ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「Tシャツの日」だそうです。
最近はもっぱらTシャツでつね。コダワリのTシャツアリ〼。
先日Twitterを眺めてると、トレンドワードになぜかブラフマンの「SEE OFF」が!?
なんで!?と思ったら、アメトークの甲子園芸人で人気の応援歌で2位だったんですね~。
しかも知人から聞いたのですが、このSEE OFFを初めて野球の応援で使用したのは日立一高だとか。
そしてそれを全国の舞台、つまり甲子園で広めたのは我らが常総学院だそうです。
サッカー一筋の私は、あまり野球に興味はありませんが、甲子園は別ですね。
常総学院に対する愛校心はないですが、甲子園で応援するという体験は別格ですね。
SEE OFFの応援だけ参加してみてぇ!!!
それにしても、先日のMステでのKEN YOKOYAMAといい今回のSEE OFFといい、
AIR JAM世代としては非常に嬉しいです!!!
1998年の豊洲の夏を思い出しますね~!思えばフジロックも同じ場所だったんだよな。
98年といえば、SKA OF IT ALLも思い出のイベントです。誰か行った人います?
あの頃ボクらはキッズでした。
本日は、そんな僕らが履いていたパンツをご紹介します。
ドウゾ!
【ブランド】Gramicci(グラミッチ)
【アイテム】Jam Shorts (Dead Stock)
【価格】¥7,344-(税込)
【コメント】
「そんな僕らが履いていた」という意味は本当です。
つまり1980~1990年代に作られたデッドストックであるということ。
クソ懐かしい青臭い夏の思い出がたくさん詰まったショーツです!!!
グラミッチも以前取り扱っていましたが、久々の紹介なのでまずはブランド紹介からどうぞ。
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「グラミチ」は、1970年代のアメリカで“ストーンマスター”と呼ばれ、ヨセミテロッククライミングシーンをリードしてきた一人のロッククライマー、
マイク・グラハム氏が、当時のクライミングウエアでは満足できず、独自の手法で機能性に富んだウエアづくりに着手し、
1982年にカリフォルニアの小さな倉庫で立ち上げたブランドです。
「グラミチ」の製品染めかつ着晒し感のある製品、グラミチパンツとグラミチショーツは伝説的なものとなり、
それらには独特の機能性、180度自然な開脚を可能にした「クロッチガゼット」や、片手で簡単に調節できる「Webbingベルト」が装備されています。
これら「グラミチ」を代表するパンツは、クライミングパンツの代名詞的存在として、たちまち全米に広がり、日本でも受け入れられています。
さらに「グラミチ」はアウトドアへの情熱を表現した個性的キャラクター「ランニングマン」がブランドのアイコンとなり、
クライマーのみならず、ファッション感度の高い若年層の間に支持を得ています。
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というブランド。
クライミングウェアを街着としても広めた第一人者ですかね。
90年代、ストリートはグラミッチに席巻されました。
ご覧の通り極太シルエット。
あの頃は他のブランドも同じようなシルエットでしたね!
20年かけてだんだん細く、さらに短くなっていきますが、
一時はダサいと思ってたこの極太も、なぜか今はカッコよく見えるという不思議。
いや、カッコよく着こなしてみたくなると言った方がいいのかな?
そういう見方ができるのは、自分なりに成長したんだと思う。
履いてみるとこんな感じ。
キュロットスカートかと思うほど!!!
思わずVANS(シュペリオールレイバー×RFWだけど)履きたくなっちゃうし!
ホントはバンドT着たいけど・・・
この太さがキッズっぽいよねー!
久々に足を通してみて思ったんですが、生地が良い。
ウォッシュをかけられているせいもありますが、目が詰まっていて強そうです。
さらにツヤもあって、いかにも質が良さそう。
さすがMADE IN USAといったところでしょうか。
ここから始まったんだよな~
噂によると、柔道着からヒントを得たという股が180度開ける「クロッチガゼット」に、
岩に掴まった状態でも、片手でウエストが締められるように設けられた「ウェビングベルト」の組み合わせ。
この2つのディテールが非常に画期的だったんですね。
現在、巷にあふれるクライミングパンツは、おそらくほとんどがこのパンツの影響を受けているのではないでしょうか?
リーバイス501のように、これ以上改善することがないところまでたどり着いてしまった、
パンツとしての1つの究極形態というわけです。
ここまでいくと文化と呼べますね。
グラミッチのアイコンであるランニングマンも、
初期はこのようにクライミングマンになっています。
まだランニングマンが誕生する前なのかな?レアですね。
また裾の方にも刺繍がありました。
ピグメントダイ(顔料染め)も初めて手にしたアイテムかもな~。
そして、店頭では奇妙な光景が広がっています。
左からGramicciのデッドストック、Rokxのデッドストック、現行のストーンマスター。
それぞれ創業者のマイク・グラハムが関わったのが、1982~1999年、2000~2006年、2007年~現在。
創業者が関わってきたすべてのアイテムが一同にご覧いただけます。
もちろん全てMADE IN USA。
このようにシルエットや色の変遷を見てくのも面白いです。
しかし、こんな光景になったのには哀しい理由がございます。
右のストーンマスターは今季入荷してきたものですが、真ん中のRokxはなんと2010年に入荷したものなんです!!!
いかにウチの店がヤバイということがお分かりいただけますでしょうか!!!!!(号泣)
デッドストックを仕入れたら、自分の店でまさかのデッドストックになってしまったという事実!ダブルデッドストック!DDS!
受け止めきれません!!!精神的にも金銭的にも。。。
そして売れないにも関わらず、また面白そうな物を見つけてしまうと、
後先考えずに仕入れてしまうダメバイヤーの悲しい性!!!!!
まあでも直せそうもないですね。
私、本当に自己中心的な人間なので、まずは自分が楽しめないと、
お客様を楽しませることはできそうにありません。
サービス業は向いてないんだよな~~~
価値観を押し付けるようですが、こんな店があったらホント面白いと思うんだけどな~
フラッと入った店で、こんな光景が繰り広げられたら一発でその店のファンになっちゃいます。
どれか一つに絞れよ!大丈夫?この店!?って突っ込まずにはいられません。
こんなことやってるから、一部マニアにしかウケない店のままなんですけどね。
こちらも大人買いをお勧めしたいところですが、サイズが微妙です。
GramicciはL(32~34インチ)、XL(34~36インチ)といった具合。
そしてRokxはS(30インチ前後)のみ。
ストーンマスターはまだMとLが残ってます。
俺はLでも履けましたが、あえてXLを選んで極太シルエットを楽しもうと思います。
それではまた。お店で会いましょう。