diaries blog | WALSH(ウォルシュ)| PB Casual

※10/16(木)・10/22(水)・10/23(木)・10/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※6月にオーダーいただいたOLD TOWNの製品は、10月下旬~11月上旬に入荷を予定しています。

※今後のイベント日程は以下。

・12/6,7,8にアンティークウォッチフェアを開催致します。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「きのこの日」だそうです。

というわけで今週末からは、悠仁さまゆかりの地・筑波実験植物園で毎年恒例きのこ展が開催されます。

にしても昔に比べてポスターがちょっとつまらないんですよね~~~!

あの頃の担当者さん、帰ってきてほしい!

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】WALSH(ウォルシュ)

【アイテム】PB Casual

【価格】¥35,200‐

【コメント】

えっ?もう取り扱い終わったんじゃないの???と思われそうですが、日本撤退は変わりません!

ではなぜ今頃紹介するかと言いますと、実は2足だけ代理店の倉庫から出て来ちゃったんです。

どうします?と聞かれれば、そりゃいただきますよ!!!!!

でも1足は売れてしまい、残り1足。サイズは7ですが、つま先が小さめの作りなので24.5~25㎝の方にちょうどいいサイズのみです。

 

それでは最初で最後の紹介となるかもしれないので、まずはブランド説明からどうぞ。

創業者であるノーマン・ウォルシュは、1931年7月20日にイギリスはボルトンのドーブヒルで、3人兄弟の末っ子として生まれました。

1945年、14歳で学校を卒業したノーマン・ウォルシュは、靴職人であった父ウィリアムの後を継ぎ、靴業界に入ります。

そしてボルトンを拠点とするJ.W.フォスター&サンズ社で修業を始めました。

1948年、ジョー・フォスターとジェフ・フォスターは、ノーマンが天才であることを認め、夏のオリンピック英国代表チームや、

アリステア・マッコーコデール、モーリーン・ガードナー、アーサー・ウィントといった有名選手を含む、

数名の競技者が使用する「フォスターズ・デ・リュクス」トラックスパイクの製造に彼を抜擢しました。

それがきっかけとなり、ノーマンの名前と作品は、数多くのプロアスリートの間で広く認知され、彼は非常に人気の高い職人となりました。

1958年、ボルトン・ワンダラーズFCがマンチェスター・ユナイテッドFCに勝利し、

ロフトハウスが決勝ゴールを決めたFAカップ決勝戦で、ノーマンはナット・ロフトハウスが履いていたブーツをデザインしています。

この試合は、史上最高のFAカップ決勝戦のひとつとされています。

そして1961年、ついにノーマン・ウォルシュはフォスター兄弟の会社を離れ、

自身の名を冠したブランド「WALSH」を立ち上げることになりました。

1960年代後半、ついに代表作が誕生します。ピークディストリクト地方の郊外にいたノーマンは、

険しい未開の地形に触れ、先駆的なマウンテンランニングシューズ「ペナイン・アダー」を開発しました。

このシューズは、北イングランドの山岳地帯を頻繁に訪れる地元のランナーやスクランブラーの間でたちまち人気を博し、

やがて尊敬するフェルランニングのアスリート、ピート・ブランドの目に留まりました。

1970年、フェル・ランナーズ・アソシエーションの設立を経て、

ノーマンとピートは共同で世界初のフェル・ランニング・シューズ、ウォルシュPBを開発しました。

そのウォルシュPBが、設計された困難な競技環境において高い効果を発揮することが証明されたのは、1980年代に入ってから。

その卓越した性能は、著名な登山家であるクリス・ボニントン卿と彼のチームの目に留まり、

彼らはトレーニング用として、また1981年の歴史的なコングール山初登頂成功に至る初期段階での使用しました。

さらにチームは、1985年のエベレスト南西壁遠征でも、ウォルシュPBを使用しています。

