インディアンジュエリーフェアの日程が決まりました!
4月16日・17日の2日間です。
久々の開催となりますので、お休みの調整などしていただき、是非ともご来店下さい。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「世界気象デー」だそうです。
またヨーロッパでテロが起きてしまいました。。。
シリアでは未だ多くの人命が危険にさらされており、
テロだけに敏感に反応するわけにもいかないとは思いますが、
自分が行ったことある場所だと、やはり異様に感じます。
もしかしたら犯人とすれ違っていたかもしれないし、
あの時親切にしてくれたおばちゃんとか、あのお店で談笑してたカップルは無事かなとか。
俺がブリュッセルに行ってたのは2か月前ですが、ほんの数日前までStray SheepのS田さんはそこにいました。
俺なんて年に1回ですが、古着屋さんは年に何回も行かなければなりません。
本当に命がけになってしまいました。
お客様にも心配されましたが、(俺は違うけど)買い付けにはいかないと仕事になりませんからね。
テロだって言ったって、交通事故より遭う確率は低いし、飛行機が落ちるより可能性低いんじゃない?
と言い聞かせてドサ回りをするしかありません。
自然が起こした津波も、人災である原発も、犯罪であるテロも、
言い始めると出口が見つからず暗い話にしかなりません。
311以後同様、できることをやるしかないんでしょうね。
それではこの暗いムードを吹き飛ばすべく、
私もある意味命がけ?で買い付けてきた、秘蔵っ子をご紹介したいと思います。
それでは、、、ドウゾ!
【アイテム】Windproof Smock (Vintage 1940’s)
【価格】ask
【コメント】
先日ご紹介したブリティッシュレイルウェイのマッキントッシュコート同様に、
圧倒的な存在感を放つカモ柄のスモック。
イギリス物のヴィンテージに詳しい方なら、まずデニソンスモックが思い浮かびますが、こちらはまた別のアイテム。
年代は1943年。
ひとまず軍物でこのサイズはヤバイですね。日本人のM程度。
防風スモックとだけ書かれたタグ。
調べてみると、このスモックは1942年に開発が始まり、1943年に支給されたということで、まさに希少な1st patternとなります。
主に狙撃兵に支給されていたようです。
前述のデニソンスモックとはよく混同されるそうですが、デニソンに比べて簡素が作りが特徴。
違いは、フードが付いているところです。
素材もペラペラで左袖には破れがあり、通常では買い付けてこないタイプですが、
イギリスで人気のスモックの中でも、これだけ完成されたデザインは他にないものと思い、思わず買い付けてしまいました。
個人的にはデザイナーさんなど服飾関係の方に買って欲しいなと思っています。
と思っていたら、、、
先日ナイ○ェル・ケー○ンさんのインスタで、似たような柄のパンツが紹介されてました。
しかも「Great inspirational piece」(=すげーインスピレーション得た服)として紹介されているではありませんか!
もしかしたらセットアップだったのかな~なんて。
実際にパンツは存在したようですが。
たまには直勘も頼りになるなと思いつつ、ヴィンテージ知識が無いからこそ買ってこれたビギナーズラック的アイテムかもしれません。
なんにせよ、「俺が欲しい物」であることには変わりないんですけど。
では、どの辺が「欲しい」と思ったか。
やはりこの迷彩パターンですね。
デニソンスモック同様、このハケで描いたような美しい迷彩柄。
生地がベンタイルよりもさらに薄くしなやかなコットンだけに、柄がボケてないんです。
70年以上前の物がこの状態で確認できるとは。まさに歴史的資料ではないでしょうか?
一時期は迷彩柄の服を集めてた時期もありました。サボテン柄の明細とかあったな。
そんな迷彩マイブームに火をつけたのは、おそらくマハリシ。
思えばマハリシもイギリスです。これまた90年代で懐かしいですけど!
そういやこの迷彩柄、マハリシぽいな~なんて思ったり。いや、これがオリジナルなんですけど。
この美しい迷彩に加えて、完璧なシンメトリーデザインが素晴らしい。
見事に左右対称ですね。
ポケットのサイズと配置も絶妙でございます。
ウインドプルーフというだけあって、一番外に着るスモックですので身幅は広め。ですがMサイズです。
もし着たいという方がいらっしゃいましたら、左袖の破れを直さないと着るのは難しいと思いますので、ご相談ください。
それではまた。お店で会いましょう。