※12/17(水)・12/18(木)・12/25(木)・12/31(木)は、休店日とさせていただきます。
※年内12月30日まで営業！年明けは1月3日から！
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。（割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます！）
※今後のイベント日程は以下。
1/3~1/12の期間中、OLD TOWNのオーダー会を開催します。（納品は4月～5月予定です）
OLD TOWN order exhibition
期間：2025年1月3日（土）～1月12日（月）
時間：12：00～18：30
※オーダーの際、1着に付き1万円をデポジットして頂戴致します。
※オーダー後のキャンセルは不可とし、万が一キャンセルされても返金は致しません。
お正月は恒例となっている、OLD TOWNオーダー会！
1年前のセミリタイア後もその手が止まるわけではなく、マリーさんが生地を洗いアイロンをかけ、ウイリアムさんが裁断・縫製を行う様は、連綿と続けて来た正しくライフワークと呼べるものです。ブリティッシュモダンを体現しているOLD TOWNの服は、Practical（実用的）・Plain（簡素）・Playful（遊び心）という哲学に基づいて作られています。（頭文字を全てPにしているところにも遊び心が感じられます）
これは奇しくもモダンブリテンの立役者・テレンスコンランの哲学、
Plain・Simple・Useful（無駄なくシンプルで機能的）にも通じるものがあり、
OLD TOWNもまた、ファッションを通して確立したModern British Clothesの極みとも言えると思います。
彼らが作る服は日常に溶け込み、共に暮らすことでその服の良さに気づき、また生活の満足感をもたらします。
決して特別ではない日常の服。
しかし、OLD TOWNの哲学「Practical・Plain・Playful」を貫き通した結果、
誰も真似することができない孤高の存在になってしまったのです。
現在は、日本からのオーダーとロンドンのLabour and Waitに限り、製品の供給を続けています。
あと何回このオーダー会を開催することができるのか分かりませんが、少しでも多くの方とOLD TOWNについてお話ができたらと思います。
皆様のご来店を、お待ちしております。
ダイアリーズの今日は何の日？
本日は「紙の記念日」だそうです。
先日のアメリカンな休日です。
DIARIESのお隣でおなじみBURGER BOY（バーガーボーイ）で、フライドチキンが美味い！という話をお客様2人から聞かされまして、
こうなったらもう行くしかないじゃないですか？
でもフライドチキン食べたらビール飲まないわけにはいきませんよね？絶対。
というわけで、休日ですけどDIARIESに車を置いてバーガーボーイに食べに行きましたよ！（食後は妻が運転するのでご心配なく）
結果、、、ビールおかわり！
衣のザクザク具合やばし。中からは鶏油（ちーゆ）があふれ出します。
ハンバーガーと合わせれば肉汁まみれ。鶏・牛・豚のぶつかり稽古です！！！！！
そしてもう一つ要チェックメニューが登場しました。
チリビーンズバーガー！！！！！
ご覧ください、あふれ出すソース！
チリというよりデミグラスかと思うような濃厚さ。僕らのジャンク魂を震わせ満たしてくれますよ！！！
今まではリアルバーガーをはじめとした和牛バーガーをお勧めしてましたけど、オージービーフのハンバーガーメニューの中では、一番お勧めかもしんない。
そしてアメリカンな休日は続く。
車を走らせ一路美浦村はアサヤケです！！！！！！！
幾たびに少しづつ姿を変えるアサヤケですが、「飛出とび太」君が仲間入り！かわいー！
アサヤケ店主K林さん曰く、この道も小学生が通るから作ったとのこと。温かいです。
そうか、僕がチリビーンズを食べてカラムーチョに迎えられたことは、全て繋がっていたんだな。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ！
【ブランド】TOHNAI（トーナイ）
【アイテム】Parka Coat
【価格】￥165,000‐
【コメント】
今年もトーナイのあの素材のコートが紹介できることを、嬉しく思います！
TOHNAIの始まりのコートでもあり、先人達の遺産を後世に伝えるコートでもあります。
しかし！先日展示会に伺った際、衝撃の知らせをデザイナーさんの口から聞いてしまいました！！！！！
「もうこの生地、来年は作ってもらえないかも。工場がもう作るの難しいって言ってて。」とのこと。
マジかー、思ったより早かったわー。
まあでもまだ決定ではないのでね。来年はもしかしたら数量限定になってしまうかもしれない。
実はそのような背景もありまして、「今年も紹介できること」を本当に有難く感じているのです。
