diaries blog | German Military Cargo Pants (dead stock from 1990’s)

※10/8(水)・10/9(木)・10/16(木)・10/22(水)・10/23(木)・10/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※2月にオーダーいただいた1ST PAT-RNの製品は、予定では週明けにイタリアを発ち、そこから1週間程度で入荷する予定です。

※6月にオーダーいただいたOLD TOWNの製品は、10月下旬~11月上旬に入荷を予定しています。

※今後のイベント日程は以下。

・12/6,7,8にアンティークウォッチフェアを開催致します。

 

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ドイツ統一の日」だそうです。

連日ご紹介しているLa Stallaですが、なんと年内の予約が埋まってしまったそうです。

なのでご紹介もこの辺にしておきたいと思います。

あくまでも食べたもの自慢ではなく、お店に行ってほしいから紹介しているわけですのでね。

こっちは自慢です。

つくば市内で作られているにも関わらず、やっと飲めたle bois d’azur(ルボワダジュール)のワイン。

まだ始まったばかりで生産数が少ないのですが、あまりの完成度の高さに飲食店やワイン好きの間で瞬く間に広がり、入手困難となっているワインです。

巨峰で作られた珍しいワイン。

ちなみに原料となっている巨峰は、農場で直接買えるというのを、お客様から伺って急いで買いに行きました。(S本さんありがとうございます!)

無農薬巨峰は、味が濃くて本当に美味しかったです!

来年の夏、巨峰が採れる時期が来たらお知らせしますね!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【アイテム】German Military Cargo Pants (dead stock from 1990’s)

【価格】¥14,850‐

【コメント】

久々にデッドストックアイテムが入荷しました!

基本的に当店がセレクトするデッドストックって、「安くて楽しい」が基準になっています。

高くてレアなヴィンテージももちろん好きですが、それと同じくらい安くてチープなものも好き。

どちらにしろ「楽しい」があればいいんじゃないかなと思ってます。

もちろんその「楽しい」は、カッコイイから楽しい、着やすくて楽しいという意味を含めております。

 

でも最近は様々な事情により、安くて楽しい物が少ないですよね?

本日ご紹介するカーゴパンツも決して安いとは言えませんが、人気のM47と比べたらまだまだ買いやすい方だと思います。

そのM47だって、15年前は安くて楽しい枠だったので、DIARIESでも1万円前後で販売してましたからね。

(今はちゃんと4万円くらいで売ってますが!)

 

そんな中、円安で値段が上がったくらいで、人気もヴィンテージ価値もなんの付加価値もないチープなパンツは、ある意味貴重!笑

それがこのドイツ軍のカーゴパンツです!!!

奇しくもドイツ統一の日に紹介することになったドイツ軍のパンツ。

しかもドイツが統一したのは1990年だし、このパンツも90年代のデッドストックだし!

 

そしてこのパンツ、個人的にはとても思い入れの強いパンツでもあります。

特にこれといったエピソードは無いのですが、大学生の時にず~~~~っと穿いてたから!

安いし丈夫だし色落ちも楽しいしシルエットも良いし、なにより自転車(キャノンデールSV700)に乗りやすかったんです。

下北沢のフーチークーチーで何回買ったことでしょう!?

 

その穿きやすさの秘密は、やっぱりシルエットでしょうね。

当時、大学生の時の僕が知る中では、もっとも細い軍パンだったんです。

改めて見ても、テーパードがしっかり利いていてトラウザーズのようなシルエット。

90年代、軍パンといえばまあアメリカ軍のM65ですよね。極太の。

そんな中、細い軍パンがあったら面白いな~と思って前述の軍物屋で見つけたのが、このドイツ軍のカーゴパンツだったんです。

シルエットがキレイだからジャケットが合うねってことで、いつも着ていたのはアナトミカのジャケットを作っていた頃のHonneteのモールスキン3つボタンジャケット。

そして足元は、これまた安いジャーマントレーナー。

こうやって自分の洋服遍歴を眺めて見ると、30年前とあまり変わってないんですよね・・・汗

 

それはさておき、自転車に乗りやすいというのは細いってだけではありません。

軍パンなので、裾にドローコードくらいありますね。

裾にチェーンの油が付かないよう、しっかり絞って穿いてました。

 

また当時住んでた豪徳寺から渋谷くらいまではサクッと自転車で移動してるので、それなりの運動量。

なのでこの股下に設けられたベンチレーション用の穴も、しっかり機能してたのではないかなあと思うんです。

 

他のディテールも面白くて、

軍パンにウチひだのワンタックとか。

今思うとフランス軍のM52みたいですけど、カーゴパンツにタックって面白いかも?

ウエストのトップボタンは内側に向くように付けられています。留めるとスッキリしたデザイン。

でもベルトループが極太なので、当時買ったばかりのHTCのスタッズベルトをずっと身に着けていたくて、合わないのに付けてましたね。

とりあえず買ったものは全て身に着けるスタイル。若いな~笑

なにげにベルトループのセンターは、縫製部分からオフセット。

服好きが微妙に反応するディテールですね。

かく言う私も当時、「あ、これヴィンテージデニムで聞いたことあるやつだ」って嬉しくなりましたもんね。

 

まあそんなわけで、これを穿いてライブ行って飲んで転げまわって汚して洗って、ホントしょうもない生活を思い出しますが、未だに分からないことがあります。

それは生地。

誰が最初に言ったか分かりませんが、「ジャーマンモールスキンカーゴパンツ」という名前で、90年代当時から流通していたんです。

モールスキンといえば「織り」の種類でいうと、普通は朱子織。でもどうみてもピケなんですよね。

決して「ジャーマンモールスキン」ではないし、あるとしても別物だし、

ピケ枠ならジャーマンコードという生地があるけど、ジャーマンコードほど高密度でもない。

 

人気も無い、ヴィンテージ価値も無い、なんなら生地の名前すら間違えって認識されているかもしれない。

ちょっとかわいそうな軍パンですが、だからこそ僕はこのパンツが好きです!

ずっと人気にならないでほしい、価格が上がらないでいてほしいとさえ思います!

そういう服があってもいいじゃんね。別にレアだから高くなるからセレクトしてるわけでもないしね。

TENDER Co.のコートを紹介した次のブログでこんなこと言うのもなんですがね!笑

それはそれでこれはこれ。High and Lowでふり幅広く、色々な服の魅力を伝えたいだけです。

 

今回入荷したサイズは、30インチと32インチの2サイズ。

Stoneカラーは民生品だけど、秋冬にくすんだ色と合わせるとシャレてていいんですよね~

 

 

 

それではまた、お店で会いましょう。