ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国民栄誉賞の日」だそうです。
俺もそろそろ何かの栄誉がほすぃ・・・
いやいや、お客様がわざわざ当店でお買い上げいただくのが栄誉です。(仏の笑み)
おめでとうございます!ありがとうございます!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Yarmo(ヤーモ)
【アイテム】Drivers Jacket
【価格】¥21,600-(税込)
【コメント】
いや~とうとう9年間ですよ。diariesがオープン当初から売り続けて丸9年。
オープンからずっと売り続けている服。
決して「売れ」続けているのではなく、「売り」続けている。
変わらず同じ物を売り続けることって、良いお店の証拠じゃないかなって思っています。
それでも本当はずっと同じ商品を長く扱っていきたいんだけど、価格の変動やブランド消滅だとか、
様々な要因で仕入れられなくなってしまいます。
なのでオープンからセレクトしているブランドは、
このYarmoとMartin Faizey(元々はデインズ&ハサウェイ)とGicipiのみになってしまいました。
だから毎年同じ服を扱っていても、次は仕入れられなくなるかもしれないと分かっているので、
毎回ちゃんと説明するんです。
それでは詳しく見ていきましょう。
改めまして、ヤーモのドライバーズジャケットです。
いたって普通のただのワークジャケットになります。
ウエストの絞りもなければ、袖の作りが前振りでもありません。
カッティングは至ってまっすぐ。ローコストで簡素に作ったただの羽織り物。
かろうじてダーツらしきものが、わきの下に見て取れます。
テーラードジャケットではなく、ワークジャケットと呼んでます。
なので写真のように襟を立てればカバーオールに、襟を寝かせればジャケットに。
そのシンプルさは普遍性というものを感じさせるに十分でした。
古くも新しくもない。それが普遍であり不変。つまりこれ以上ない定番だということ。
いつ見ても、いつ着てもいい。
でもそれだけだと、ただの安心を求めた無難なファッションになってしまう。
ファッションに安心は禁物。時には胸が高まる高揚感も必要。
だからこそ、レイヤード(重ね着)で様々な表情を見せてくれるこういったシンプルアイテムは、
全ての洋服好きのワードローブに在って然るべきではないかと思う。
そんな思いで毎シーズンご用意してきたのがこのドライバーズジャケット。
ちなみにドライバーズという名前なのは、バスの運転手が着ていたジャケットが元になっているからドライバーズという名前が付いているそうです。
特徴としては袖が長いこと。
運転手(ドライバー)がハンドルを握った状態で、ちょうどいい袖の長さになるよう、袖を長くとっています。
ですので、着るとほとんどの方が袖は余ります。
そのまま着用していただいてもいいのですが、袖をまくって着てもOK。
そのため、袖口だけ裏地が付いています。
ワークジャケットなので、基本的には裏地無し。表地の1枚仕立てとなっています。
バサッと羽織る感じがいいですね。
Tシャツ、シャツ、スウェット、ニットなど、様々なアイテムの上に羽織ってレイヤードを楽しんでください。
またルーツがユニフォームということで、それらしいディテールも。
例えば胸ポケットの中には隠しペンポケット。
シンプルとは手を抜くことではありません。洗練されているということです。
例えばアメリカ物のワークジャケットだったらペンポケットが外に付くか、ステッチがバッチリ外まで見えてしまいそうなので、
なんというか奥ゆかしいところがヨーロッパのワークウェアらしくて面白いですね。
ちなみに、同じイギリスのワークウェアで、1960年代のデッドストックのジャケットがまだあるのですが、
その胸ポケットも全く同じ構造でした。
昔からあるディテールなんですね~!
そして今回の素材は、4年ぶりに登場したキャバリーツイル!!!!!
好きなんだよな~この生地!
ちなみにこのCavalry Twill(キャバルリーツイル)という素材ですが、
綿100%にも関わらず、ストレッチ性を持たせるように織られているのが特徴です。
通常ストレッチする生地というのは、綿とPU(ポリウレタン)を混紡します。
だけどこのキャバリーツイルは綿100%だから、ウレタンの劣化も影響しないし、着心地も良いんです。
またこの生地のルーツも面白いんですよ!
Cavalryとは騎兵隊という意味。
恐らく乗馬用の服に使われ始めたのがきっかけなのかもしれないですね!
しかも騎兵隊ということは軍隊。
だから柔軟性と耐久性を兼ね備えた生地ということです。
アメリカでは、カウボーイが革ジャンとジーンズを着て馬に乗っていたが、
イギリスでは、ツイードジャケットとキャバルリーツイルを着ていたということですね!
どちらもすげ~カッコいい!!!
しかもこの生地は、ブリスベンモス社のやつです!!!!!
面倒なので説明ははぶきますが、良い生地ってことです!www
というわけで、イギリス服に敬意を表して、イギリス物で着てみました。
Shirt/New England Shirt (Tartan plaid B/D) ¥17,064-
Yarmo/Pants (Engineered pants) ¥23,760-
Bag/POKIT (Classic shoulder) ¥43,200-
Shoes/Quilp by Tricker’s (Plain oxford) ¥104,760-
シャツだけアメリカ製だけど、イギリスっぽい柄だからOK!
ボディバッグでキャバリーツイルの動きやすさを表現!
靴はミスったかも?シュナイダーブーツにすればよかったかな?
と、ここまで書いてきましたが、もしかしたら来年はこのアイテムはお休みするかも・・・
毎シーズン入荷してくるので、欲しくても後回しにされる方が多いアイテムですが、
気になる方はできれば今シーズンの内がオススメです。
それではまた。お店で会いましょう。