ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国旗制定記念日」だそうです。
あ~そういえばアレやってみたかったな~というのがあります。
それが国旗掲揚。
君が代は~に合わせて、スルスルするとポールの上まで国旗を揚げるやつ。
いつも「あー遅い(早い)! 俺だったらもっと上手くやるのにな~!」と思ってました。
実は国旗掲揚にもルールというかマナーがありまして、
地面に付けないとか、踏んだり汚したりなんてのは言語道断です。
それは自国のだけではなく、他の国も含めて全てね。
敬意です。
脱帽もそう。
小学生の時も、紅白帽を脱がされましたら、そういうことだったんだなあと。
先日の買い付けの際にも、そんなマナーを忘れてしまい、大変失礼なことをしてしまいました。
場所はコチラ。
アントワープにあるノートルダム大聖堂。
アントワープといえば、ファッションの聖地!
またもや聖地巡礼というわけて訪れたのですが、本当の聖地にきてしまいました!!!
そこでなんとまあ、かぶっていた帽子を脱がずに、教会内に立ち入ってしまうことに。
途中で係員の方にご指摘を受けました。
本当に申し訳ございません。お恥ずかしい限り。
実はこの教会、多くの日本人が訪れる場所でもあります。
日本の懐かしアニメファンにとっても聖地であるのです!
そう。実はこの教会、フランダースの犬のパトラッシュとネロが最終回で天に召された教会でもあるんです!
なので私は、教会を見学しながらパトラッシュの足跡を探すことに。
ですがどこにもそれらしきものが見当たりません。
なんでもフランダースの犬のストーリーがバッドエンド過ぎて、日本以外では全く受け入れられてないとか。
ま、所詮日本のアニメですからね。パトラッシュとネロの銅像があっても困ります。
しかし!そろそろ帰ろうかという時に、ついに発見しました!!!
?????
え?誰!?
パトラッシュしょぼくれすぎだから!下半身の描写おかしーし!
それに裸なのはネロじゃなくて天使の方だから!
と、ANDANTEANDANTE風に突っ込んでみましたが、ここで何人の日本人が崩れ落ちたことでしょう。
私は仏教徒なので、お祈りする時は手を合わせますが、
ここでは思わずキリスト教ぽく膝まづいてしまいました。恐るべし。。。
じゃ、本日も恐るべき商品紹介です。
今日はヴィンテージ靴でいきますよー。
ドウゾ!
【ブランド】Unknown
【アイテム】Cap toe straight tip derby shoes
【価格】Thank you sold!!!
【コメント】
1940年代のイギリス軍のオックスフォードシューズ。ブーツじゃなく短靴ってのがいいですね。
今回買い付けて来た靴の中では、唯一のデッドストックになります。つまり未使用品。
ご覧の通り靴底もキレイ。
そしてやはり気になるのはこの部分ですね!
ヒールに埋め込まれた蹄鉄状のスチール。
熱心なdiariesのブログ読者の方、またはTENDERファンの方ならピンとくる方も多いはず。
こちらの写真は、以前テンダーのブーツを紹介した時の写真です。
つまり元ネタということですね。
また元ネタどころか、釘の本数すら一緒なので、もしかしてWilliam Lennon製だったらウケますね。
アウトソールには、例のラピッドスクリューがないのですが、中から見ると、
スタッズらしき見て取れます。
ちなみに下のが、私物のウイリアムレノン。
めっちゃ似てる!!!
