※19(水)・26(水)・27(木)は、休店日とさせていただきます。
※3/20祝日は営業致します!
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※1ST PAT-RN(2025SS)オーダー分が入荷致しました!当店からの着信があったら、入荷の連絡です!
※4/12~4/20にスニーカーのポップアップイベント(某ブランドの最初で最後のトランクショー、レディースサイズも有)をやる予定です。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「漫画週刊誌の日」だそうです。
次回渡欧した際、フランスはリヨンに買い付けにいくことを「覚悟」しました!
目的はヴィンテージ・・・ではなくコチラ。
JOJOではなくGIO GIOで良いんです!第5部イタリア編なら!
しかもメチャクチャ美味そう!
パリからリヨンまで行ったら、そのままイタリアへ行ってしまいたい!クリスティアーノに会いに行きたい!
食べ物の力は偉大です!ピザラーメンカレー、食べ物に釣られてどこまでも行ってしまいそう。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】Brady(ブレディ)
【アイテム】Avon Mini
【価格】¥24,200‐
【コメント】
今季も届いております。いわゆる名品の一つ。ブレディ。
半年ぶりの入荷となるので、まずはブランド説明からどうぞ。
1887年、イングランド・バーミンガムにて、JohnとAlbertのブレディ兄弟が、革製ガンケースの製造会社を設立したのが始まり。
時代を経てそのバリエーションは、フィッシングバッグやハンティングバッグ等多岐に渡り、最高品質のスポーツ用革製品として世界中に名を馳せるようになりました。
ブレディは、イングランドのウォールソールで最高品質のキャンバス生地、真鍮製金具、イギリス製のブライドルレザーを使い、
ハンドメイドで作られ、1930~40年代に初めて登場した多くのモデルは、未だにオリジナルのパターンとブレディらしいスタイルを踏襲し製造されています。
後にJohnの息子Ernestと、Albertの息子Leonardがブレディブラザーズ社に加入し、1928年Ernestが跡を継ぎました。
Ernestの指揮のもとビジネスは繁盛し、1930年代ErnestとLeonardはバーミンガムの銃取引の中心地シャドウェルストリートに会社を移します。
Ernestはここで初めて、イギリスの河の名前にちなんだフィッシングバッグシリーズを開発しました。
フィッシングバッグは主力商品となり、繁栄と名声をもたらすきっかけとなりました。
ハンドメイドのガンケースも世界中で珍重され、樫と革で作られたケースは俳優、オマーン君主、ウェストミンスター公爵のような王族や、セレブリティの為に作成されてきました。
一方、Leonardはブレディブラザーズ社を離れハリウッドに移住。彼は優れた職人で映画の小道具を作成するビジネスを始めました
その後第二次世界大戦が勃発。その渦中で、Ernestは縫製係とパートタイムの機械工との3人だけで、自宅での操業を余儀なくされました。
戦時中にバーミンガムの自宅も爆撃を受け、街の再建に伴ってシャドウェルストリートは取り壊されたので、
Ernestは1946年に産業エリア・ブラックカントリーにある小さな街・ヘイルゾウエンに移り営業を再開。
それからErnestはキャラバンを組み、家族を引き連れ、1カ月間ロンドンに滞在します。
自作の大きな車輪の付いた荷車に、ブレディが作成した一切合切のサンプルを積み込み、毎日ロンドンの中心部に通いました。
彼は全ての大規模店舗、小さな釣具店、銃メーカーに可能な限り訪れサンプルを見せ、多くの注文を取ったことは伝説となっています。
ブレディバッグスはその品質と耐久性で噂となり、以後大きく成長します。
Ernestの娘Helenによれば、
「1950年代、仕事に関わり始めたある日、廊下に沢山の壊れたケースや獲物の血で汚れたハンティングやフィッシングのバッグを見つけた。
これは全て廃棄物で処分するよう指示すべきだと考えたが、念のためバッグを調べてみると、実はウェストミンスター公爵のもので、ご子息が受け継がれていたバッグであった」と。
1980年代、Ernestが亡くなると、娘のHelenとErnestの兄弟Philipが1993年まで会社を経営しました。
