7CCR(セブンシーシーアール)の7175 Derby Shoes

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「催眠術の日」だそうです。

 

なんか今日はお客様の数が多いなと思ったんです。

祝日だったんですね!!!!!

 

次の休みに行きたいイベントを紹介しちゃいます。

茨城は大洗水族館で開催されている「毒☆ラボ」!(勝手に☆つけてみた)

毒を食らわば魚まで

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】7CCR(セブンシーシーアール)

【アイテム】7175 Derby Shoes

【価格】ブランドの意向により非公開(※お気軽にお問い合わせください。)

【コメント】

今季も届いております!7CCRと書いてコルプスクムレベルソ!

でもコルプなんて俺も1回も言ったことないので、セブンシーシーアールとお問合せください!

 

それでは久々のご紹介となるので、まずはブランド紹介からどうぞ。


7CCRは、2016年春夏にスタートした靴ブランド。

トスカーナ州で昔ながらのハンドメイドにより生産される靴。

ブランド名の由来は、 7 Corps Cum Reversoの頭文字となり、

7は靴の製造における7つの工程から、また Corps Cum Reverso(コルプスクムレヴェルソ)は、集大成の裏返しという意味を持つ。

常時5~6人程度のチームを編成し、それぞれのメンバーはイタリアのモード界を始め、

各国のファッション業界で活躍してきた人達。

職種もデザイナー・コーディネーター・バイヤー・靴職人など多岐に渡り、

それぞれの分野の持ち味を活かし、デザインから制作までを行っています。

造形の要となる木型は、1970年代のヴィンテージスニーカーから採用。

ソールやシューレースなどの部材も、イタリア国内で調達したオリジナルパーツを元に作製されています。


 

というブランドですが、少し前のdiariesのラインナップでは考えられなかったブランドなんじゃないかなと思うわけです。

というのは、ベーシック・トラディショナルなテイストから、ワーク・ミリタリーといったジャンルの服が多く、

その結果ファクトリーブランドと呼ばれるジャンルの服が多かったように思います。

しかし最近はウチの店もTENDERやQuilpなどデザイナーズとして括られるブランドが増えてきました。

そしてこの7CCRはさらにそれを突き詰めたような「アルチザン」というジャンルに括ってもおかしくないブランド。

 

え?グイディの革使ってるだけだろって???

あれ~?やっぱり俺の考えは浅いですかね~?www

 

いやいやそんなことはないんですよ!

僕らの世代だとカルペディエムを始め、前述のグイディ、キャロルクリスチャンポエル、ジョルジオブラットなどもありましたが、

あの辺が好きな人ならすぐに分かる、というか感じることができるかもしれません。

まあ個人的にはアルチザン系の服は着てなかったのですが、(いや体型的に着られなかったというのが正しいか・・・)

ブルーノボルデーゼが出してたアルチザン寄りの靴を履いてたこともあり、

それと同じようにアルチザン系のテイストをまといつつ、カジュアルに落とし込めているのが良いですね。

 

なので、7CCRのお蔭で久々にファッション熱が高まり、久々にチンドン屋みたいな恰好もしてみたいなと思う今日この頃。

もしかしたらノームコアの反動かな?なんて思ったりもしますが、そもそもノームコアなんてファッションで括るものではないと考えてますし、

そもそも私がファッションを語るべきではないと思ってますから!!!

 

とにかく7CCRの良いところは、ファッションが1周してたどり着いた1つの答えだと思ってください。

モードとストリートが同居した、他の靴にはない雰囲気を持っています。

 

