Phil Howard(フィルハワード)のSlip-on

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「もつ焼の日」だそうです。

ホルモンもいいね。

今年のフジロックは、いつにも増して屋台も充実してるみたい!

あそこで食べるメシは、いつもの3倍増しなんだよな~!値段じゃなくて!美味さが!

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まずはハイネケンで乾杯。

もち豚、タイラーメン、パエリア、天国バーガー、、、

食ってばかりいる俺に、妻が「あんた何しに来たのよ!!!」と一喝。

その答えが「だってお腹減ったんだもん・・・」と、我ながら本当に情けないですね。。。

ああ、ピザ食いたい

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

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【ブランド】Phil Howard(フィルハワード)

【アイテム】Slip-on

【価格】¥37,800-(税込)

【コメント】

ひとまず、2016年春夏の長い長い闘いも終わりが見えてきました。

astorflexのデザートブーツ、diaries別注のwhite&co外羽根ストレートチップ、

ロンドン買い付け分CC41グレンソン&チャーチ、イレギュラーで出たラッセルモカシンのトリプルヴァンプ、

クイルプ、グリズリーブーツと超大物が続き、今度はレアなサンダルが2型と、

よくもまあこんな小さな個人店で、ここまで靴を揃えたよなと自分で自分を褒めたいです。

今季は本当に靴に恵まれたラインナップでございました。しかも変態的なね。

そんな変態靴ラインナップを締めるに相応しい靴が、またまたイギリスから到着しました。

もう誰もついてこれないでしょう。

 

それではまずはブランド紹介から。

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Phil Howard Clogs and Leatherworkは、イギリスの民族舞踏「モリスダンス」の靴を作るメーカーとして、

マンチェスターのストックポートという町に1982年に設立されました。

その靴は伝統的に木のソールを成型して作られ、ダンサーがステップを踏めるよう独特の形をしています。

 

このような靴を作る工場は、1800年代にはイギリス北部からスコットランド南部にかけて数多くありましたが、

1900年代半ばにはラバー製品などの広まりと共に殆ど消滅してしまいました。

現在は数人の職人がその伝統を継承するのみとなっています。

製造工程は全て一人の職人が行っています。

木は森に生えているハンノキ・ブナ・プラタナスなどを伐採し、丸太の状態で1年間寝かせ水を抜き、組織を安定させます。

そこから旋盤やナイフなどを使い、削りだしていきます。

またアッパーに使用する革のなめし、ネイル打ちに至るまで手作業で行われている貴重なシューズです。


というブランドです。

ちなみに職人さんはこんな人です。

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ちょいと飲み過ぎ。赤ら顔のイギリス人ですね。

そしてこの方もまた、、、(閲覧注意!)

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指をカットしてしまいました・・・

フェルナンドレザーを作ってたスティーブに続き、なんでウチの店の靴ブランドのおじいさん達はこうなんでしょうか???

 

というわけで、先ほど変態的などと言ってしまいましたが、数百年の歴史を持つ民族的な靴で、

一生懸命おじいさんが作ってくれている貴重な靴でございました。すいません。

改めて、フォークロアな靴と言い換えましょう。

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まあご覧の通り「木」なわけなんですよ。気になるでしょ?

どこまでも木です。

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これがね、歩きにくいかというと、意外とそうでもなかったりして。

ブランド説明にもある通り、そもそもダンスを踊れるくらいの代物なのです。

ダンスダンスダンス。

その秘密は多分これ。

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このクイッと上がったつま先。

こんなの歩きにくいと思うでしょ?

でもね、diariesではとっくの昔に似たような形の革靴を扱っておりました。

比較画像がこちら。

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そうです。William Lennon(ウイリアムレノン)です。

このウイリアムレノンもHill Shoesというモデルで、羊飼いが履いてた靴。

どちらも古くから伝統的に履かれてきた形なんです。

 

そしてなぜどちらもつま先が上がっているかというと、当然ソールが固いから。

普通の革靴は、最初はソールが平坦でだんだん反りかえってきて馴染んでくるのですが、

木はそもそも曲がらないので最初から反らせているのはもちろん、

ウイリアムレノンもトリプルソールなので硬すぎるからか、最初から反らせてあるんだと思うんです。

 

ちなみに気になる履き心地ですが、意外と良いです!

