diaries blog | Southwick(サウスウィック)| Patchwork Madrass Check IVY Shorts

※7/30(水)・7/31(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※今後のイベント日程は以下。

8/9~8/17にLOUNGE ACT(2026年春夏&秋冬分)のオーダー会を開催致します。(DIARIESエクスクルーシブモデル登場!)

12月上旬にアンティークウォッチフェアを開催致します。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「福神漬の日」だそうです。

というわけで、新潟県は苗場スキー場(フジロック開催地)よりお送りしておりますDIARIESでございます。

ゲートをくぐって橋を渡るとそこは、

OASISエリアでございます!

オアシスエリアとは、ご覧の通り屋台が並ぶエリアで、みなさんの胃袋を満たすという重要な役割を持つ場所。

ちゃんと食べないと熱中症になっちゃうからね。

 

そしてここで「老い」を感じるポイントがありました!

それはコチラ。

もうこれ1枚に色々な老いを感じることができます。

まずは食べ物!

30代までは、到着したらまずは「もち豚」という豚串とビールが定番だったのに、まるで食べる気が起きません!

食欲はスパイスの助けを借りてスパイスカレー。

そしてちょっとでも野菜が乗ってるやつを選んでしまうこと。

さらに自分でも驚いたのが、ビールを飲む気が起きないこと!(そもそも日帰りなので、アルコールは飲まないんだけどね)

フジロックを1日ソフトドリンクで過ごせるとは、俺も大人になったというか、大人を通り越して立派な初老になったんだと思います!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Southwick(サウスウィック)

【アイテム】Patchwork Madrass Check IVY Shorts

【価格】¥30,800‐

【コメント】

ここに来てまだまだご紹介したい新しいブランドがございます!

それはなんとサウスウィック!?!?!?

そうです、あのサウスウィックです。ブレザーというアイテムのトップオブトップブランド。

それでは初めての紹介となるので、まずはブランド説明からどうぞ。

1929年、アメリカはマサチューセッツ州・ローレンスにて、

仕立て職人であったイタリア系移民のニコラス&ビトのグリエコ兄弟が、小さなテーラーを開業したことから歴史は始まります。

当初手掛けていたのは、厚い肩パッドとシェイプされたウエストをもつ、構築的な英国スーツに影響を受けた製品でした。

しかし1930年代に入ると、肩パッドを省いたナチュラルショルダーに胴絞りのないシルエットという、対極ともいえるボックスシルエットを考案しました。

これこそが、現在まで継承そして確立されているアメリカンスーツの基本スタイルになったのです。

またスーツの製造に関しても新しい取り組みを始めました。

個々のテーラーが手縫いであつらえる注文服であった時代に、職人の分業とマシンの併用によって工場で量産する既製服化にも着手。

誰が着ても同じシルエット、誰が作っても同じクオリティとなるそのスーツは、実にアメリカらしい合理主義に即したものだと思います。

その後、ブルックス ブラザーズ、J.プレス、ポール・スチュワートといったアメリカントラディショナルのトップブランド、

西海岸屈指のメンズショップであるケーブルカークロージャーズなどのスーツを一手に担い、さらには米海軍のブレザーも生産。

かのエイブラハム・リンカーン、ウェルドレッサーとしても知られるJ.F.ケネディ(ブルックスブラザーズのNo.2ジャケットを着用)を筆頭に、

多くの歴代アメリカ大統領や政財界の要人がブルックス ブラザーズのスーツやブレザーに袖を通してきたことは有名ですが、

それを実際に仕立てていたのがサウスウィックなのです。

1990年代、コスト削減のため生産拠点を海外に移すメーカーが殆どの中、サウスウィックは頑なにMADE IN USAを守り通しました。

結果、アメリカ製を貫く希少なテーラリングファクトリーとしても評価を高め、

その優れた品質から2008年にはブルックス ブラザーズの傘下に入り、同社の最高峰ラインのスーツやジャケットを製作しました。

しかし2020年、米国・ブルックス ブラザーズの経営破綻に伴って、惜しまれつもサウスウィックも閉鎖してしまいます。

そんな中、アメリカントラディショナルの灯火を絶やしてはならない強い想いと、それを後世につなげるべく、

長く深い信頼関係をもつSHIPSが、2022年よりブランドのヘリテージを受け継ぐこととなりました。


というブランドです。

 

ざっくり言うと、ブレザーのトップオブトップってことですね!

 

でもなぜ今さらサウスウィックなのかというと、それは今度ブレザーを紹介する時に説明するとして、今日はショーツをご紹介いたしましょう。

ドウゾ!

 

インドマドラスのパッチワーク生地を用い、贅沢にもアメリカのトラウザーズファクトリーで縫製された、本格的な造りのショーツ。

サウスウィックの展示会で見た瞬間、思わずハートを鷲掴みにされてしまいましたね~!

 

インドマドラスを使ったパッチワークのショーツって、僕が初めて手にしたのは大学生の頃で90年代後半。

その時はラルフのイージーショーツでした。(今でもたまに古着屋で見かけますね。ジップアップパーカとかも。)

それ以来のパッチワークショーツですが、当時のラルフでも最早アメリカ製ではなかったはず。

インドネシアとかスリランカだったような?

 

なので、アメリカ製ってところにグッと来てしまったんです!いつものことですけど!笑

さらにラルフではなく、ブルックスの背景を持つサウスウィックというところにも、微妙にヒネリが効いてて最高なんですよ!

だってブランド説明の通り、王道であるサウスウィックを欲しい人が、パッチワークショーツなんて欲しいと思います?笑

王道が作る邪道のようなアイテム!この天邪鬼ぶりは、完全に俺の好みど真ん中なのでございます。

 

でも王道ブランドだから、作りはちゃんとしてるんですよね。

フロントはワンタックのインタック。ボタンは貝ボタン。ポケットはタテポケットと、普通にトラウザーズの作り。

裾はダブル仕上げ。お尻周りはゆったりとさせ穿きやすく、ショーツながらテーパードはしっかりとかけ、スッキリとしたシルエット。

テーラードジャケットを合わせることも狙って作られています。

ヒップにはバックルバックと、クラシックな作り。

付いているとなぜか嬉しいバックルバック。シャツをタックインした時に、アクセントにもなりますね!

なによりこのマドラスパッチワークのカラーリングが良いんですよ!

探すと派手過ぎたり地味すぎたりして、なかなかこれといった配色を見つけるのが難しい、マドラスのパッチワーク。

今回の柄の出方は、かなり良い線行ってると思うんだけど、どうでしょう?

シャツだけでなく、ポロシャツはもちろんのこと、サマーニットなんかも合いますね。

早くも夏が飽きてきた方、これでガツンと夏の服装が楽しくなりますよ!

 

こういうショーツって、年を重ねた人の方が合うような気がします。

それこそ老いてこそ、どんどん派手な服を着るべきです!!!!!

 

 

 

それではまた、お店で会いましょう。