インディアンジュエリーフェア開催決定!
日時・10月23日(日)12:00~20:00
ご来店お待ちしております!!!
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)」だそうです。
というわけで、吃音症の私にとって1年で1番暗くなる日です。どうぞよろしく!
吃音に関してはもう一生付き合うことになると思って割り切ってますが、
やはり「吃る(どもる)」と焦ります。
最近は、自分の中で吃音との向き合い方が良くなったのか、症状は軽くなりました。
でもたまにどうやっても上手く話せない時があって、その時は電話に出ないこともしばしば。
だから、diariesに商品の問い合わせをする時は、メールが確実です!!!!!www
いやでもマジで仕事に差し支えてるからね。
ぶっちゃけこれで普通に売り上げ落としてるでしょ?
営業マンの時も、どもっている間に電話切られたりね。泣きました。
でもね、殆どの人が当たり前のようにできることができないというのは、非常に重要な経験だと思っています。
この経験が積み重なると、精神が崩壊するかしないかギリギリのところで生きることになります。
そしてその人は深い深い闇を抱えます。
しかしその闇は生きるための原動力になるんです。
私は、人が行動するためのエネルギーって、どちらかというと闇からくるんじゃないかなと思うんです。
底抜けにポジティブで明るい人なんていません。
そんな人は、明るい分だけ暗い部分も持ち合わせてるはず。
一見すると大人しくて暗いと思われる人は暗いのではなく、例えると「凪」のような状態だと思います。
そりゃ精神的には凪のように落ち着いているのが理想です。
しかし一念発起して今のように独立できたのは、
もう独立して自分で自分を追い込まないとダメなような気がしてて、
そんなエネルギーを与えてくれた吃音症には、今は感謝しています。
で、毎日こうやってブログに打ち込めるのも、
話したい時に話せないフラストレーションが溜まりに溜まっているからなんです。
そう、つまりこのブログは俺にとってのカタルシス(浄化)なのかもしれません。
なぜダイアリーズのブログが面白いかって(いや自分ではそう思ってないけど、それなりに見てくれている人がいるので)
やっぱり人の闇を覗くって面白いわけですよ。
そしていつも最後には洋服を通してカタルシスを得ている私と共鳴して、読んでて気持ちいのかな~なんて。。。
ああ、でももっと気持ちいい吃音の歌がありました・・・
じゃ、今日のカタルシスです。(←言いたいだけ)
ドウゾ!
【ブランド】TENDER Co.(テンダー)
【アイテム】Type425 Double Cuff Flat Jacket
【価格】¥73,440-(税込)
【コメント】
これにて2016年秋冬のテンダーの紹介は最後になります!
遅ればせながら、でもやっと寒くなってきてちょうどいい時期に届いたテンダーのアウター。
このジャケットは、実は私にとっても1年越しで待ちに待ったアイテムになります。
というのは、昨年発売されたボックスクロスという生地(後ほど詳しく説明します)がありまして、
去年は買い逃してしまったんですよ。
でもテンダーらしいヘヴィーな生地で、さらにこの生地はテンダーではあまりみない「機能性」すら持ち合わせてて、
ずっと忘れられなくて。
そうしている内になんと今季も発売されることを展示会で知り、ようやく私も購入することができました。
それではまずは気になるその生地から説明しましょう。
こちらはBOX CLOTH(ボックスクロス)という名前の生地。
触った感じはフェルトのようですが、非常にタイトに織られさらに極度に縮絨を入れたウール生地です。
この生地はもともと、馬車を操作するCoachman(御者=運転手)が風雨から身を守るために使われていたマントの生地。
そしてこの御者が座る運転席の事をBOXと呼ぶことから、BOX CLOTHという名前になったそうです。
確かに雨風を通さないくらい目が詰まった生地。
そこで私は早速買った私物で実験をしてみました。
水を一振りポタポタっと、、、
あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ!
