ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国連デー」だそうです。
最近気になる服はW☆INGのMRポーゴTシャツ。
サイプレス上野さんが着ているのを見てほしくなりましたが、
WINGのHP見たら松永光弘のTシャツもあるじゃないですか!?
ミスターデンジャーステーキ食いたい。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】7CCR(セブンシーシーアール)
【アイテム】7176 George Shoes
【価格】ブランドの意向により非公開(※お気軽にお問い合わせください。)
【コメント】
今季も届いております!7CCRと書いてコルプスクムレベルソ!
でもコルプなんて俺も1回も言ったことないので、セブンシーシーアールとお問合せください!
それでは久々のご紹介となるので、まずはブランド紹介からどうぞ。
7CCRは、2016年春夏にスタートした靴ブランド。
トスカーナ州で昔ながらのハンドメイドにより生産される靴。
ブランド名の由来は、 7 Corps Cum Reversoの頭文字となり、
7は靴の製造における7つの工程から、また Corps Cum Reverso(コルプスクムレヴェルソ)は、集大成の裏返しという意味を持つ。
常時5~6人程度のチームを編成し、それぞれのメンバーはイタリアのモード界を始め、
各国のファッション業界で活躍してきた人達。
職種もデザイナー・コーディネーター・バイヤー・靴職人など多岐に渡り、
それぞれの分野の持ち味を活かし、デザインから制作までを行っています。
造詣の要となる木型は、1970年代のヴィンテースニーカーから採用。
ソールやシューレースなどの部材も、イタリア国内で調達したオリジナルパーツを元に作製されています。
というブランドですが、少し前のdiariesのラインナップでは考えられなかったブランドなんじゃないかなと思うわけです。
というのは、ベーシック・トラディショナルなテイストから、ワーク・ミリタリーといったジャンルの服が多い中、
デザイナーズなどのブランドはSemohくらいしかありませんでした。
最近はウチの店もTENDERやQuilpなどデザイナーズとして括られるブランドが増えてきましたが、
この7CCRはさらにそれを突き詰めたような「アルチザン」というジャンルに括ってもおかしくありません。
え?グイディの革使ってるだけだろって???
あれ~?やっぱり俺の考えは浅いですかね~?www
いやいやそんなことはないんですよ!
僕らの世代だとカルペディエムを始め、前述のグイディ、キャロルクリスチャンポエル、ジョルジオブラットなどもありましたが、
あの辺が好きな人ならすぐに分かる、というか感じることができるかもしれません。
まあ個人的にはアルチザン系の服は着てなかったのですが、(いや体型的に着られなかったというのが正しいか・・・)
ブルーノボルデーゼが出してたアルチザン寄りの靴を履いてたこともあり、
それと同じようにアルチザン系のテイストをまといつつ、カジュアルに落とし込めているのが良いですね。
なので、7CCRのお蔭で久々にファッション熱が高まり、久々にチンドン屋みたいな恰好もしてみたいなと思う今日この頃。
もしかしたらノームコアの反動かな?なんて思ったりもしますが、そもそもノームコアなんてファッションで括るものではないと考えてますし、
そもそも私がファッションを語るべきではないと思ってますから!!!
とにかく7CCRの良いところは、ファッションが1周してたどり着いた1つの答えだと思ってください。
モードとストリートが同居した、他の靴にはない雰囲気を持っています。
まだまだ言い足りないですが、俺のことはどうでもいいので、商品をちゃんと見てやってください。
で、おなじみグイディのリバースレザーを使ったやつです。
みなさんご存じでしょうか?GUIDI(グイディ)のレザーを。
その革が持つ表情や質感は、月並みな表現ですが唯一無二としか言いようがありません。
なので、グイディのレザーに関しては百聞は一見に如かずです。
実は私も15年ほど、グイディのブーツを履いています。
まだグイディ&ロゼリーニだったので、アルチザン系よりはワーク系ですね。
汚いと思わるかもしれませんが、グイディの革ってそんなもんなんです。
当時は周りの人に聞いても、誰も手入れ方法が分からなかった。
今じゃこうやってネットで調べればそれとなく分かりますけどね。
でもその分、自分で考えてトライ&エラーを繰り返し、数年経ってようやく誰の物でもない、自分だけのレザーになった気がします。
このグイディのブーツを手に入れたおかげで、ポールハーデンを手に入れなくても満足できました。
グリズリーブーツを持っていたおかげで、ウエスコやホワイツを履かなくても満足していたように。
それがこのグイディのリバースレザー。
右から左へ15年の歳月が経つとこうなるんです。悲惨でしょ!?wwwww
さすがにもうちょっとキレイに履きたいという方は、店頭で聞いてください。
電話やメールでは教えませんよ!私も色々苦労してきたので!