ラストも似てます。
幅広で甲高なところ。
昔から変わらないモノづくり。
現代のものでも十分良い物があります。
それを探してくるのが我々セレクトショップの役目。
しかし、ウイリアムレノンも一時は倒産の危機に瀕してました。
探して仕入れて売れたら終わりにするのではなく、継続的に続けていかなければならないんだなと思います。
ちなみにサイズはUK7=25.5㎝ってとこです。
次からはあるコダワリで集めたヴィンテージ靴達です。全て40年代。
【ブランド】Church’s(チャーチ)
【アイテム】Cap toe straight tip barmoral shoes
【価格】¥45,360-(税込)
【コメント】
英国高級靴を代表するチャーチから。
ジョン・ロブ、エドワードグリーンに次ぐ名ブランド。
日本ではカジュアルに合わせやすいオールデンにばかり注目が集まっていますが、
チャーチも憧れの靴の一つです。
先ほどあるコダワリと書きましたが、その理由はコチラ。
CC41
CC41とは、数字が表す通り1941年に始まり、それか約10年間設けられたレギュレーション(規制)のことなんです。
当時のイギリスは第二次世界大戦まっただ中。当然政府にもお金がなく、緊縮財政を強いられます。
そのような背景から、服や靴から家具に至るまで、身の回り品に設けられた規制。
それがCC41。ちなみにCCは「Controlled Commodity(=統制された商品)」。
これはそのCC41の規格を満たしていることを表すマークになります。
また衣服がどのように規制されたかというと、生地に使うウール・コットン・リネンの量(厚み)はもちろんのこと、
ボタンの数やプリーツやポケットの数を少なくしたり、靴でいえばヒールを低くしたり、
英国伝統のスーツですら、ジャケットのダブルブレストやパンツの裾をダブルにすることまで禁止されたそうです。
そしてまた、私はこのCC41のロゴデザインについても興味があります。
このロゴをデザインしたのはReginald Shippという人物だそう。
彼は当時、ロンドンにあるHargreaves Label Makersという会社に勤めており、そこでデザインを考えたそうです。
ここではCivilian Clothingの頭文字を取り、CCに。
そしてこのパックマンのようなCCは、欠けたチーズから思いついたそうです。
気になるのはロシア・アバンギャルドの影響が見られるということ。
ロシアアバンギャルドとは、1910年から1930年に旧ソ連で起こった芸術運動のこと。
代表作はコチラ。
フランツフェルディナンドの元ネタですね。
と少々話が逸れてしまいましたが、このCC41というロゴが付いている物は、
1941年から1951年までしか作られなかった大変希少なアイテムだというのを、ご理解いただけたかと思います。
珍しい上に、さらにチャーチですからね。
CHURCH? ’sは?と一瞬疑ったのですが、サイズ表記がチャーチのそれだったのと、(60Eなので、24.5㎝のCウィズくらいかな?)
お!?これはあの73ラストじゃん!!!というのを確認したうえで仕入れました。
なのですが、一番したの文字が分からなくて、モデル名が分かりません。
最初はTなの?fなの?
というわけで、ヴィンテージ好きの女性の方にもお勧めしたいですね。
次です。
【ブランド】LOTUS(ロータス)
【アイテム】Cap toe straight tip barmoral shoes
【価格】Thank you sold!!!
【コメント】
同じくストレートチップの内羽根シューズです。こちらはブラウン。そしてCC41。
こちらも靴メーカーはノーザンプトンの老舗・LOTUS。
LOTUSは調べたところ、ノーザンプトンで250年もの歴史を持つ老舗ですが、今じゃちょっとアレですかね。。。
ホー〇ンス的なところが。。。
まあでも、現代では失われてしまった物を楽しむという贅沢があります。
サイズは表記通りからすると、UK7=25.5㎝のEウィズです。それよりもうちょっと大きく感じますけど。
次で最後です。最後までどうぞよろしくお願い致します。
【ブランド】GRENSON(グレンソン)
【アイテム】Brown suede full brogue shoes
【価格】¥66,960-(税込)
【コメント】
まずはこちら。
マイサイズだったら確実に自分のモノにしてたでしょうね!スエードってのがいいなぁ。。。
今回買付分のCC41の中では、状態も飛びぬけて極上です!
この時代のグレンソンってだけでも珍しいですからね。
サイズはUK9H=28㎝のD~Eウィズ。
まだまだソール交換にも耐えられそうです。
ラストもフィット感が高く、スエードなので履きやすいことこの上なし。
以上でCC41シューズは終わりです。今後あるかな?こんなこと。
ちなみにヴィンテージ商品の問い合わせは、店頭でのみの受付とさせていただきます。
こういった商品の取り扱いには慣れてないので、お客様にご迷惑をおかけしてしまうのを防ぐためです。
悪しからずご了承ください。
それではまた。お店で会いましょう。