ブレディの生産機能はヘイルゾウエンから、皮革産業の代名詞であったウォールソールに拠点を移します。
現在、全てのブレディバッグはイングランドのウォールソールの工場で、手作業にて製造されています。
イタリアのDrill Canvas、スコットランドのHarris Tweed、イングランドのMilled Cruiser革のような最高の素材を選別することから始まり、真鍮製のバックルを付け、スタッズやファスナーを打つ。
ショルダーストラップや持ち手にはミリタリーグレードの綿紐が使われ、一部のフィッシングバッグのライナーには綿に天然ゴムを貼り付けたものから作られます。
とはいえ、これら最上の素材だけではブレディバッグは作る事が出来ません。
7つの工程と長年の修練が必要であり、ブレディバッグスの職人は日々技術を磨き続けています。
というブランドで、イギリス伝統のこの手のバッグの最高峰と言えるでしょう。
この手とは、あのコットンボンディング素材とブライドルレザーの組み合わせでできた、イギリスらしいバッグのことです。
ちなみにこの手のバッグの中には、当店が以前から取り扱っているPOKITも含まれています。
Bradyがこの手のバッグのナンバーワンだとしたら、POKITは英国の伝統に前衛的なデザインを組み合わせたオンリーワンと言えるでしょう。
そしてそのPOKITですが、みなさまご存じの通りバッグシリーズが最近停滞気味。(その分アパレルに力を入れていくそう)
なので改めてBradyの展示会に行ってみたところ、自分が今までBradyをただのクラシックなブランドという目でしか見ていなかったことに気づき、
改めてラインナップを見渡してみると、あまり見たことがなかったアイテムがあることに気づいたんです。
なので、DIARIESとしては「みんなが知ってるBradyだけど、そのラインナップの中からあまり知られていない名品を探していく」方針でセレクトしてまいりたいと思います。
今季はコチラ。
人気のAVON!ブレディで一番人気のモデルだと思います!
え?じゃあさっき言ってた「隠れた名品を探す」とは正反対じゃんね?
そうですよ。これは一番人気のAVONとは違い、定番のAVONを半分くらいの大きさにしたAVON MINIというやつなんです。
このAVON MINIの方は、2025年春に新しくリリースされたばかりのブレディ。
しかし元となった通常サイズのAVONの方は、1950年に発表された後、75年もの間一切デザインが変わらず作り続けられてきたロングセラーモデル。
そのド定番を元に、現代のミニマルなライフスタイルに適応すべく作られたのが、このAVON MINIなわけです。
体の大きい私が背負っているせいか、より小さく見えます!笑
あ、でもPOKITのような非常識なバッグとは違い、ちゃんと携帯と財布が入るから安心してくださいね。(長財布は難しいかも?)
財布もどんどんスマートになっていくし、そしてやはり茨城のような車社会では、これくらいのサイズが最も重宝するんですよね。
できることなら、車の乗り降りする時すらバッグを背負ったままでいたいんです。
後部座席にバッグを置いた時、「あれ?バッグどこだっけ?」っていう一瞬の不安すら鬱陶しいので。
バッグを背負ったままシートベルトを付けられるくらいのミニマルなバッグ、いいんですよ~!
作りはおなじみ、「ドリルドロップ」素材。
このドリルドロップという素材は、なんとあのイタリア・リモンタ社により作られています。
ツイル生地の間にポリウレタンの膜を挟んだ3層構造で、内容物を雨から守りつつ耐久性も抜群。
ストラップも長めで、冬用のアウターの上からでも背負える長さ。
またボディとストラップはコットンで、バックルとボタンカバーは真鍮です。そのため、経年変化も楽しめる素材となっています。
またブレディーは、ブラックとカーキは基本色として毎回作られますが、それとは別にシーズンカラーというものがございます。
特に今回のTAUPE(トープ)というグレージュのような色は、非常に上品なイメージなので女性の方にお勧めしたいところです。
シンプルで使いやすくて飽きの来ないAVON MINI。
時代を超えて愛されるデザインは、プレゼントにもオススメです。
POKITとどっちがお勧めかって?
攻めと守りが必要なように、どちらも時と場合によって使い分けるんですよ!
それではまた。お店で会いましょう。