フランス・イギリス買い付けレポート㉓&BARRY BRICKEN(バリーブリッケン)|2 Tuck Trousers


TENDER Co. TRESTLE SHOP POP UP!!!

&

2020 AUTUMN&WINTER Exhibition

3/20(fri)~3/22(sun) 12:00~20:00


洋服をメインとしたTENDER Co.とは別に、

デザイナー・ウイリアムと彼の妻・デボラによりプロデュースされる

彼らのライフスタイルに基づいたプロダクト開発。

それがTRESTLESHOP。

この度TRESTLE SHOPのポップアップストアを、

3日間の期間限定で行うことになりました。

TENDER Co.のコレクションを考えている時に浮かんだ実験的なアイデアや、

製品化には至らなかった型破りなデザインが並びます。

それはまるでウイリアムの頭の中を覗いているような感覚。

TRESTLEとは、トレッスル(鉄道架台)橋を意味します。

蒸気機関車時代の機械やユニフォームから

インスピレーションを得るTENDER Co.ならでは。

その架台の上で無邪気な子供のように作り上げられた数々のプロダクトを、

是非ともご覧ください。

また2020年秋冬にリリースされる、

デニムジャケットとジーンズの受注会を同時開催いたします。

TENDER Co.が2010年秋冬に発表したファーストコレクションが

10年ぶりに復活。

さらに10周年を記念した特別なディテールになっています。

(詳細は店頭にてご確認下さい。サンプルをご覧いただけます。)

メールでもご注文を承っております。お気軽にお問合せください。

またこのオーダーフェアを最後に、ジーンズの生産は一時中断致します。

是非ともこの機会にご発注ください。


―注意事項-

※デポジット(保証金)として、1アイテム毎に10000円を頂戴いたします。

キャンセルは不可。

万が一キャンセルとなった場合、いかなる理由においても返金は行いません。

何らかの事由により、製品がご用意できなかった場合のみ返金致します。

※WOADは天然染料を手作業にて行うため、染めムラがございます。稀に染まってないように見える場合でも、現状でのお渡しとなります。

※生産に大変手間のかかる製品ですので、納期は2020年8月~2021年頃までとさせていただきますが、

 納期遅れによるキャンセルはお断りいたします。

※上記注意事項にご理解いただける方のみ、ご注文を承ります。


―期間中の店舗運営に関して―

期間中はドアを開放し、換気を十分に行います。

入店の際は、手のアルコール消毒をお願い致します。

(アルコールはご用意いたします。)

熱がある方のご来店は、お断りいたします。

混雑した場合は、入店規制を行う場合もございます。

何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします。







ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「漫画週刊誌の日」だそうです。

若い頃はあらゆる節約をしてましたね。服を買うために。

ジャンプやマガジンは、新宿とかでホームレスの方から買ってました。

もうああいう商売も難しいだろうなあ~。

キレイすぎる街はちょっとツマラナイ。



なわけで、全然キレイじゃないマンチェスターから!w

さらにはサッカーにもキレイさは求めません!

ズルくてダーティなくらいでちょうどいいんです!マリーシア!

ファウルもらうの大得意ですからね~。

それで相手がイラつくと、どんどんこっちが有利になってくんです。

マジで性格悪いですよ!俺!www

とか自分語りしている間に、あれもこれもアンブロだと写真撮ってたわ。

80年代入っててもまだイギリス製なんですね!

ちなみにアンブロボディのリヴァプールのユニフォームがあったんですが、

我らが日立がスポンサード!!!!!

1979~1982年てこんな頃からスポンサーしてたとは!?

日英の深い結びつきを感じます。

さらにこんなのまで!!!!!!!!!!

懐かし過ぎてオジサンちょっと泣けてきちゃいました。

遠いイギリスのさらにまた遠くのマンチェスターで、まさかこのユニフォームに出会えるとは。

Jリーグが始まった頃のサッカー日本代表のユニフォーム。

カズ、ゴン中山(筑波大)、井原(筑波大)、柱谷(そこ?)などなど、

オジサン達が高校生の時に、英雄達が袖を通したユニフォーム。

ドーハの悲劇で共に涙したユニフォーム。

なぜか俺の頭の中では、ダエイが点を決めたことになってるwww

イラクっつったらダエイだろ!?




じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】BARRY BRICKEN(バリーブリッケン)

【アイテム】2 Tuck Trousers

【価格】¥28,600-(税込)

【コメント】

お客様にはまた辛いご案内となってしまうかもしれません。

また一つの山を登ってもらうようになります。

おそらく50歳以上の洋服好きの男性の方なら、その名をご存じかもしれませんね。

アメトラといえばバリーブリッケン。

一言で表すと「チノパンの最高峰」。

憧れのチノパンといえば、バリーブリッケンと言って差し支えないでしょう。



私もダイアリーズ創業当時からずっと取り扱いたいとは思ってたんですけどね。

当時はまだそのレベルには至ってないな~ってのと、

気が付いたらバリーさんが引退しちゃってたてのを知って諦めかけていたんですよ。

でもね、ブランドロゴだけのバリーじゃなくて、中身はちょっとすごいことになってた。

実は名前はBARRY BRICKENだけど、作っているのがなんとあのメーカーだったんです。

HERTLING TROUSERS

メイドインニューヨークの究極のパンツブランド。

HERTLING TROUSERSを最初にセレクトしたのは2014年でした。

最後に取り扱ったのは2018年。

なのでHERTLING TROUSERS製のパンツが2年ぶりに入荷し、

さらにBARRY BRICKENの名を背負っていることで、

テンションブチ上がってます!!!!!

個人的にはダブルネームみたいなもんですからね!



それではまずはブランド説明からどうぞ。


バリーは10歳の頃から、父・モリスがニューヨークで経営する

トラウザーズショップで毎日を過ごしてきました。

大きくなるとメリーランド大学で会計学を専攻し、父のビジネスを拡大することを決意します。

1960年代、アメリカはボルチモアにトラッドショップをオープン。

時を同じくしてラルフローレンやダナキャラン、カルバンクラインが頭角を現す頃、

自社のオリジナルレーベルとして「トラウザーズ・バイ・バリー」を発表し、

トラウザーズブランドとして本格的にスタートしました。

1970年代に入るとポールスチュアートやブルーミングデールズでも取り扱われるブランドとして、

一躍注目を浴びる存在となり、作りの丁寧さと頑強さが次第に評判になり、

チノーズの頂点を極めることになります。

当時これほどしっかりと作られたチノーズはありませんでした。

1980年代に入ると、ようやく日本でもその名が知られる様になります。

現在バリー・ブリッケンの仕様は、内股には補強布(シック)が付けられ、

腰ポケットの上下にカンヌキが施されています。

内側は、Wステッチになっており、ベルトループも太くてしっかりしています。

ウエストバンド(腰帯)が2つのパーツに分かれており、ヒップの縫い代もアイロンで割られています。

これはスーツなどのドレスパンツと同じ作り方で、チノーズでこの作り方をしているブランドは多くありません。


というブランドです。



自分のブログで紹介できるのが嬉しいと思える。

それくらいBARRY BRICKENというのは憧れのブランドなんです!

それでは詳しく見ていきましょう。

最初にセレクトするアイテムなので、最もアメリカらしいトラウザーズにしました。

2タックの太目チノパン。

にしては品がありすぎんだろ~~~~~w

それは生地のせいかもね?

今回使用している生地は、ちょっと特別なやつ。

BARRY BRICKENが1970年代にブレイクするきっかけは、

ニューヨークのポールスチュアートで置かれるようになったことなのですが、

そのポールスチュアートが使用していた生地と同じものなんです。



まあ、まさかポールスチュアートの生地で作って欲しいとオーダーした半年後に、

原宿のポールスチュアートが、あの重厚感のある店を閉めて移転するとは思いませんでしたけどね。


実際見てもらうと分かるのですが、ちょっと別格の生地です。

ズシっとします。ツヤがあります。

生地がもつコシだのハリだのといった、アパレルあるあるよく分からない表現は、

この生地を触れば分かりますよ。

高級チノクロスといえばウエストポイント(通称ウエポン)がよく使われますが、

さらにもっと偉い人が穿くパンツの生地って感じです!笑

また特別なディテールとしてはベルトレスってとこ。

ベルトループが無い分ストラップで調節できます。

が、その分サイズ選びがシビアになってきますよね?

なのでサイズは28~36インチまで1インチ刻みで用意してます。

まあウチの店なら当たり前でしょ?(つらいけど)

最近は2インチ刻みが当たり前になってますけどね。

これはパンツ専業ブランドだからこそ用意できることだと思うし、

お客様のためを思ったら、できるだけ細かくサイズ用意するのが当たり前だと思ってます。

(その分お店の経営はかなりキツくなるので、できれば俺もやりたくないんだけどね。)



それでもサイズが合わない。なんてことになってもご安心下さい。

スーツ並みの作りになってるので、ウエストのサイズお直しもできますので。

※お直し代は別料金です!


というわけで履いてみました。

いや~~~~~いい太さ。

といってもこのスタイルって、今ちょっと流行っちゃってない?

違うんです。今似たようなパンツを作っている人が、憧れてたパンツなんです。

時代を越えて良い物は良いという、またおなじみの流れですね!www



若い人にも履いてほしいな~。知って欲しい。

でもオーバーサイズなんてダメですからね!

なぜって、ベルトループが無いからだよ!!!流行なんて知らねーよ!w

別にトラッドに限らず、色んな履き方してくださいね~!





それではまた。お店で会いましょう。