※2/22(木)・2/29(木)・3/1(金)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国際母語デー」だそうです。
スタッラで教えてもらって「へぇー!ホントだ!」と思ったのは、料理を通したイタリアの文化はもちろん、
イタリア語って実はとても簡単に覚えられるということ。
なぜなら日本で習うローマ字読みで、大抵の発音は通じてしまうから。
やってみると、おー!なるほど!というわけで、本日もLa Stallaからお送りします。
プリモピアットだけで3皿。さらにセコンドピアットも3皿ほど続きます。
まずはその1皿目のお魚はメカジキなのですが、あれ?このお皿は?
笠間の長嶺さんじゃないですか。こういうの、なんか嬉しいですね!
こちらは会津の馬肉と、自家製リコッタチーズと、あと何か。もう完全に酔っぱらってて覚えてない。残念。
でも、ポロネギのズッパでハッと目を覚ませました。この展開の見事さも、さすがなんです。
スタッラって、完全予約制のコース料理のみなんですが、実はメニューは直前まで決まってません。
ある程度の仕込みは当然してますが、どの組み合わせや展開が待っているかはその時次第。まさにライブ。
最初それを聞かされた時は、冗談か演出かと思ってたのですが、通っている内に仕草を見てたら、本当にそうなんですよ。
オープンカウンターなので、一挙手一投足が見れるので、「え?今考えてるの?」と驚きました。
こちらはアレッタのタヤリンだったかな?
そして黒トリュフと発酵バター。
手切りと手延べ、パスタ二重奏。
そしてメインのお肉でフィニッシュ。
12月から進めたファーストパターンのオーダー会を頑張った自分へのご褒美は、La Stallaのイタリア尽くしで。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】1ST PAT-RN(ファーストパターン)
【アイテム】PIERCE/Work field jacket
【価格】¥59,400‐
【コメント】
というわけでファーストパターンから、新しいレーベルをご紹介しますね!
今季より、1ST PAT-RNの中で、新しいラインが登場しました。
それは「Utility Specification(ユーティリティー・スペシフィケーション)」というもの。
まずこの耳慣れないSpecification(スペシフィケーション)という単語ですが、日本語にすると「仕様」という意味。
実は僕らが普段から、ミルスペックだとかオーバースペックと呼んでいるスペックの事なんです。
なのでスペックとはSPEC.となり、Specificationだと長いからSpec.で省略してるんですね。
そしてUtilityとは実用性という意味なので、「実用的な仕様」を盛り込んだ服ということになります。
それを踏まえて。
Utility Spec.ラインは、ミリタリー・ワーク・トラベル・クラシックアウトドアといった服に見られる、
機能的なディテールやギミックなどを強めにしたデザインが多くなります。
クリスティアーノが今までも好きなやつですね!
デザインしては、自分で実際に使ってみてポケットの角度などにこだわったやつです。
ではそれに対して、1ST PAT-RNはどのような位置づけになるのかというと?
1ST PAT-RNは、よりデザインをシンプルにして、素材の風合いを全面に押し出したラインになります。
そもそもブランド創設のきっかけとなったのは、ブレザー等で使用されるジャケット用ニット生地に出会ったからなんです。
そしてその生地は、クリスティアーノがアトリエを構えるヴェネト州周辺で作られています。
なので、地元で小規模で作られている、未だ知られざる素晴らしい物を紹介していきたい。そんな狙いが見て取れます。
もちろんどちらもミックスしてコーディネートしていただけます。
それではそのユーティリティースペックラインから、ライトアウターをご紹介。
こちらのPierceジャケットは、無駄なパーツを削ぎ落したワークジャケットというコンセプトの元に作られました。
機能的なディテールが強めと書いたばかりですが、こちらはごくごくシンプルに仕上げてます!笑
作業員や職人だけでなくデザイナーも含め、人々が工場内で実際に手を動かした時に動きやすい服をイメージ。
ファーストパターンならではの、いわゆる「ファティーグシャツ」ってところです。
ジャンル的には、シャツジャケットと言った方がいいかもしれませんね。
袖口がシャツなので。ですがファティーグ(雑役または作業)しやすいよう=袖まくりしやすいよう剣ボロの切れ込みが深いので、
ボタンが2つになっています。
両腰にポケットが付いていると、アウターとしても使えます。
上下の切り替え部分に沿わせたフラップ付き胸ポケットが1つでスッキリしているのは、シャツらしさを残したからか。
なので、この上にベストを着たりなんかもいいですね~。
今回使用する素材は、Superlibertadores(スーパーリベルタドーレス)というもの。
覚えているかな?2年ぶりの復活ですね!!!
ちなみに、以前織ってくれたミラノの生地メーカーは、もう稼働していないらしく、新しい生地工場を探してやっと作ってもらったそうです。
ありがたいよ、、、ホントに。
あらためてこのスーパーリベルタドーレスという生地を説明します。
糸は、製造過程において環境汚染の無いアメリカ綿コーマ糸。
その糸にさらにダブルツイスト(強撚)をかけ、限界まで密度を詰めて織られた高密度ギャバジンです。
この生地は、1898年のアメリカ・スペイン戦争以降、アメリカ軍で使われていたチノパンの生地を元に作られています。
アメリカ軍の代表的な生地だと、ウエストポイントがありますが、ウエポン生地は「高密度ツイル」になります。
そしてギャバジンというのは、ツイルよりタテ糸の本数を多くしてこれまた高密度に織り上げたものを言います。
ウエストポイントよりもしなやかで、さらに肌触りが良くなっています。
またギャバジンという生地は、いわゆるバーバリークロスもその一つです。
しなやかでサラッとしてて、気持ち良い生地ですよ!
前立て裏やポケットの生地や、このプリントの入り方。50年代頃のアメリカ軍のソレで、グッときますね~。
こちらも洗いこむと、良い味が出そうです。
見えない部分ですが、あえてコロゾボタンを使用しているところもニクイです。
新しく登場した、ファーストパターンのユーティリティースペックラインを、是非ともご覧ください!
それではまた。お店で会いましょう。