水をこぼしたと思ったら、下に向かって流れていったんだ。
催眠術だとか撥水加工だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
と、思わず口調が変わるほどの驚きを覚えましたよ!
実はこのボックスクロスの最大の特長は、先ほど「風雨から身を守るため」と書いたように、
まずは風を通さないくらい目を詰めて織り、
そしてフェルトの毛の向きを全て下に向けて、落ちてきた水を弾くように作られているんです!!!
とはいえ、まあ着こんできたら気の向きも変わったりすると思うので、水を弾く効果も薄まると思います。
それでも、これまでテンダーの生地というのはゴリゴリでヘヴィーで経年変化を楽しむ素材が多い中、
このようなアウトドア的機能性まで兼ね備えた生地はあまり見られなかったので、どうしても欲しかったんです。
では次にディテールの説明に移ります。
こちらはDouble Cuff Flat Jacketという名前が付いています。
まずはDouble Cuffについて説明しましょう。
とその前に、ダブルカフスではなくダブルカフということに気を付けて下さい。
こちらがダブルカフです!
なんか不思議でしょ?
どうなるかというと、、、
パッカ~ンと開きます!そんだけ!
これは笑いました!
デザインソースは貴族のシャツ。
貴族が着る服のシャツの袖口に、フリルを付けるボタンが何個かついており、そこから着想を得たとのこと。
また実はそれだけでなく、カフの開き方にも秘密があります。
実はこのカフ、袖の縫製の巻きが逆になっており、この写真のような仕草をすると、勝手にカフが開くようになっています。
これは時計を見やすくするための作り。
これは医者が着るドクターシャツで見つけたディテールだそうです。
だからこんなバカそうに見える袖口でも、時計のフェイスが外側でも内側でも見やすくなるよう、ちゃんと考えられたジャケットなんですよ!
そしてこのディテールの面白いところは、古いディテールをそのままではなく、
組み合わせて全く新しいディテールに生まれ変わっているのが素晴らしいです!
ダブルカフ!!!爆
そして次にFlat jacketの意味。
こちらは肩から袖口にかけて、まっすぐに縫製されているパターン。
この理由はちゃんと確認してないので、私の想像で書きましょう。
まずはダブルカフを作るために、袖の上と下に縫製部分を持ってこないといけなかったから。
それで肩と脇の縫い目を袖につなげています。
こうの合理性はテンダーらしいですね。
そしてもう一つの理由がシルエット。
じつはボックスクロスを使ったアイテムは、いつものサイズよりワンサイズ大きく作られています。
オーバーサイズで着てねってこと。
なぜなら先ほど申し上げたように、ボックスクロスがマントだったから。
バサッと羽織るように着てほしいのと、マントのような肩から袖にかけてフラットなシルエットを作りたかったんだと思います。
そしてボタンも変更されています。
またデッドストックのメラミン樹脂のボタンですが、この懐かしい色のグリーンがたまらないですね。
またポケットは大き目で深い作りになっています。
というわけで、早速着てます!
いやもうゴリゴリですいません!!!
でもちょっとオシャレに、マントというストーリーを踏まえて、マントを着たように上のボタンだけ留めてみました。
シルエットもいつものような正方形に近い形ではなく、縦長の形なので細身のパンツにも合いますよ!
あまりやらない黒が多めのコーディネートになってますが、今季のテンダーのテーマカラーがブラックなんです。
それで黒を基調とした合わせに。
また、昨年のボックスクロスはネイビーのみでしたが、今季はブラックのみとなっております。
ブラックボックスクロスです。都議会(ブラックボックス)みたいです。
残るサイズは1,2,3がそれぞれ各1点づつとなっております。
お早目にどうぞ!
そうそう!ちなみに明日はインディアンジュエリーフェアです!
先ほど内容を確認したのですが、、、
「お店に早く来た人だけ驚きの良い事があるよ!」とハイスタ的なことしか言えません!
もちろん電話や、これに関してはメールでも一切お答えしませんので、悪しからずご了承ください。
それではまた。お店で会いましょう。