でもね~、本当に正解が無いのがこのグイディの革なんです。
綺麗にも履きたいし汚くも履きたい。
だからこそこんな靴を待っていたんです!!!
なので、結局先シーズンは7CCRの靴を3足も買ってしまいました。
というのは、この7CCRというブランドはただの靴ブランドと考えない方がいいです。
靴がメインですが、あくまでもデザイナーズブランドになるため、
どんどん新作が生まれ、そのシーズンでしか作られないものがどんどん出てきます。
しかもアルチザンの系譜となると、作品として残しておきたいアイテムも出てくるでしょう。
マイッタネ。
というわけで、本日ご紹介する靴も新作になります。
こちらは品番7176というタイプ。
改めて申し上げますが、デザイナーズブランドには品番だけで商品名が付いてないブランドがございます。diariesだとSemohもそうでしたね。
なので、お客様にとって分かりやすくするため、またご注文をいただいた際にミスが起こらないようにするため、
さらには俺が楽しく仕事できるように、diaries流に勝手に商品名を付けさせていただいております!
で、この7176というタイプは、今回「George Shoes(ジョージシューズ)」と名付けさせていただきました!
ではその理由を説明いたします。
まずご覧いただきたいのが、このアッパー(甲を覆う革の部分)のクオーター(くるぶし周りの部分)の高さ。
左側のグイディのチャッカと比べると、若干高さがあるのがお分かりになるでしょうか?
いや、写真で見ると高さは一緒かもしれないけど、靴底の高さが違うので、その分引いて考えてください。
そしてもう一か所。
チャッカなのに、アイレット(靴ひもを通す穴)が3列あること。
このチャッカより高さがあることと、アイレットが3列ということから、
「ジョージブーツ」という革靴が元になっているのが分かります。
ジョージブーツというのは、イギリスのジョージ6世が好んで履いていたことから呼ばれるようになった革靴。
言い換えれば、ジョッパーブーツを靴ひもにしたような感じでエレガントなんです。
だからdiariesでは「ジョージシューズ」と名付けさせていただきました。
一応George Shoesまたはジョージシューズでは検索しても出てこなかったのでいいかな~と。
もし今後George Shoesでdiaries以外に引っかかれば?つまりそういうことですね!
今んとこジョージコックスしか上がってこないです!
これを知っちゃうと、革靴好きにはたまりません!
ジョージブーツのスニーカータイプがあって、さらにそれがグイディレザーだなんて!!!
ここまではdiariesらしいウンチク満載の変態的視点でしたが、
次はちゃんとデザイナーズらしいところを見ていきましょう。
こちらをご覧ください。
もうちょっと寄ってください。
靴の外側になりますが、ここだけ見るとアッパーがヴァンプとクオーターで分かれているんだと思います。
しかし!逆から見ると驚愕の光景が!?!?!?
通気口???そこじゃない!!!
アッパーが分かれておらず、なんと1枚革で作られているんです!!!!!
実は7CCRの靴の殆どが、1枚の革でアッパーが構成されるようになっています。
前回のチャッカやスリッポンもそう。
しかし、このような靴紐タイプで1枚革というのはちょっと見たことないですね。
正面からもどうぞ。
このステッチ1つとっても、デザイナーの苦悩が伝わってくるようでしょ?
ぐるっと1枚革で巻いても、タンの部分だけは革を当てていますが、
右側の羽根のカットとタンのステッチのカーブがピッタリ合うのが見て取れます。
いや~すごいわ。
そして7CCRはパーツまですごいです。
ここは靴紐までオリジナル。
実はタッセル状にしている元の部分は金属でできています。
なので踏んでも割れる心配もなく、靴紐の付け外しも楽ちん。
これ結構大事ですよね。最近だと紗乃織靴紐(さのはたくつひも)とか。(あ、紗乃織靴紐は当店でも取り扱ってますよ!)
またソールも。
ソールはレザーとレザーの間にEVAソール。
このレザーがまた馴染んでくれるんで、夏はずっと素足で履いてました。
またこのレザーが〇〇〇〇〇〇のレザーなのですが、これは店頭だけの秘密です。
(ネットに書かないでねって言われてるので。悪しからずご了承ください。)
ま~恐らくブラックが人気なんでしょうけど、
私のグイディのような靴が欲しい方は、ナチュラルの方も検討してみてください!
サイズは女性も履けるサイズ6(24~24.5㎝程度)から、サイズ11(28~28.5㎝)までご用意しております!
しかしサイズレンジが広い分、各サイズ1足づつです!お早めにご検討下さい!
それではまた。お店で会いましょう。