diaries blog | 1ST PAT-RN(ファーストパターン) | Gadda & Campus

※1/28(木)・1/29(金)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。




ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「お詫びの日」だそうです。

もう色々とゴメンナサイ!

お店でもケアレスミスが頻発してます!

毎日お詫び申し上げてます。。。






じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】1ST PAT-RN(ファーストパターン)

【アイテム】Gadda

【価格】¥60,500-(税込)

【コメント】

ファーストパターンから春物???ではございません!

昨年開催した同ブランドのトランクショーの商品ですが、

トランクショーの期間だけではもったいなく、

少しでも多くの方にご覧になっていただきたいと思い、

トランクショーの在庫だけを延長してお借りしています。



本日は、その中からレディースのアイテムをご紹介。

こちらはGaddaというモデル。

私も展示会ですら見たことが無いモデルなので、おそらく2013年以前のものだと思います。

クリスティアーノの説明を聞くと、おそらくこれは初期の問題作!w

それではデザイナーの解説を聞いてください。


「第二次世界大戦後にイタリアで生まれた文化の流れに触発された

「ネオリアリズムイタリアーノ(ネオレアリズモ)」コレクションからのものです。

ディレクターグループ(ロベルト・ロッセリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、その他)は、

戦争や内乱による破壊や恐怖を乗り越え、明るい未来を切り開いていくためには

どうしていくべきかという問題を投げかける運動を起こしました。

私は彼らが持っていた優雅さに触発され当時の服を探したものの、

フィレンツェのヴィンテージコレクターから紹介されたそれらは、非常に貴重で高価なものでした。


Gaddaはのネオリアリズモの作家の名前から取りました。

おそらく戦前に作られた、信じられないくらい厚手のウールを

手作業で縫い付けたジャケットを元に作りました。

第二次世界大戦が始まる前、イタリアでファシスト党があったときのユニフォームがありました。

戦後、人々は服を買うことが出来ないほどとても貧しかったため、

それらのユニフォームを手直しして着ていたそうで、その話にとても魅了されました。

私は自分のコレクションでこの話をしようとしましたが、評価されたのはごくわずかで、

「そんなものは売れない」と言われるばかりでした。」


というものです。

どこの誰だか分からない素人が作った服からインスピレーションを受けて、プロが作った服。

そのためか、非常に際どいアンバランスなデザインで、そこが妙にくすぐられるんです。

また、この生地が実はヤバイやつ。

生地は1ST PAT-RNブランド設立のきっかけとなったと言っても過言ではないくらい、

デザイナーが惚れ込んでいた生地。

世界に3台しかない織り機を使用して作られていました。

惚れ込んでいたと過去形になってしまうのは、今ではこの生地が作れなくなってしまったため。

自分の体に綺麗にフィットし、動きやすい。今では見ることのできない貴重な生地です。

ちなみに同素材で、ブレザーもあります。


【アイテム】Campus

【価格】¥63,800-(税込)

かく言う私もこの初めて行った展示会で見た時、この生地ハンパないなと思ったのですが、

ワンシーズン考えていたら、その期間に作れなくなってしまいました。

このブレザーが欲しかった・・・ここ数年で最も後悔しているセレクトです。



このように、お客様も「あの時買っておけばよかった」と思うことが多々あるかもしれませんが、

弱小店舗バイヤーである私も、「あの時仕入れとけばよかった・・・」というのはよくあることなのです。

もっとお店が大きかったら、気になった物をアレもコレもと用意することはできるんですけどね。

致し方なし。



だからこそ、このようなトランクショーといった機会を、私共のような店で開かせてくれることは、

非常に有難いことだと思うのです。



買わないまでも、あの時見ておけばよかったと思えるくらい、

1ST PAT-RNは今の内からチェックしておいた方が良いと思うので、是非。

ご来店、お待ちしております。





それではまた。お店で会いましょう。