Honnete(オネット)のPullover

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「哲学の日」だそうです。

哲学=フィロソフィーといえば、松下幸之助と並び経営の神様と称される稲森和夫ですね。

他にも「生き方」などの本も売れたように、人は何のために、または正しさとは何かという

「仕事の原則」を分かりやすく説いてくれているように思います。

 

それでいうと、我がアパレル業界は本当にダメ。

先日の未来世紀ジパングをご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか?

Made in Italyを謳う某有名ブランドの工場は、全て中国人を雇用しているという話。

これはね、別に中国人を雇用しているから悪いわけではないと思います。

不法滞在している訳アリの労働者を、低賃金で雇用している。それがたまたま中国人が多かっただけ。

先日ブログでも書いたバングラデシュ工場の事件(事故ではなくね)と構造は同じ。

実はファストファッションだろうが高級ブランドだろうが、人権を踏みにじり利益を上げる構造は一緒でした・・・

あの告発した元工場長の涙。俺も泣きそうでしたよ。

 

 

これ以上書くと止まらなくなるのでやめときますが1つだけ。

私はバイヤーとして、「作り手の哲学」だけはずっと大事にしていきたいと思いますね。

 

そうそう、テレビでブルネロクチネリが取り上げられていましたが、

紹介のされ方が「英国のウイリアム王子が着ているカシミアニット」とのこと。

そこはバランタインを着てほしかったね!!!

 

それにしてもブルネロって名前は何やってもすごいの?

ブルネロ・ディ・モンタルチーノ!!!

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】Honnete(オネット)

【アイテム】Pullover

【価格】¥25,920-(税込)

【コメント】

先日ご紹介した同ブランドのリネンワンピースもお陰様で大好評。さすが安定感があります。

しかし、それを目的にご来店いただいた方が気になってこちらも試着されるのが、本日ご紹介するワンピース。

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ふんわりしたリネンとは対照的に、こちらはハリのあるコットンを使い、パリッとしたシルエットが特徴。

直線的なカッティングで、元々の形はリネンワンピースとそんなに違わないのですが、

素材を変えるだけでこんなに雰囲気が違う物かとよく分かります。

 

着てみるとこんな感じ。

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実はこの形と似たようなロングシャツがスウェーデン軍であるのですが、

それよりしっかり長さがあるので、ちゃんとワンピースとして着ることができます。

またスリットもあるので動きやすくもあり。

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また相変わらずポケットも付けてくれてる嬉しい仕様。

 

素材は生地の段階で洗いをかけ、使い込んだ雰囲気に仕上げています。

 

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しかし上品なグリーンなので、古着やリタリーぽくはなりませんのでご安心下さい。

むしろこちらも洗いを重ねて、My Vintageに仕上げてほしいアイテムです。

縫製部分にアタリが出てくると、この大き目な胸ポケットがアクセントになることでしょう。

 

縫製もシングルニードルの巻き縫いでしっかり縫われてますが、

抜くところは抜くのがフレンチブランドらしいところ。

例えばこの襟。

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よく見ると台襟を設けていません。

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台襟がないということは、しっかりと襟が立ちません。

もちろんそれは狙ってのことだと思います。

これだけハリのある生地でシルエットも直線的。

故に生地が柔らかくなるまでは固さを感じるアイテムですが、

襟を寝かせることで、できるだけその固さを中和させてようとしているのが分かります。

 

まだ肌寒い日も続く用なので、リネンより先にこちらをご紹介すべきだったかな?

こちらも母の日にご検討下さい。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。