突然ですが、店舗休業のお知らせです。
DIARIESは4/18(土)~当面の間、店舗を休業させていただきます。
政府の緊急事態宣言及び特定警戒都道府県(茨城県)による、
営業自粛の要請を受けての判断となります。
ここからは私の愚痴となりますので、読み飛ばしてください。
これまでブログでも店舗でも、コロナの事にはほとんど触れず営業してまいりました。
当店にいらっしゃっていただくお客様は、日常から解き放たれることを求めてご来店いただく場合が多いのと、
そもそも土日でも大して混まないお店であり、常にソーシャルディスタンスがしっかり取れる店舗であるため、
クラスター化の可能性や社会に与える影響は軽微であると考えていました。
また当然ですが、私自身が「お店」というものに対して、やはり特別な思い入れがあります。
それは東日本大震災が起きた時のこと。
今と同じく見えないトンネルの出口に向かって歩を進める毎日。
我々にとって歩を進めるということは、お店を開けること。
しかし世の中は自粛ムード。
さらに当店のような嗜好的な洋服屋が、必要とされるわけでもなく、
自分のやってることが正しいのか間違っているのか、分からないままお店にいました。
放射能の恐怖におびえ暮らす中、ふとラーメンを食べたくなりました。
思い立って向かった先は、友人のラーメン屋「喜乃壺(きのこ)」。
当時はガソリンを入れるには5時間ほど並ばざるを得ず、基本的には自転車通勤。
そんな中、震災から1週間ぶりに車を動かし、節電による影響で真っ暗なロードサイドをひた走り、
目的のラーメン屋に付きました。
看板の電気は消しているけど、お店の電気は点いていた。
いつもの明かり、いつもの煮干しの匂い、いつもの味(こんな時でもブレない!)。
この「いつもの」という当たり前の大切さ。
救われたんですよ。
ちょっとした日常を取り戻せた安心感と、
「お店はいつも開いていて良い」という自己肯定感。
お店ってのは不思議な力があると感じたんです。
お店っていうか「街の灯り」って言ったらいいんですかね?
その灯りからは、人々が生きてそこにいるという安心感と、そして自分も力がもらえる気がするんです。
だから滅多なことが無い限り、俺はお店を開けていたいし、
生涯現役でお店に立ち続けようと思っています。
いつものダイアリーズを守るためにね。
だけど今回は閉めるという判断をしました。
悔しいです。
マジで強敵だわコロナ。
自分の信念を曲げてでもしないと勝てない相手。
これまでお店は、攻撃は最大の防御と言わんばかりに攻めまくったつもり。
でもコロナに対しては、守りが最大の攻撃になるっていうパラドックス。
だからやり方を変えなきゃならない。
ダーウィンが「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」と言ったように。
変わったのは自分だけじゃなく環境もかな。
震災の時よりは助成金とかの制度や発信が分かりやすくなっているから、
貰えるものは貰うし、借りれるものは借りる。
犯罪以外だったらどんな手を使っても、ダイアリーズは生き残るつもりです。
だからこれをご覧の皆さんも、是が非でも生き残ってください。
そうそう、休業中は何もしないわけではありませんからね!
むしろSNSとかオンラインショップへのアップは早くなると思いますので、
どうぞお楽しみに!!!!!
それではまた。お店で会いましょう。必ず。