※10/30(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※6月にオーダーいただいたOLD TOWNの製品は、もうすぐ届きます!!!
※今後のイベント日程は以下。
・12/6,7,8にアンティークウォッチフェアを開催致します。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「柿の日」だそうです。
OASISがライブやるのって16年ぶりじゃないですか。
DIARIESも創業して先月で16周年だったんですよ。
そういや解散したのいつだったんだろう?と思ったら、2009年の8月28日で、その1週間後にDIARIESがオープンしてるんですよね。
つまりなにが言いたいかって言うと、DIARIESはOASISだったのかもしれないし、
OASIS不在のロックシーンをDIARIESが守ってきたのかもしれない。(だから毎年ロックTシャツをセレクトしていた)
なのでオアシスファンの皆さんは、限定商品を買うのもいいけど、もうちょっとDIARIESでも買い物した方がいいんじゃないかと思います。
じゃないとライブに行けなくて頭がおかしくなりそうなので。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!

【ブランド】Brady(ブレディ)
【アイテム】Stirrup Belt
【価格】¥15,180‐
【コメント】
久々にMartin FaizeyでもTory Leatherでもない、レザーベルトが入荷致しました!
それがなんとBradyから!?
それでは久々の登場となるので、まずはブランド説明からどうぞ。

1887年、イングランド・バーミンガムにて、JohnとAlbertのブレディ兄弟が、革製ガンケースの製造会社を設立したのが始まり。
時代を経てそのバリエーションは、フィッシングバッグやハンティングバッグ等多岐に渡り、最高品質のスポーツ用革製品として世界中に名を馳せるようになりました。
ブレディは、イングランドのウォールソールで最高品質のキャンバス生地、真鍮製金具、イギリス製のブライドルレザーを使い、ハンドメイドで作られ、
1930~40年代に初めて登場した多くのモデルは、未だにオリジナルのパターンとブレディらしいスタイルを踏襲し製造されています。
後にJohnの息子Ernestと、Albertの息子Leonardがブレディブラザーズ社に加入し、1928年Ernestが跡を継ぎました。
Ernestの指揮のもとビジネスは繁盛し、1930年代ErnestとLeonardはバーミンガムの銃取引の中心地シャドウェルストリートに会社を移します。
Ernestはここで初めて、イギリスの河の名前にちなんだフィッシングバッグシリーズを開発しました。
フィッシングバッグは主力商品となり、繁栄と名声をもたらすきっかけとなりました。
ハンドメイドのガンケースも世界中で珍重され、樫と革で作られたケースは俳優、オマーン君主、ウェストミンスター公爵のような王族や、セレブリティの為に作成されてきました。
一方、Leonardはブレディブラザーズ社を離れハリウッドに移住。彼は優れた職人で映画の小道具を作成するビジネスを始めました。
その後第二次世界大戦が勃発。その渦中で、Ernestは縫製係とパートタイムの機械工との3人だけで、自宅での操業を余儀なくされました。
戦時中にバーミンガムの自宅も爆撃を受け、街の再建に伴ってシャドウェルストリートは取り壊されたので、
Ernestは1946年に産業エリア・ブラックカントリーにある小さな街・ヘイルゾウエンに移り営業を再開。
それからErnestはキャラバンを組み、家族を引き連れ、1カ月間ロンドンに滞在します。
自作の大きな車輪の付いた荷車に、ブレディが作成した一切合切のサンプルを積み込み、毎日ロンドンの中心部に通いました。
彼は全ての大規模店舗、小さな釣具店、銃メーカーに可能な限り訪れサンプルを見せ、多くの注文を取ったことは伝説となっています。
ブレディバッグスはその品質と耐久性で噂となり、以後大きく成長します。
Ernestの娘Helenによれば、「1950年代、仕事に関わり始めたある日、廊下に沢山の壊れたケースや獲物の血で汚れたハンティングやフィッシングのバッグを見つけた。
これは全て廃棄物で処分するよう指示すべきだと考えたが、念のためバッグを調べてみると、実はウェストミンスター公爵のもので、ご子息が受け継がれていたバッグであった」と。
1980年代、Ernestが亡くなると、娘のHelenとErnestの兄弟Philipが1993年まで会社を経営しました。
ブレディの生産機能はヘイルゾウエンから、皮革産業の代名詞であったウォールソールに拠点を移します。
現在、全てのブレディバッグはイングランドのウォールソールの工場で、手作業にて製造されています。
イタリアのDrill Canvas、スコットランドのHarris Tweed、イングランドのMilled Cruiser革のような最高の素材を選別することから始まり、真鍮製のバックルを付け、スタッズやファスナーを打つ。
ショルダーストラップや持ち手にはミリタリーグレードの綿紐が使われ、一部のフィッシングバッグのライナーには綿に天然ゴムを貼り付けたものから作られます。
とはいえ、これら最上の素材だけではブレディバッグは作る事が出来ません。
7つの工程と長年の修練が必要であり、ブレディバッグスの職人は日々技術を磨き続けています。
というブランドですが、そういやブレディっていつからベルトあったんだろう!?
バッグブランドとの思い込みがあって、展示会でもバッグしか見てなかったので、今まで気が付きませんでした!
それにしてもさすがブレディ、やっぱ良い革使ってんなーと思わせてくれます。

当然のようにイギリス製ブライドルレザーを使用しています。
今回は太さが1インチ=約2.5㎝なので、いつも当店で扱っているベルトよりは数㎜薄く漉いてます。
それでもしっかりとしたコシがあるので、やっぱり良い革なんですよね~!
ちなみにこの革、元々はStirrup(スターラップ=あぶみ=乗馬の際に足を乗せる部分)という馬具で使用されていたもので、
馬具用の革を作る時と同じ製法で作られているそうです。
なので薄くしても強靭というわけです!

さらにバックルにも注目してほしいです。

1インチのベルト幅に合わせて、小ぶりでさらにフラットで、とても上品な佇まい。

実はこのバックルを作っている工場は、1970年代にフランスを代表する某メゾンに、バックルを供給していた歴史があります。
フランスの某メゾンといったら、、、毎度のことながらHから始まるアレですけどね!笑
(ちなみにここだけの話、商品名のStirrupは英語ですが、フランス語でEtriviere(エトリヴィエール)と言います。
「エトリヴィエール ベルト」で検索すると、面白いものが見れますよ!A井君ありがとう!)
付けてみるとこんな感じです。

ヴィンテージのパンツなどで、ベルトループが細いパンツにも良さそうです。

クラシックなだけではない、モダンさも兼ね備えたベルトです。
是非ともお手に取ってご覧ください。
それではまた、お店で会いましょう。