それでは詳しく見ていきましょう！
まずはなんと言っても生地ですねーーーーー！
例えば1ST PAT-RNには、ブレザーで使用されているCavalry di Magliaという生地があるように、
TOHNAIにもこのウールダブルフェイスがあるのです。
まずはこの生地で作りたかった、この生地があるからブランドを始めた！
デザイナーや生地工場、糸屋さんなどなど、みんなで一丸となって作り上げられる至高の生地！！！
この生地がどういう物かと言いますと、オーストラリアのYASS地区で生産される86番双糸（SUPER120’s）のエクストラスーパーファインメリノウールを使用し、
日本に一台しかないドイツ製の織機で織られたダブルフェイス生地というものになります。
現在はダブルフェイスを織れる織機が少なくなり、その機械の設定をできる職人さんも限られている中、
この繊細な糸の風合いを最大限に活かす為に、織るスピードを落として丁寧に織り上げてもらっています。
また、織りやすくするために撚糸を強くしたり、補強するための水溶性ビニロンの糸でカバーリングしたりしていないので、
このウールの原料が持つ肌触りや風合いを、最大限に実感することができます。
さらにダブルフェイスの生地の中で使用している接結糸にはシルクを使っています。
また、生地が織り上がった後の整理工程はシンプルに。
煮絨⇒洗絨⇒乾燥⇒蒸絨⇒仕上げと行い、艶を出すためのプレス工程や樹脂による風合いだし等は一切行わずに、
こちらも素材そのものになるべく手を加えないように仕上げています。
こうして生まれたこの生地は、当初の質感も去ることながら、良い原料と丁寧な織りによって作られた生地は、
とても美しい経年変化をもたらすということを伝えてくれます。
というように、ゆっくりふっくら織られた生地は、肌触りもフワフワ。
さらにエクストラスーパーファインメリノを使用しているので、表面はスベスベ。
そんないかにも上質な生地ですが、経年変化でもって毛羽立ちやシワなども愛しつつ、クタクタになるまで育てていってほしいんです！
特に今季のデザインは、断ち切りを用いて、滅びの美学を感じられるものでもありますからね。
なので25年冬バージョンのウールダブルフェイスは、裏側にTOP糸を使用して、少し硬さを足しています。（なので裏側はうっすらグレー）
これまでの柔らかさだけでなく、引き締まった感じを持たせるのが狙い。
そうすることで、裾のダメージ加工というデザインをより引き立つようになっています。
この部分ですね。
裾は断ち切りで仕上げられており、段々とほつれるようになっています。
あ、もちろん途中で止まるのでご安心くださいね！ショート丈とかになったりしないですから！
ちなみに背中のストームシールドも切りっぱなしです。
昨年のダメージ風編みニットなどから続く、トーナイのボロルックの流れを踏襲たコート。
先ほど「滅びの美学」なんて書き方をしましたけど、本当に生地作りが滅んでしまい手に入らなくなる時代が来てしまいそうで怖いです！
は！？もしかしてそこに向けたメッセージなのか？？？だとしたら深い！そしてテーマが重い！笑
あ、でも着心地はとても軽いですよ。
素材がメチャクチャ気持ちが良いので、身も心も軽くなりますからね～
というわけで着てみました。
有無を言わさぬオーラがあります。
そういう絶対的にカッコいい最大公約数的ブランドって色々あるけど、そればかりに囲まれているのはなんか違うんだよな、というのが僕のスタンス。
でもここぞという気合を入れる時のために、自分を鼓舞してくれる服は必要です。
そういう時に選ぶのが、こういうコートだと思います。
ちなみに、あまりに糸が出すぎちゃう時は、切り取っていいですからね？
お客様を見てると思うのですが、服のデザイン＝アートとは違うので、どんどん着る人が手を加えて行ってしまっていいと思ってます。僕はね。
裏を見ると、このようにほつれは止まるようになってますからね。安心してね。
なんならほつれに飽きちゃったら、着丈を詰めて普通に始末しちゃえばいいんですよ。そらくらいおおらかに考えて欲しいです。
デザインは、フード付ウールコート。
この特別な生地をたっぷりと使いドレープが楽しめるようになっています。
釦は本水牛。
フード裏や前立て裏などには、ウール８０％・シルク20％の生地を使用することで肌触りもよく、また見た目のアクセントにも。
左腕のポケット・胸ポケットにスマートフォンやカードケースを入れることを想定。
大きめな腰ポケットにはロングウォレットも収まり、特別な日だけに着る服ではなく、日常から着てほしいスペシャルなコートです。
儚いからこそ美しい
滅びの美学、、、バルス！？バルスコート！！！
生地がぁー!!生地がぁーーぁぁぁぁぁぁぁ!!!!ああ、ああ、目が、あああぁぁぁぁあーー!!…あ゛あ゛あ゛あ゛…!!!!
それではまた。お店で会いましょう。