もちろん「見た目は履き心地が悪そう・・・」という思いの分、補正されてもいますがね!

ただ、実際に履いてみた私の感想としては、

ウイリアムレノンや、別注したクイルプのようなダブルソールのトリッカーズと同じくらいだと思います。

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さらにもう一つ地味に面白いのが、アウトソール。

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こちらは木そのままではなく、ハーフラバーで仕上げてあるのですが、

一見ダイナイトのコマンドソールかと思いきや???

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Logger?=ロガー?木こり???

まさかの山歩き用のソールが搭載されておりました。

ガンガン歩いてくれということなのか?

それとも、ウッドソールにかけてこれを選んだのか?

どちらにしろ、これだけで靴好きの私は興味をそそられるってもんです!!!

さらには、この部分の雑な仕上げも思わず笑っちゃいますけどね!

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削りだしというか、削りっぱなし!あえて磨きませんよ!

 

また、つい特徴的なソールばかりに目が行ってしまいますが、レザーもハイクオリティ。

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アッパーはHorween(ホーウィン)社のレザーを使用しております。

ヌメ革もツヤがあって素晴らしいのですが!

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色物の革は、天然染料を使用して職人自ら手作業で染めております。

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ゆえに、よく見るとムラのある質感に仕上がってます。

 

ディテールの説明はこんなところです。

次は、どうやって履いたらいいの?ってとこですかね。

初めて見る靴だけに、すぐには思い浮かびませんでした。

 

個人的には、女性ならサボとして簡単に合わせられますね。

 

セモーのワンピースに合わせて。

もちろん、レディースサイズで23.5㎝からご用意しております。

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で、問題のメンズ。

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Shirt/TENDER Co. (Tail Shirt)

Pants/Gramicci (Dead stock) ¥8,424-

まずはこちらもサボっぽく、サンダルを履くイメージでラフに。

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これはこれでいいとして、でもただ変わった靴を履いてるだけで、良さは際立ってませんね。

 

とりあえず、個人的に購入したヌメ革の方で合わせてみました。

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Jacket/TENDER Co. (Allotment coat) ¥84,240-

Tee/Schiesser (Karl-Heinz) ¥12,960-

Pants/Daily Wardrobe Industry (Baker Pants) ¥18,360-

パンツは太くてゆるめのシルエットが合いそう。

秋になったらソックスを履いて秋服に合わせてもいいですね。

あと、この状態よりもうちょっと色が落ち着いてくれたら、色が濃くなってくれば合わせやすくなると思います。

ナチュラルのままなので、ひとまず白を基調とした同系色で。

 

次はブラックの方。

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Tee/WORKERS (AB Border S/S Tee)

Pants/Yarmo (Work Pants)

こんなボーダー×ストライプの合わせなんて、30代になって初めてしたのではないでしょうか!?!?!?

こんな禁じ手を出してしまうくらい、「全力でオシャレを楽しんでやる!」と久々に思わせてくれたアイテムになりましたね。

こんな合わせを見ていると、だんだんこの靴がフット○コーチャーのようなロックぽい靴に見えてくるから不思議です。

黒い革とスタッズのせいかな?そうなるとアンダー○バーやナンバー○インみたいな服にも合いそうです。

意外とモード寄りだったりして。

コム○ギャルソンの服に合わせるのはもちろん、ヴィヴィアンのロッキンホースにも通じるものがありますね!

ワールズエンド欲しくなってきた!

 

 

しかし2016年上半期は靴が増えたね。俺のワードローブにも。

だから毎回着る服が新鮮で楽しい。

今まで着てた服を、靴を変えるだけで全然違った服装に見えてしまいます。

なんだか当たり前のこと言ってますが、様々な靴を履けば履くほど分かること。

靴の凄み。

 

そしてまた、今までみたことなかった靴に出会ってしまった。

ということは、今まで出会ったことのない服装を楽しめるわけです。

 

私と一緒に洋服を楽しみたい方は、是非。

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。