comm.arch.(コムアーチ)のWholegarment Knitted Tee

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「呉服の日」だそうです。

呉服と言ってもね、我々アパレル業のほとんどが着物のことをよく知らないわけですよ。

でも、本当にすごい織物って見るとやっぱり違います。ものすごいオーラがある。

 

先日、その凄い着物に触れたのですが、それはばあちゃんの納棺式の時。

棺におさまったばあちゃんの上に掛けられた着物がそれはもう美しくてね。

でもね、棺に入れるってことは、そのまま火葬するってことです。

え、、マジちょっと、、、この着物も一緒に・・・?

と思ったのですが、さすがに口には出せませんよね。

もはや職業病でございます。とんだゴミクズ野郎です。

 

俺が死んだら、革靴をしこたま入れてもらおうかな。

長い死出の旅路を歩くために。

誰にもやらんもんね!ケケケケケーーーー!(byゴミクズ)

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】comm.arch.(コムアーチ)

【アイテム】Wholegarment Knitted Tee

【価格】¥17,280-(税込)

【コメント】

もう夏ですね。

夏といえばやっぱりTシャツ・・・・・・と、その前に一度見てもらいたいのがあります。

それがコムアーチのコットンニット。

 

ちょっと間が空いてしまったので、改めてブランド紹介しておきましょう。

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2014年秋冬からスタートしたニットウェアブランド。
Joe Mc(ジョーマック)のディレクションにより、日本各地の「BORN KNITTERS(生まれながらのニッター)」の手でコレクションが作られています。
デザイナー自身は、ロンドンのセントマーチンズ芸術大学でニットを専攻し主席で卒業。
その後パリにて、クリスチャン・ディオールやジョン・ガリアーノのニットデザインを担当していました。
帰国後は国内のエージェントなどで企画・デザイン・営業を経験し今に至ります。
ブランド名のcomm.arch.はcommunication architectureの略。
日本国内紡績の糸を厳選し、現存する貴重なニットデザイナーや職人と連携(communication)し、
ニットウェアが制作(architecture)されていることから名付けられました。
とにかく素材・作り・プロセスにこだわり、全てが「Fully Fashioned」された、心地よく長く着られるニットウェアを作っています。
comm.arch.のニットコレクションは、いわば日本の「BORN KNITTERS」の集大成ともいえるでしょう。

 

というブランドなのですが、説明を読むと分かる通り「ニットブランド」であるというのが分かるかと思います。

当然秋冬の方がポテンシャルは発揮できるでしょう。(それは作りこめる殆どの服に言えることですが。)

だから強いて言うならば、ニットブランドであるコムアーチは、春夏では不利になるはずなんです。

しかし、だからこそ、限られた条件の中でどんな面白いアイテムをリリースしてくるのか?分からないだけに楽しみは倍増でございます。

 

お客様の反応を見ていても、「ニットって暑くないんですか?」「これ夏に着る服ですか?」とご質問をいただきます。

もちろん夏物なのは当たり前ですが、それだけ未だコットンニットの良さを知らない方が多いということなんですね。

だから、決してコットンニットのマーケット・需要が狭いというのではなく、これから開拓の余地があるということ。

コットンニットの良さを伝えていくと同時に、コムアーチの春夏もどんどん広まっていくと考えています。

 

だからTシャツを探す前に・・・というわけなんです。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

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こちらはWholegarment knitted tee。

Wholegarment=ホールガーメントとは製法のこと。

日本の島精機という会社が開発した世界初の「無縫製横編み機」で編まれた服で、縫い目の無いニットウェアです。

裾から首まで、機械が止まることなく、またニットの編み目を増減させながら一度に編まれていくんです。

不思議ですね。

 

だからここも縫ってない。

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縫ってない。編んであります

 

裾のリブ編みも。

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(これよく見るとリブ編みの上と下で、表裏変えてるの分かります?ニクイね~)

 

袖口も。

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(ここも袖口だけ裏使い。ニットでできることはとことんやる。これぞニットブランドの矜持と言えるでしょう。)

 

ネックまで。

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これぜ~~~~~~~~んぶ編み!!!!!

 

ということはですよ、1枚の布と考えることができます。

1枚の布がグルッと体を包み込んでくれる服。

どんなものか想像できますか?

まさに「身に纏う」という表現がピッタリな服。

第2の皮膚と言ってもいいくらいの着心地なんです!

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だから「アレ?俺、服着てたっけ?」となります。嘘です。言いすぎました。

 

そしてお次は素材。

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世界三大綿の一つである「スーピマコットン」

アメリカ南西部で作られている長繊維。

希少種に入りエジプト綿とアメリカ綿の異種交配で作られたそうです。

 

高級綿=肌触りが良いというのは、なんとなくお分かりかと思います。

そして高級綿の説明に多いのが「長繊維」という言葉。

ということは、長繊維=肌触りが良いということになりますね。

これはなぜでしょう?

糸は繊維からできていることを考えてみてください。

繊維の1本1本が長いということは、繊維の繋ぎ目が少ないという事。

だから糸の太さが均等になり、肌触りが滑らかになるんです。

 

もちろん肌触りの良さは、繊維そのものの質にもよると思いますが、

「なぜ長繊維が素晴らしいか」ということをご説明させていただきました。

 

 

そして、そんな素晴らしい製法と素晴らしい素材を用いて、これまた素晴らしいカラーリング。

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左・Navy/Mist/Yellow dust

右・Cloud/Mist/Coalmine

コムアーチは、色の名前までドラマチックなんです。

ネイビーはそのままですが、白い部分をMist=霧、オレンジの部分をYellow dust=黄砂、

ライトグレーの部分はCloud=雲、グレーの部分はCoalmine=炭鉱と表現しています。

 

このように、自然にあるものをイメージして色を出すのも、ニット製品らしいところではないでしょうか?

 

 

ニット好きな人が作ったニットウェアは、正に「好きこそものの上手なれ」という言葉がピッタリはまります。

ネットショップ(通販)はこちら!
comm.arch.|Wholegarment Knitted Tee|Navy/Mist/Yellowdust
comm.arch.|Wholegarment Knitted Tee|Navy/Mist/Yellowdust

それではまた。お店で会いましょう。