※10/20(水)21(木)は、休店日とさせていただきます。(ワクチン休み!)
※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
※10/30(土)・10/31(日)に、インディアンジュエリーとチマヨブランケットのイベントやります!
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「TOEICの日」だそうです。
海外での展示会の時、最初は通訳を付けてたんですが、結局は素材の説明とかはアパレルの専門用語みたいになるので、
文法は分からなくても単語をつなぎ合わせると、通訳を通さなくても分かるっていうね。
とはいうものの、いいかげん英語を話せるようにならないとね~。
コロナのせいで勉強するテンション落ちてますが、今日やっとワクチン2回目接種完了したので、
来たるべき海外出張に向けて頑張ります!
突然ですが、イベントのお知らせです!!!!!
10/30(土)・10/31(日)に、インディアンジュエリーとチマヨブランケットのイベントやります!
久々のインディアンジュエリーイベント!さらに今回は、チマヨブランケットのオーダー会も同時開催します。
インディアンジュエリーは厳選したものになるので、数は少なめ。でも、古めのターコイズとか出る予定。
そしてチマヨブランケットは、Trujillo’s(トルヒーリョス)のベストがメインです。
是非ともお越しください!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】HARDENCO(ハーデンコー)
【アイテム】Workers Jacket
【価格】¥43,780-
【コメント】
HARDENCOからデニムカバーオールも届いてます!
彗星の如く登場したHARDENCOですが、先日ご紹介したジーパンの方は、殆ど売れてません!wwwww
例によってまた早すぎましたかね~~~?
でも皆さん分かってます?
これまでDIARIESが取り扱ってきた、TENDER Co.のデニムもヴィンテージのブラックモールスキンも同じことです。
みんなが気づく頃には、時すでに遅しということに。
別にこんな定番物に早い遅いも流行り廃りもないんですが、デッドストックの生地を使っているので、
無くなったらおしまいということを考えると、どうしても・・・ね。
というわけで、当店のお客様にだけでも伝わるよう、口酸っぱく紹介してまいりましょう。
改めましてブランド説明から。
Hartford Denim Companyの略である「HARDENCO」は、2010年にコネチカット州ハートフォードにて、
地元のキャンプ仲間だったルーク、マーシャル、デイヴの3人によって設立されたブランドです。
自分たちが最高品質と思える素材のみを使用し、全ての製品はハートフォードにある自社工場で作られています。
カジュアルウェアだけでなく、レストランやバーのエプロンや、木工用ワークウェアなども手掛けています。
2010年スタートというと、当店でいうところのTENDER Co.と変わらないわけなのですが、
なぜ今まで本格的に日本上陸していなかったのか?
これは「地元のキャンプ仲間」あたりにユルさを感じ、いかにもローカルブランドだな~という感じがします。
ローカルブランドてのは大体スモールビジネス。
実際に彼らは、地元のダウンタウンにある工場を借り、ミシンを運び込み、自分達で縫製しつつ、
週末のマーケットで手売りすることから始まり、口コミで販売網を広げていったそうです。
さらに彼らは、「自分たちが最高品質と思える物」だけでなく、それらがさらに「アメリカ製であること」にこだわります。
というように、始まりはユルく。走り始めたら全開で。
「MADE IN USAのデニムブランド」という言葉のイメージからは、一般的にはゴリゴリのアイテムという印象を受けますが、
緩急織り交ぜた絶妙な落としどころを捉えたアイテムをリリースするのが上手いのがHARDENCOだと思います。
そんなHARDENCOのデニムカバーオールがコチラ!!!
ごく普通のデニムカバーオールです!
しかし、このデニムカバーオール。アメリカのブランドが作るアメリカ製のデニムカバーオールにしては、ずいぶんシンプル。
普通はこだわって作るんだったら、「歴代のアメリカンワークのヴィンテージディテールを、いかにバランス良く取り入れるか?」にかかってくるじゃないですか?
例えば、チンスト(チンストラップ)とか、リーバイスとかモンゴメリーをモチーフにとかね。
だけど彼らは殆どなにもしていない。
強いて挙げれば、胸ポケットにペンポケットを作ったくらい?
