diaries blog | Martin Faizey(マーティンフェイジー)| 1.25 Quick Release Belt

※6/9(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

※OLD TOWNオーダー会開催決定!(6/18~6/26)

オーダー会用の特設ページを開設しました。よかったらコチラを見て想像を膨らませてください→OLD TOWN(Click!)

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「むち打ち治療の日」だそうです。

事故でむち打ち、、、ではなく、これはロケ。

つくば駅前でロケ。

田舎者なので、そりゃ写真も撮りますね。

土曜日でも大通りでロケができちゃうつくば。最高です。

前日にテレビでファブルがやってたみたいですが、この場所、まさにファブルの撮影場所なんですよ。

いや、ファブル見たこと無いんですけど。www

とにかく、つくばは最高ってことが言いたいので、みなさん引っ越してきてください。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Martin Faizey(マーティンフェイジー)

【アイテム】1.25 Quick Release Belt

【価格】¥19,800-(税込)

【コメント】

今季も届きました。マーティンフェイジーのクリックリリースバックルベルト。

略してQRBB(とは誰も言いません。)

こちらもdiariesがオープン以来からずっと取り扱っているアイテム。

定番すぎる定番アイテムでございます。

diariesのベルトといえばまずはここから!いつもここから!

ベーシック、スタンダード、オーセンティック、トラディショナル、、、

そんな言葉が思い浮かびそうなdiariesのセレクトですが、

その中でもオープン時からずっと取り扱っているブランドは、

このMartin Faizeyだけとなってしまいました。

INDIVIDUALIZED SHIRTやJames Mortimerですら2年目からでしたし。

我々零細企業は、自然界で例えるなら小動物のようなもので、

生き残るために最も必要な能力は、強さよりも変化対応能力だったりします。

なので自分自身が絶えず変化し続けないといけません。

生き残るためには、変わり続けないといけません。

が、その中にありながらも変わらないものがあるって、なんかいいよね。

というわけで、前置きが長くなってしまい申し訳ございません。

イギリスの生粋のベルト職人・マーティンフェイジーさんの名を冠したブランド。

ご存じない方のために、まずはブランド紹介からどうぞ。

Martin Faizeyは、イギリス人の革職人。自らの名を冠したブランドは2011年秋冬から始まりました。

革職人として40年近いキャリアを持つ彼の代表的な作品が、

ヴィクトリア朝時代の消防隊員が使用していたバックルをデザインソースに使った「Quick Release Buckle Belt」。

クイックリリース=読んで字のごとく「素早く取り外し」できるベルト。

マーティン氏が「DAINES & HATHAWAY」(デインズ&ハザウェイ社)と共同制作し、世に送り出しました。

現在は、Martin氏がQuick Release Beltの全てを管理し、

英国ウォチェスター州の工房で、数名のスタッフと共に、オールハンドメイドにて制作しています。


というブランドなのですが、紹介文の中にもあるQuick Release Buckleをまずは知っておいてほしいですね。

ちなみに別名ファイヤーマンバックルベルト(Fireman Buckle Belt)とも呼ばれています。

ブランド説明にもある通り、もともとはヴィクトリア朝時代(1837~1901年)の消防隊員が使う備品の1つとのこと。

恐らく消防用ホースか何かの消防道具をまとめるために使われていたそうで、

普段はガッチリとホールドしつつも、緊急時には簡単に外せるようになっているのでしょう。

それをベルトに初めて応用したのがMartin氏だったというわけです。

何か緊急でベルトを外さないといけない時でもあったのでしょうか?(俺もよくお腹痛くなるし!)

ちなみにQuick(すぐに) Release(外せる)とはどういうことかというと、

ワンタッチでカチャっと外れて、バックルがパカっと開いて、

スパーンとベルトが外れる仕組みになっています。

これがクイック(=素早く)リリース(=解放)ベルト。

 

今回もおなじみの2色展開。ブラック×ピューターと、

久々にA.nut(ブラウン)×ブラス(=真鍮)でオーダーしました。

ピューターもブラスも、アンティークな表情に変わっていきます。

そしてこちらが私物の20年物(左のみ)。

当時はMartin FaizeyではなくDaines&Hathawayでした。

さらに私のは、Daines&HathawayにネペンテスのNEEDLESが別注をしたもの。

なので、ニードルスのクイックリリースベルトになっています。

20年の蓄積は、主に体脂肪でした。

ゆえに、このように曲がってしまうというわけです。

誤解の無いよう言っておきますが、決して太ったから曲がったじゃありません。

使い続ければ、腰の曲線に合わせてみなさんの体になじんでいくんです。

人間の体は直線ではないんだなというのが分かりますね!

全くと言っていいほど手入れをせず10年目に気づいたひび割れ。

いやはやなんという耐久性か。

4,5年使い続けてもびくともしなくて、気にせず何の手入れもせずガンガン使っていたら、

気が付いたらこんな感じにガビガビになってしまいました。

もったいないことした。ちゃんとクリームを入れて保湿しておけばよかった!

でもね、こんなになってもまだ使用には問題ありません。ちぎれる予兆も無い。強すぎます!!!

それはやはり使用するブライドルレザーのクオリティも素晴らしいからでしょう!

物によってはハッキリクッキリとブルームが浮き出てきます。

これぞブライドルレザー!

耐久性と柔軟性を兼ね備え、着用すればするほど身に着ける人の体に沿っていく。

 

 

レザーの質、デザイン、機能性、全てが完璧なバランスで成り立つ究極のベルトと思っています。

そのせいか、類似品はいたるところで見受けられます。

diariesでは、Daines&Hathaway時代に「クイックリリースバックルをベルトに落とし込む」

ことを考えたMartin Faizey氏に敬意を表し、Martin Faizeyのクイックリリースベルトを

セレクトし続けています。

 

 

そういえば以前の1st PAT-RNのイベントの時も、クリスティアーノと私は偶然にも同じベルトを付けてたんですよね。

隠れちゃってますけどね。ホントだからね。

 

 

それではまた。お店で会いましょう。