インディアンジュエリーフェアの日程が決まりました!
4月16日・17日の2日間です。
久々の開催となりますので、お休みの調整などしていただき、是非ともご来店下さい。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「さくらの日」だそうです。
馬肉が桜肉、猪が牡丹肉、鹿を紅葉肉って言うそうです。風流だね!
花見しながら桜鍋食いたい!究極の花見でしょう!そんなことができるお店誰か知りませんかね~?
喜乃壺のチャーシューはいつも桜色で最高です。
まあ~~~お店はサクラでも入れたいくらいヒ○ですよ!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】BOSTON BAG CO(ボストンバッグコー)
【アイテム】The Original Boston Bag
【価格】¥14,904-(税込)
【コメント】
またしても名もなき名品の入荷です。
触れた時に感じる本物の匂い。
久々です。この「そうそう!こういうの探してたんだよ!」という感覚。
数ある似たようなデザインのバッグの中から、なぜこれを選ぶのか。
それを説明するには、まず「ベルシステム」という言葉を紹介せねばなりません。
ベルシステムとは、1877年から1984年の間にアメリカとカナダで電話通信サービスを行っていた会社。
日本でいうところのNTT・電電公社です。
ベルシステムというくらいですから、もちろん元を辿れば電話を発明したグラハム・ベルへとたどり着きます。
この会社が1920年代頃からアメリカ中に電話網を広げるわけですが、
その電話線を引く作業員(ラインマン)達に使われていたトートバッグが、ヴィンテージ市場でも人気なのです。
厚手の白いキャンバス地に、BELL SYSTEMのシンプルなステンシルが入ったトートバッグ。
未だ私もこれだというものに出会っていませんが(そこまで血眼になって探しているわけでもないのですが、ご縁があればね。)、
いつか欲しいと思いつつ、ずっと頭の片隅にあるアイテム。
そして本日ご紹介するバッグが、なんと当時そのトートバッグを作っていたメーカーだったんです!!!
(もちろん数社あるうちの1つだとは思います。)
以上を踏まえまして、まずはブランド紹介からどうぞ。
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1921年に、アメリカ・ボストンで工業用ウエスや研磨ホイールの製造会社だったTextile Buff and Wheel Companyが、
当時の電力・電話線の建設ラッシュを受け、頑丈なラインマン用ツールバッグの製造を始めたのがきっかけで、
1928年にBOSTON BAG COとして設立されました。
もともと工業用として作られたバッグですが、その耐久性や使いやすさによって、
スポーツ関係・ボート・木工など様々な業種の人々に使われてきました。
しかし、近年はナイロンなどの軽くて丈夫な素材の登場により、製造ラインは減少の一途をたどります。
そのような状況の中、アメリカ国内で生産を続ける小規模なメーカーをこれ以上減らさぬようにしたいという
プロダクトデザイナーの働きにより、2014年に新たにリバイバルシリーズの生産を始めました。
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というブランドです。
なるほど。ブランド説明を読めば、ちょっと探しただけでは見つからないはずだわ。
一時は消えそうになってたバッグだったんですから。
それが2014年からプロダクトが始まり、やっと日本上陸を果たしたというわけですね。
それでは詳しく見ていきましょう。
まずは生地。22オンスもの厚みを持つコットンキャンバス。
それを要所要所でリベット留め。
サイドはダブルステッチ。
持ち手となる部分は、ダブルプライコットンウェビングストラップとなっています。
またこの厚みのあるブランロゴを刻印したレザーパッチカッコいいですね。早く味を出したい。
さらに気になるのが、なぜかこの補強用と思われるウェビングベルトが浮いているところ。
普通はボディにバチッと縫い付けられているはずなのですが。
実はこれにも理由があったんです。
この画像をご覧ください。
このいかにもツールバッグ然とした形。実はこれ、同じバッグね。
なんでかっていうと、
ただ単に上部を内側に折り込んだだけっていう!!!
この大雑把なデザインが非常にアメリカらしくて良いと思います!!!!!
もちろん内側にはポケットなんて付いてませんからね!
サイズも大き目!ヨコ55㎝×タテ40㎝×幅20㎝!
もちろん他のサイズなんてありませんよ~
当時のバッグを忠実に再現したデザインでございますから!
例えばLLビーンのバッグなんかは女性にも人気がありますが、それよりさらに一歩踏み込んだアイテムだと思います。
こういったバッグ、英語ではよくCarry all toteなんて表記されます。
Carry all=何でも運べ!ってこと。
人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし。
迷わず運べよ!運べば分かるさ!
それではまた。お店で会いましょう。