ナガオカケンメイと!

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ビタミンの日」だそうです。

先日9日は、ナガオカケンメイのトークショーを見に行って、頭にビタミンを注入してきました。

今日はそのレポートです。

後ろ髪引かれる思いでお店を早めに閉め、水戸まで一路、高速を飛ばした。

場所は、主催者のトラットリアブラックバードの向かい、文化デザイナー学院。

少し遅れて会場に入ると、100人くらいの観客。

前の方は、デザインに興味のある学生やら若年層が、貪欲に自分にビタミンを与えようと食い入るように見ている。

中ほどは、オシャレな人、デザインに興味がある人、それを仕事にしている人など、濃い大人ばかり。

後ろの方は、ブラックバードの友人・知人、ナガオカケンメイのファンといったところか。

トークショーは90分ほど。構成は、ブラックバードの店主とナガオカケンメイが、

前もって観客から集めた質問をテーマに話していくもの。

ちなみに、ブラックバードの店主という方が、元々はナガオカケンメイが経営する

「D&DEPARTMENT」の料理部門で働いていたということで、今回の企画が立ち上がったらしい。

しかし、ナガオカケンメイのトークショーだというのに、この店主がシャベルシャベルホントに喋る。

ナガオカケンメイよりも喋っていて、正直期待していたものとは別の会合になってしまったようだ。

でも、ブラックバードはオープンから丸1年。

店主はとてもエネルギッシュで、同じ経営者として学ぶものがあり、個人的には満足している。

つい口数が多くなってしまうのも、それだけ熱意のある経営者である。

この企画に情熱を燃やす、思いのたけが伝わってきた。

対象に、ナガオカケンメイ本人は、とても静かで物腰の柔らかい人といった印象だった。

物事に対する姿勢は、自由、柔軟。自らを「代表作の無いデザイナー」と称していた。

では、これから印象に残った言葉を箇条書きで挙げてみる。

・デザインとは=とある問題を解決することがデザインであり、解決していないものはアートである。

・メディアの大半は嘘でできている。だから、自分の足で赴き、見て感じたものこそ本当である。

・自分が講師として学生に約束するものがある。それは「どんな結果も、絶対他人のせいにするな」ということ。

・初めて野外ロックフェスティバルというものに行ってみた。(ライジングサン)
 ライブを見てみると、そこには「無条件の感動」があった。
 現代のデザインはとにかく理屈っぽく、「無条件の感動」はデザインにも同じことを求めている。
 ちなみにマイケル・ジャクソンの映画にも同じ感動があった。

ナガオカケンメイの言葉は少ないものであったが(笑)、なるほど、面白い話が聞けたと思う。

お次は、水戸に新しくできた古着屋「STRAY SHEEP」のご紹介です。