その理由がですね~、また興味深いんですよ。
なんと彼ら、このWorkers Jacketを作る際、モチーフにしたのは「1940年代のフレンチモールスキンジャケット」なんです!!!
まさかのアメリカのブランドがアメリカ製にこだわって、フレンチモールスキンジャケットの形で作ってしまったという非常に面白いアイテム!
この本気か冗談か分からないギリギリのところ。松田優作の探偵物語歴なこのユルさがいいんです!!!
なのでポケットはシンプルに外側に3つ、内ポケが1つのおなじみの構造というわけです。
これはあえてモールスキンジャケットと並べて置いてみたい。
どちらも激しく色落ちした物を、並べて部屋に飾りたいな~。10年後くらいに。
また、前立てをめくると嬉しいミミ付。
TENDER Co.のジャケットも、1st PAT-RNのインディゴジャケットも同じことやってるし、
僕が着ている1950年代のブラックモールスキンジャケットも同じ場所にミミがあります。
でもいつからどこがこの使い方し出したのかは、実は知りません。知りたいな~。
襟の形は、さすがにフレンチワークの丸さはないですね。
でも気になるのが前立ての空環(からかん)
ユニオンスペシャルの3本針ミシンでガッツリ縫って、ほつれ止めの空環(カラカン)。
そして彼らなりの遊びがチェーンステッチの色遊び。
こういうの嫌いな人もいるんだろうけど、こっちはレプリカブランドではないですからね。
邪道でOK!
だから言ったでしょ?ユルいって!
ゆるいくせに、デッドストックのホワイトオーク生地を使うヤバさ。
一応ホワイトオークの方も、もう一度説明しておきましょうかね?
1891年に、アメリカ・サウスキャロライナに創業したCone Mills(コーンミルズ)という会社がありまして、
1905年にサウスキャロライナ州グリーンズボロにWhite Oak工場を建設します。
そして1908年には世界最大のデニム生産量を誇り「DENIM KING」と呼ばれるほどに成長します。
さらに1915年、かのLevis社と業務提携を結び、501の生地を独占的に供給するようになります。
(この提携にも「Golden Handshake」という名前が付いているっていう。そういうの好きなんだね。www)
つまり今、私たちが究極のヴィンテージデニムとして崇めるリーバイスというのは、
この「コーンミルズ社のホワイトオーク工場製のデニム生地で作られたジーンズ」と言っても過言ではありません。
(一応怖いので、1915年から1970年代前半くらいまでに作られた生地と断っておくけど。)
しかしコーンミルズ社は、2003年に破産法を適用。
2004年に買収され、Cone Denimへと改名。
ついには2017年にWhite Oak工場は操業停止となり歴史を終えました。
というのがざっくりとしたホワイトオークの説明になります。
正直、「無くなったからこそ伝説になった」という側面もありますけどね。ジミヘンとかカート・コバーンみたいに!
もう一つ、「なぜホワイトオークが良いのか?」という理由もあるにはあるのですが、
それは「100年前の木の床に設置した織機が揺れて、独特の織り目を浮かび上がらせるから。」なんて、
もはやスピリチュアルな「ゆらぎ」さえ取り入れた、都市伝説なみの生地だったりするんですよ!!!
というわけなので、もちろんこちらは2017年以前のデッドストック生地になります。
見るとところどころに糸ムラがあって、「ああ~、これは日本だったらB品ではじかれてんな。」という生地になります。
なので、神経質な人はやめておいた方がいいですね。
この糸ムラ、織りムラを味わいと思って楽しめる人じゃないと、そもそも良さが伝わらないですから!
ちなみにジーパンの方は16オンスでしたが、こちらのジャケットの方は14オンスになります。
TENDER Co.のジャケットと違って、春先も着られそうです。
良い感じのデニムジャケットお探しの方いらっしゃいましたら、是非ともご検討ください。
オンラインショップはコチラ→HARDENCO|Workers Jacket|14oz cone mills(Click!)
それではまた。お店で会いましょう。