まだまだ言い足りないですが、俺のことはどうでもいいので、商品をちゃんと見てやってください。

で、おなじみグイディのリバースレザーを使ったやつです。

みなさんご存じでしょうか?GUIDI(グイディ)のレザーを。

その革が持つ表情や質感は、月並みな表現ですが唯一無二としか言いようがありません。

なので、グイディのレザーに関しては百聞は一見に如かずです。

実は私も15年ほど、グイディのブーツを履いています。

まだグイディ&ロゼリーニだったので、アルチザン系よりはワーク系ですね。

汚いと思わるかもしれませんが、グイディの革ってそんなもんなんです。

当時は周りの人に聞いても、誰も手入れ方法が分からなかった。

今じゃこうやってネットで調べればそれとなく分かりますけどね。

でもその分、自分で考えてトライ&エラーを繰り返し、数年経ってようやく誰の物でもない、自分だけのレザーになった気がします。

このグイディのブーツを手に入れたおかげで、ポールハーデンを手に入れなくても満足できました。

グリズリーブーツを持っていたおかげで、ウエスコやホワイツを履かなくても満足していたように。

それがこのグイディのリバースレザー。

右から左へ15年の歳月が経つとこうなるんです。悲惨でしょ!?wwwww

さすがにもうちょっとキレイに履きたいという方は、店頭で聞いてください。

電話やメールでは教えませんよ!私も色々苦労してきたので!

でもね~、本当に正解が無いのがこのグイディの革なんです。

綺麗にも履きたいし汚くも履きたい。

だからこそこんな靴を待っていたんです!!!

 

なので、結局昨年だけで個人的に買った7CCRの靴は4足!!!

実は久々に「集めておこう」と思ったブランドです!

 

というのは、この7CCRというブランドはただの靴ブランドと考えない方がいいです。

靴がメインですが、あくまでもデザイナーズブランドになるため、

どんどん新作が生まれ、そのシーズンでしか作られないものがどんどん出てきます。

しかもアルチザンの系譜となると、作品として残しておきたいアイテムも出てくるでしょう。

マイッタネ。

 

というわけで、本日ご紹介する靴も新作になります。

一見ただのスニーカーの様を呈してますが、こちらはダービーシューズになります。

先シーズンも同様のジョージブーツが出てましたが、それの短靴版といったところ。

ジョージブーツが先にあったからこそ、これもダービーと言えるでしょう。

 

ちなみに品番は7175というタイプになります。

改めて申し上げますが、デザイナーズブランドには品番だけで商品名が付いてないブランドがございます。diariesだとKUONもそうです。

なので、お客様にとって分かりやすくするため、またご注文をいただいた際にミスが起こらないようにするため、

さらには俺が楽しく仕事できるように、diaries流に勝手に商品名を付けさせていただいております!

で、この7175というタイプは、今回「Derby Shoes(ダービーシューズ)」と名付けさせていただきました!

 

そして7CCRのジョージブーツといえば、衝撃のワンピース(一枚革)でしたが、

もちろんこちらもつながっております!!!!!

一枚革のダービーシューズ!

実は7CCRの靴の殆どが、1枚の革でアッパーが構成されるようになっています。

昨年のチャッカやスリッポンもそう。

しかし、このような靴紐タイプで1枚革というのはちょっと見たことないですね。

 

また実はこのワンピースというのは、ものすごくコストがかかる代物でして。

なんでかっていうと、普通の靴って小さい革を組み合わせて作られるものですが、

一枚革となるとキズが付いてない部分を大きく使わないといけないので、革のロスが増えるんです。

 

そして7CCRの靴は、シューレースまですごいです。

ここは靴紐までオリジナル。

実はタッセル状にしている元の部分は金属でできています。

なので踏んでも割れる心配もなく、靴紐の付け外しも楽ちん。

これ結構大事ですよね。最近だと紗乃織靴紐(さのはたくつひも)とか。(あ、紗乃織靴紐は当店でも取り扱ってますよ!)

 

またソールも。

ソールはレザーとレザーの間にEVAソール。

このレザーがまた馴染んでくれるんで、夏はずっと素足で履いてました。

この薄さで沈みが出るほど馴染んでしまう革は、これはおそらく〇〇〇の革でしょう!?(店頭でドウゾ!)

 

そして昨年1年間で履きこんだ私物の登場です。

左が〇か月で右が〇か月!?ってわけではありません!

この違いは、実は時間ではなく手入れの仕方が違うんですね~。

なぜでしょう?

それはね、当店でお買い上げいただいたお客様のみの体験とさせていただきます。

悩みに悩んで楽しんでほしいですね。

さらにこの手入れは、ただの方法ではなく、このレザーに対する思想や概念といったものにまで関係してきます。

それくらいの靴です。

 

語ろうと思えばいくらでも語れますが、長くなるのでこの辺で。

あとはお店でどうぞ~!

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。