INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)のRegatta Oxford Standard Fit B/D L/S

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「国民栄誉賞の日」だそうです。

た、たまには、、俺にも栄誉を、くれ。。。。。

というわけで、おめでとう!俺!

 

 

じゃ、商品紹介といきたいところですが、最近休みがちですいません!

お店の方もそれなりに忙しくさせていただいているのですが、2016年春夏の商品オーダーに時間がかかってしまっていて。

何せ昨日もGoogle大先生に翻訳してもらいながら、英語でオーダーしたり、

5年間追い続けたブーツをやっと捕まえることができそうだったりと、それなりに成果は出そうです。

来年の話をするには早すぎますが、まあちゃんと仕事はしてますよってことで。

 

本日はこちらをドウゾ!

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【ブランド】INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)

【アイテム】Regatta Oxford Standard Fit B/D L/S

【価格】¥24,840-(税込)

【コメント】

入荷から少々遅くなってしまいましたが、例のシャツです。インディビジュアライズドシャツ。

もはや説明不要かもしれませんが、ブログ移転して最初の紹介なので、詳しくご説明させていただきます。

 

まずはブランド紹介からどうぞ。

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1961年 、アメリカのクラフツマンシップが多く残っていた時代
マンハッタンの対岸 ニュージャージー州
今もヨーロッパの風景を残す小さな町アンボイ

インディビジュアライズド シャツ社はカスタムメイド(オーダーメイド)の専門ファクトリーとして創業しました。

歴史は50年ほどで老舗シャツメーカーというには若いメーカーですが、
1枚のシャツへのこだわりは創業以来一貫しており、
特にカスタムメイドシャツの分野では現在もアメリカ国内シェア1位を誇っております。

2003年まで、BD(ボタンダウン)シャツ(ポロカラーシャツ)の原点を作り上げたBROOKS BROTHERSのカスタムシャツ部門を全て任され、
(2003年BROOKS BROTHERS USAが外資に買収され契約関係を終了したため。)
現在もNYの最高級百貨店 BERGDORF GOODMAN、アラン フラッサー氏の直営店もあるSAKS FIFTH AVENUE等、
全米の高級紳士服専門店のカスタムシャツを手がけ、
また顧客リストの中にはブッシュ氏も含む歴代大統領やハリウッドスター、
スポーツ選手などのセレブリティーが名を連ねています。

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というもの。

老舗と言うにはまだ若い方だと思いますが、そのシャツから漂う雰囲気は創業50年という若さを感じさせないくらい。
もはや重鎮です。

diariesでも取扱いを初めて5年。

私のインディヴィジュアライズドシャツのコレクションも段々増えてきました。

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コレクションというのは語弊がありますかね。

別に集めているわけではありません。結果的に集まったというのが正しいと思います。

一番古いのでかれこれ約15年の付き合い。

調べてみると、インディヴィジュアライズドシャツが本格的に日本上陸したのが2000年なので、ちょうどその頃に買ったわけです。

そしてお店を初めてから1年に1~2着づつ買うペース。

お店のオーナーならもっと買えよって話ですが、私のサイズがまさかの完売や先立つものがなかったり・・・

 

 

そうそう。当店のお客様には、こんな方もいらっしゃいました。

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弊店が初めてインディヴィジュアライズドシャツを取り扱った2011年春夏。

その時にお買い上げいただいたお客様のシャンブレーシャツ。

大変お気に召していただき、ヘビーローテーションで着ていただいたのですが、

オックスフォードよりも番手が細い生地なので、やはりどうしても袖口や襟首が擦り切れてしまいます。

そしてこのシャツの寿命がこれで終わりかというと、そういうわけでもないんです。

このお客様がどうしたかというと、、、

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破れた部分に当て布をして、まだまだ着続けていただけるそうです。

これは洋服屋冥利に尽きるというか、ホントこのシャツは良い人に買われてよかったな~~~~~~~~としみじみ思いました。

新品とかヴィンテージとかの壁を軽く超えた瞬間だと思います。

十年後、二十年後、このシャツはいったいどんな顔をしているのでしょう?

それを考えるだけで、私はいつまでもこの仕事を続けていたいと思えるんです。

 

ご覧の通り、両袖口とネック以外まったく問題ないですからね!

じゃあなんでそんなに丈夫なのかっていうと、やはり縫製が丁寧だからではないでしょうか?

