ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ミニの日」だそうです。
ミニクロワッサンが美味い。
ここはアムステルダム朝7時。
日本を発って1週間も経つと、さすがに日本食が恋しくなってきます。
日本食=チョコクロ
ありがとうサンマルク。
買い付け最終地点は、安心のアムステルダム。
ラッキーなことに、ホテルの部屋がいっぱいで部屋がグレードアップ!!!
今までで一番広い部屋だし、なによりエレベーターがちゃんとあるのがすごい!
(アムスのホテルは狭くて高い。エレベーターも途中の階まで。)
そして朝食付き!!!
特にこのホテルは中東系の人が運営してるっぽいのですが、
ヨーロッパの人より中東系の人が作る食事の方が美味いです!
美味いというか、僕らアジア人の口に合うのかもしれないけど。
ついでにクロワッサンも焼き立て!
サンマルクのチョコクロ最高です!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】Wallet & Coin Purse
【価格】Wallet/¥23,760-(税込)
Coin Purse/¥9,504-(税込)
【コメント】
約2年ぶりのご紹介となります!
一応毎年入荷はしてたのですが、私の想像を上回る人気で、
いつもブログご紹介前に完売していたテンダーの小物達。
それで2年ぶりとなってしまいました。
だってこんなアイテム、そんなに欲しい人がいるなんて思わないしな~!
ウチのお客様、みんなマニアックで嬉しいです!!!
それでは詳しく見ていきましょう。
というわけで、根強い人気があるテンダーの財布。
さすがというべきか、お財布もひとくせもふたくせもあります。
財布というのはみんな必ず持っているけど、なかなかコレだ!という物に出会わないアイテムの1つ。
革にこだわるか、使いやすいデザインにこだわるか、はたまた高級ブランドにこだわるか。。。
この財布を目にした時に思ったことは、そりゃまあ革は良いとして、決して使いやすくはないということ。
またブランドも局地的にマニアックで、ステータスにはなりえない。
じゃあなぜこの財布をセレクトしたのか?
それは単純に「楽しい」からでした。
この財布を前にすると、お札は出し入れしやすくないとダメだとか、カードは視認性が良くないとダメだとか、
そういった手段にこだわっていたのがバカバカしくなるほどの粗野な作り。
テンダーのジーンズ同様、今までの概念が通用せず、
使いこなさないと一筋縄ではいかないのが分かります。
また買い物ってのもね、苦しいものではなく楽しいものなんだというのを気づかせてくれるサイフだと思いました。
せっかく手にした大事なお金ですから。
そんなお金を手放す時には気分よく使いたいと私は思います。
気持ちいいお金の使い方という考え。
そしてこのサイフを取り扱う私も、お客様にはdiariesで楽しく買い物をしてもらわなきゃと意識させてくれるんですね。
ご覧のとおり、ざっくりとただ革を縫い付けただけ!
素材を活かしつつシンプルで最小限!
これはもうファッションではなく道具として存在しています!
縫い方も、外枠に沿ってグルッと1周しただけ。
でもヴィンテージのタグの縫い付け方みたいで好きなんですよね。
またこのような一筆書き的な縫製は、テンダーらしいところでもあります。
そしてこれまたどうしようもないのがコインパース!
私ずっと嘘をついておりました。
この形、ミルク缶だと思ってたんです。
当初お買い上げいただいたお客様にも、そう説明しておりました。
しかしある日、「Fish Tail」という文字を見つけたんです。
なんと、魚のヒレをイメージしているそう。なのでこの写真の撮り方は間違い。
こうですね。
いやでもコインケースなんだから、普通は底にくる部分を下にするでしょ。写真もさ。
とまあそれくらい常軌を逸した異常なコインケースなんです。
機能的には、もはや「ポケットに直接コインを入れておくよりはマシ」レベル!!!
これ小銭こぼれるでしょ?とウイリアムに聞いてみたのですが、
答えはNo problem.とのことでした。
ノープロブレムって便利な返事ですねーーー!
言われた時は「こぼれないよ。大丈夫。」という意味かと思いましたが、
本当は「(こぼれても小銭だから)大丈夫でしょ!」って意味だったんじゃないでしょうか!?!?!?
ま~~~こんな小銭入れ、慣れるまではぶちまけることでしょう!!!
そしてこれらはできればセットで使ってほしいのですが、なぜかといいますとこうなるから。
ガチャーンとドッキングするガンダム的コアファイター仕様!
(コアファイターってブランドも割と好きだったな。w)
個人的にはさらにセットで抱き合わせで販売したいのがコチラ!
テンダーのポケットサイズのため、ほとんどのパンツのヒップポケットには入りませんよ!
いや~使いにくい!だがそれがいい!
そしてこの財布を実際に使いこなすとこうなります。
大学生の頃から通っていただいている常連様、I田くんから寄贈してもらいました!
見事な飴色!そして傷だらけのロテンダー!
コインケースのリベット部分の黒ずみなんか、もうたまりませんね!
ちなみに比べてみると、もはや鉄コン筋クリート!(白と黒という意味で)
見事な飴色。
いや、マツザキシゲル色。
普通の人はここまで黒くならないと思いますけどね。財布も松崎しげるも。
なので普通に使っていたらここまでの色はでません。
普通じゃ考えられないくらい、手荒く使わないとダメです。
ヌメ革のアイテムをできるだけキレイに使いたくて、
シミが汚れが気になるという方にはお勧め致しません。
芸術品ではなく所詮道具なので、
例えばこれくらい濃くなるまで使い込めばシミや汚れなんて関係なくなります。
経年変化を楽しむというのは結果を求めるものではなく、
シミだの汚れだのが付いた過程を楽しむものなんです。
道具としてしっかり使い込まれたものほど美しいものはないですね。
ちなみにウイリアムのサイフもドス黒いなんてもんじゃない。
たぶんハンドディップしてた頃の染料(おそらくWOAD)がしみ込んでます。
この沁み込み具合は、おそらくワトルタンニングによるもの。
フルベジタブルタンニングの1種で、ワトルとはアカシアのこと。
アカシアのエキスで鞣(なめ)され、化学薬品は使わずクロムフリーです。
これぞ本物のヌメ革。素の革です。
どんどん表情が変わっていくその様は、まるで自分でまた新たなレザーを作り上げているかのようです。
そうそう、最初は全然閉じない財布も、
使い続けていればちゃんと閉じるようになるので、ご安心ください!!!
それではまた。お店で会いましょう。