身頃と後ろ身頃の長さにこだわっています。

非常に丁寧な縫製で素晴らしいですねこれは。

 

次は素材。

蒸し暑い日本の夏には、カノコ生地がよく合います。

ピケ=鹿の子編み。凹凸があり、汗をかいても肌にベタッと張り付きません。

通気性もよく、暑くジメッとした日本の夏には抜群の相性を誇ると思います。

襟元がしっかり整うので、クールビズにもオススメですよー!父の日にも。

 

で、ここでちょっとお知らせが。

実は今回、素材を変えました。少し高い生地に。

なんでかっていうと、グラソンも値上げを避けられず、昨年よりちょっと値上げされちゃいました。

でも他に代わるものがないので、グラソンを辞めることはないです。

しかし、昨年と同じスペックで価格だけというのも、長年取り扱ってきた私としては納得がいかない。

なので、さらに高い生地を使って、自分自身を無理矢理納得させることにしました。

できるだけ安いのが良かったというお客様には申し訳ございませんが。

 

そして何がどう変わったかというと、カノコはカノコなんですけど、編みが細かくてサラサラしてます。

ちなみに今まではザラザラでした。ジメジメする夏は、それくらいが気持ちいいんですけどね。

そんなサラサラしたカノコな上に、綿100%ではなくウレタンが数%入り、ストレッチ素材になってます!

こちらはゴルフ用も考えて。

やや肩幅が狭いと思うので、肩幅がある方もこれなら大丈夫です。

 

もう1つ変化がありました!!!!!

それは今まで扱ってこなかったサイズ5(XLサイズ)を仕入れたこと!!!!!

これはね~、実は私が無理してサイズ4を着てきたんですが、40になって、良い年してピタピタはちょっと恥ずかしいな~

お腹出てきたしな~というわけで、私用にXLを仕入れましたよってことです。

私用というだけでは仕事にならないので、同じような方(体重80㎏以上)いらっしゃいませんか?という話です。

反応次第で、来年は素材を元に戻すかもしれないし、サイズ5もやめるかもしれないので、お早めにお願いします。

 

毎年暑くなってこのポロシャツ着ると思うのですが、やっぱりこの衿カッコいいわ!

Cardigan/GRP (Crispy knit cardigan) ¥29,160-

Pants/1st PAT-RN (Trek) ¥58,320-

Bag/MINOTAUR×PORTER (Grain PC tote) ¥47,520-

Shoes/Sanders (oxford shoes) ¥52,920-

クリエイターの仕事着(普段も一緒)をイメージしてみました!www

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。