それではその辺をご紹介していきましょう。

 

インディビジュアライズドシャツの最大の魅力は、現在に残る良質のmade in USAであることです。
マンハッタンの対岸に位置する町・アンボイで、熟練した縫製スタッフによって作られている最上級のシャツです。

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最上級の裏付けとして、例えば1インチ幅約(2.54cm)で25回のステッチングをスタンダードとしています。

 

また縫製とともに優れているのがパターン。

特に個人的に好きなのが襟。

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そしてBD(ボタンダウン)カラーのロール感、BAND(台襟)のスクエアーラインのデザインは、

ブルックスブラザーズのBDシャツ(ポロカラーシャツ)を作り続けた実績により得られた技術であり、

他のシャツメーカーでは決して真似の出来ない傑作と言えるでしょう。

 

そして気になるシルエット。

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恐らくこのスタンダードフィットは、非常に日本人の体形に適していると思います。

ちなみに他のシルエットには、Classic fitとSlim fitがあります。
実際自分みたいなブーデーはクラシックフィットでもいいんですけど、
うちのお客様だと、うらやましいことに皆スタイルがよく、スタンダードフィットがオススメだと思いました。
また、スリムフィットというものがありますが、さすがにそれは細すぎ。着られる人が限られます。

スリムフィットの場合、胸ポケットが付かないのも個人的にはチョット・・・

なぜなら、アメリカンボタンダウンシャツというちょっと野暮ったいアイテムだからこそ、ポケットが必要と思いました。

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ちなみに本場アメリカでは、胸ポケットのあるシャツは田舎者が着るダサい服と思われています。

当然それを踏まえた上で、そもそもアメリカの服というのは合理性・実用性を重視していますので、

やはりポケットはついていて欲しいと思うんです。

 

そしてやはりインディヴィジュアライズドシャツの説明に不可欠なのは、このヨーク部分ですかね。

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肩のヨーク部分はコンストラクションヨーク製法を採用しています。
ルイジボレッリ(イタリアシャツの帝王)なども採用している製法で縫い目を見せない特有の縫製方法です。

「コンストラクションヨーク」と呼ばれるものですが、日本語にすると「袋縫い」という意味だそう。
どうやっているかというのを、ブログをご覧いただいた方に教えてもらったのでコピペします。
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ヨークの袋縫いはまず、ヨークと後身頃を縫い返し、
次にヨーク前端と前身頃を出来上がりの状態にセットし、
それを衿ぐりから引っぱり出して地縫いします。
それを元に戻してアイロンを掛けます。
通常の様にヨーク前端を折ってたたきつける方法だと生地が伸びてしまうもの、
例えばレーヨン、シルク等にも適した手法だと思います。
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と言うわけです。

私の推測ですが、タックインなどをすると負担がかかるバックヨークの部分に対して、
ストレスを軽減させるためにわざわざ用いられたのではないかと思います。

最初はステッチを隠す「粋」なやり方だなと思っていましたが、長年使用するに耐えられる大事な工程の1つだったんですね。

TOORIさん、教えていただき本当にありがとうございました。

 

またインディヴィジュアライズドシャツが登場する前と後で、この袋縫いをする国内ブランドが増えたように思います。

それくらい日本のファッション市場に影響を与えたと言っていいでしょう。

 

またヨークだけでなく、背中のプリーツはセンター。
ラルフローレンやヨーロッパのシャツがBDシャツに採用しているサイドプリーツと違い、センタープリーツを採用しています。
アメリカのシャツメーカーの基本的な考えで、本来のシャツはセンタープリーツで
ユニフォーム・ワークウエアー・軍服などがサイドプリーツであるとの理由からです。

 

 

最後に素材。

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今季入荷したのはRegatta Oxford(レガッタオックスフォード)という、インディヴィジュアライズドシャツが使用する生地の中でも中厚のもの。

インディビジュアライズドシャツ社とNYの生地メーカーによる共同開発のオックスフォード生地。
2プライのピーマコットンで織られたこの生地は、ヘビーウェイトな独特の質感があり、
今は無きダンリバー社のオックスフォード生地に、最も近い生地となっています。

ちなみに「ダンリバー社」とは、数少ないアメリカ製の生地として、
ブルックスブラザースへ100年以上に渡りポロカラーシャツ(BDシャツ)の生地を独占販売してきたメーカー。
そしてダンリバー社は、2000年から2005年にかけて、
長年ブルックスブラザースのカスタムオーダーシャツの製造を手掛けていたインディビジュアライズドシャツ社にのみ、
ブルックスブラザース以外としては初めてそのオックスフォード生地の使用を許可しました。
しかしながら2006年、事実上ダンリバー社が倒産という形となり、現在は限りある生地となってしまいました。
ですので、インディビジュアライズドシャツ社が自らダンリバーの生地を復活させたようなものです。

 

というわけで、正統派アメリカントラッドの流れをくんだボタンダウンシャツと呼べると思います。

 

ちなみに、他にはライトなCambridge Oxford(ケンブリッジオックスフォード)というのがあるのですが、

diariesでは便宜上、春夏ではケンブリッジオックスフォードを、秋冬は中厚のレガッタオックスフォードを展開するようにしています。

別にシーズンは問わないんですけどね。

 

あと実はもう一つ上にGreat American Oxfordという生地もあるのですが、それはまた後日。

さらに!今回は白だけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろんブルーも入ってくるのですが、実はそちらもまた後日。

今季はとある事情で素材違いでご用意させていただきました。

どうぞお楽しみに!!!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

それではまた。お店で会いましょう。