また進化を続けるノーマン・ウォルシュは、1971年にシューズのミッドソールにEVAを採用したパイオニアであり、

その結果、クッション性、柔軟性、快適性、軽量性が向上しました。

この画期的な出来事により、現代のトレーナーが誕生したと多くの人が考えています。

1970年代から1980年代にかけて、ウォルシュのラグビーブーツは、その卓越したデザイン、優れた品質、

そしてフィールドでの高いパフォーマンスにより、絶大な需要がありました。

ウェンブリーでウォルシュのラグビーブーツを履いたプロ選手の数は、他のすべてのブランドの合計を上回り、

ラグビーリーグのトップゴールキッカー10人のうち、9人もの選手がウォルシュのラグビーブーツを履いていたそうです。

ウォルシュはクリケットでも活躍し、フィールドで賞賛を浴びました。

尊敬するイギリスのテストクリケットのキャプテン、トニー・グレイグは、

ウォルシュのクリケットブーツを好んで履いていただけでなく、彼のチームメイトやオーストラリア、

西インド諸島チームの数多くのプロ選手も、ウォルシュのブーツを愛用していました。

1970年代後半から80年代前半にかけて、ロードランニングやマラソン人気が高まると、

ノーマンはエンサイン、ワールウインド、トルネード、チャンピオンなどのマラソン専用シューズを開発しました。

さらに、1984年と1988年のオリンピックに合わせて、ノーマンはそれぞれLA’84モデルとソウル’88モデルを発表します。

1978年10月、ウルトラランナーのドン・リッチーは、ウォルシュ・トルネードを着用し、

クリスタル・パレスのトラックで100kmを6時間10分20秒、1マイルあたり約6分弱の平均ペースで完走し、

40年間破られることのなかった世界記録を樹立しました。

近年では、ウォルシュは著名なブランド、デザイナー、ショップとのパートナーシップを通じて、

Anthropologie、Barbour、Boden、Chivas Regal、Dover Street Market、Fortnum & Mason、Fred Perry、

Joseph Cheaney & Sons、Lexus、L.K. Bennett、Margaret Howell、McCann London、Neon Genesis Evangelion、

Paul Smith、Represent、Solovair、Starbucks、Sunspel、Universal Works、YMCなど、様々なコラボレーションを実現しています。


 

というブランドになります。

まあ、最後のイギリス製スニーカーブランドになっちゃうのかな~。

(イギリス製のスニーカーならまだあるけど。ジョ〇ロブのファクトリーのアレとかね。取扱い迷ってます。)

 

そんなわけで今回届いたモデルは、ブランド説明にもある通り、WALSHの中でもエポックメイキングなモデルとも言えるPBです。

このなんとも言えない微妙なデザイン!これが最高!

ガチのランニング用ということで、あえて耐久性のある合皮を使っているんです。

黒い部分は合皮で、白とグレーの部分は高密度ナイロン。

軽く丈夫に走れることだけを考えて作られたスニーカー。

縦ナイキを思わせるようなクラシックなフォントは、まるでデッドストックのスニーカーみたい。

その内ホントにデッドストックになって見つかったりするかもしれないんですけど!

僕の持っているやつとはソールが違います。

僕のは本当のフェルランニング用ソールのタイプを買ってしまったのですが、アスファルト向きではありませんでした。

こちらのソールパターンは、普通に街履きする用のやつなのでご安心下さい。

 

タンにかがやくユニオンジャックと、MADE IN BOLTON ENGLANDの文字も、なんだか切なくなっちゃいます。

 

なんでもっと早く取り扱わなかったんだろう。

「もっと早く買っておけばよかった」とお客様が思うのと同じ気持ちは、僕もいつも味わっています。

バイヤーとしてまだまだ未熟な私ですが、凄腕バイヤーを目指して精進してまいりますので、お付き合いの程よろしくお願い致します。

 

サイズが合う方は是非!

 

 

 

それではまた、お店で会いましょう。