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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「マネキンの日」だそうです。
洋服屋だったら必須のマネキン(DIARIESには無いんだけど・・・汗)ですが、
マネキンの語源はハウスマヌカン(ブティックの販売員・フランス語)。
でもマヌカンではなく、招金にした方が縁起がいいってことで招金=マネキン。
明日マネキン買ってくるわ!!!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】WORKERS(ワーカーズ)
【アイテム】QUEEN OF THE ROAD, Railroad Jacket
【価格】¥30,800-(税込)
【コメント】
入荷よりすでに10日程経っておりますが、殆ど試着がありません!悲しいです!
個人的にはかなりお勧めなので、結構在庫を用意したんですけどね。
そういう時に限って売れません!www(笑ってる場合じゃない。)
売れる物と売りたい物。いつもズレるんですよね、俺。
今やヨーロピアンワークが全盛の時に、こんなゴリゴリのアメリカンワークが売れないのは分かってるんですが、
頭では分かってても体が勝手にオーダーしてしまうので、止めようがないんですよね~!もはや病気。www
ま、本当に良い物は売れ残ってもいつかは売れると思ってるので、あまり気にしてはいないのですが、
インディゴだけは日焼けが怖いので、できれば早めに売れて欲しいというのが正直なところです。
そんな当方の事情はさて置き、詳しく見ていきましょう。
まず、WORKERSが「QUEEN OF THE ROAD」と名付けるシリーズは、
ほぼ採算度外視で作りたい物を作ってしまった、デザイナーが我を通しすぎたやり過ぎシリーズである、
ということを踏まえておいてください。
また、どれくらいやり過ぎてしまったかというと、QUEEN OF THE ROADを商標登録してしまうくらい。
商標登録って地味にお金かかりますからね。
俺も自分のお店を予防法務的な観点からやろうと思ったんですが、諦めたくらいなので。(弱小の辛いところです)
それくらい意気込みが違うというか、また、全力で服作りを楽しんでいるのが伝わってきます。
そんな思いと行動が詰まった服なので、そりゃ仕入れないわけにはいかないんですよ。
それでは詳しく見ていきましょう。(2回目!)
こちらのデニムカバーオールは、1920年代のBOSS OF THE ROADのレイルロードジャケットをベースにデザインされています。
しかも、色々デザインを考えたものの、ディテールがどれも面白くて、結果としてオリジナルに忠実になってしまったそう!
まずは1950年代以前のアメリカンヴィンテージの証!チンスト!
あまりに珍しいので珍ストとよばれ・・・てはいません!(寒)
そんなチンストの高めの台襟から伸びる極太のチンストラップは、左右で留められる贅沢な作り。
ドーナツボタンも際の際のキワッキワまでキレッキレに刻印されたQUEEN OF THE ROADの文字にも注目です!
さらに前開きは全てチェンジボタン。このチェンジボタンの刻印も緻密でハイクオリティです。
チェンジボタンもアメリカンヴィンテージでは、1930年代くらいまでのディテールですね!
そして最もマニアックだなと思ったのは、左胸ポケット。
生地を折りたたんで縫製されているのですが、メモ帳・ペン・懐中時計と一度に収納できる構造になっています。
このポケットのデザインも、100年前のワークウェアメーカーが一生懸命考えたと思うと愛おしくなるでしょ?
さらにこれが色落ちしたらどうなるか?
服的偏愛(ドラゴン)への道です。
さらには製作時に最も難航したという部分が、着ると見えなくなってしまうタグ。
これっていかにもWORKERSらしいエピソードだと思いませんか?www
このタグは3色刷りになっており、紺・赤・黄が別々にプリントされているのですが、
これらの色が微妙にズレているのが3色刷りならでは。味わい深いプリントです。
というわけで着てみました。
Shirt/Gitman Vintage
Pants/1ST PAT-RN
Shoes/YUKETEN
禁断のインディゴ×インディゴ!www
しかもWORKERSのスペシャル×ファーストパターンのスペシャルという、超個人的な贅沢な組み合わせで。
で、これがね、着てみて思ったんですよ。
アメリカのカバーオールではない!!!てことに。
形はヨーロッパのワークウェアなんです。サックコートみたいな。
たとえば、横の縫製が真横ではなく、背中側にあるんですね。
アメリカのカバーオールっていうと、平面的な作りじゃないですか?
前身頃も後身頃も同じ分量で。
これは、後ろ身頃の方が少ないんですよ。
ワークウェアなのに不思議ですよね?
だけど当時のワークウェアは、背中が張るような作りなのにも関わらず、
腕の上げ下げがしやすいパターンになってたようです。
これ以上は難しくて、僕の口では語れませんけどね。
そう考えると、「ヨーロッパの服作りを引きずったゴリゴリのアメリカンヴィンテージディテールを持つ服」という、
唯一無二のデニムジャケットになるんですよ。
こんな細かすぎて伝わらないディテールじゃ、そりゃ売れねーーーーーーーーーわ!wwwwww
マニアックすぎて万人にこの良さを伝えることはできませんが、できれば試着だけでもしてみてね~!
そうそう。素材は11オンスくらいなので、ゴリゴリのディテールの割には、軽くて着やすいですよ。
それではまた。お店で会いましょう。