※10/31(木)は、休店日です。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※OLD TOWNオーダー分の入荷は、11月初旬~中旬予定。
LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)の予定で進行中です。
アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「香りの記念日」だそうです。
40代後半、いよいよ香水を付けないといけない年齢かもしれません。
人間、年を取ってくると臭いが強くなってくるんですよね。特に男性は。
接客業としては由々しき事態なのでございます。
そうそう、運動も大事らしいですよ。
定期的に汗をかいてないと、汗腺がもう臭っちゃうみたい。
血液だけでなく汗もサラサラがいいってことですね!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】1ST PAT-RN(ファーストパターン)
【アイテム】Railroad/Utility Blazer
【価格】¥60,500‐
【コメント】
本日ご紹介するのは、使いやすいコットン一枚仕立てのアウターでございます。
さらにファーストパターンの中でも、ワーク・ミリタリーテイストが強いコチラのラインから。
昨シーズン、ブランドリスタート時より突如として登場した「Utility Specification(ユーティリティー・スペシフィケーション)」ライン。
(フックに引っかけるためのループで使用している素材は、シャンブレーに見えますが色落ちしない例のヤツです!)
まずはこのラインについてご説明しましょう。
まずこの耳慣れないSpecification(スペシフィケーション)という単語ですが、日本語にすると「仕様」という意味。
実は僕らが普段から、ミルスペックだとかオーバースペックと呼んでいるスペックの事なんです。
なのでスペックとはSPEC.となり、Specificationだと長いからSpec.で省略してるんですね。
そしてUtilityとは実用性という意味なので、「実用的な仕様」を盛り込んだ服ということになります。
それを踏まえて。
Utility Spec.ラインは、ミリタリー・ワーク・トラベル・クラシックアウトドアといった服に見られる、
機能的なディテールやギミックなどを強めにしたデザインが多くなります。
クリスティアーノが今までも好きなやつですね!
デザインしては、自分で実際に使ってみてポケットの角度などにこだわったやつです。
ではそれに対して、1ST PAT-RNはどのような位置づけになるのかというと?
1ST PAT-RNは、よりデザインをシンプルにして、素材の風合いを全面に押し出したラインになります。
そもそもブランド創設のきっかけとなったのは、ブレザー等で使用されるジャケット用ニット生地に出会ったからなんです。
そしてその生地は、クリスティアーノがアトリエを構えるヴェネト州周辺で作られています。
なので、地元で小規模で作られている、未だ知られざる素晴らしい物を紹介していきたい。そんな狙いが見て取れます。
もちろんどちらもミックスしてコーディネートしていただいて結構です。
それでは詳しく見ていきましょう。
商品名は「Railroad(レイルロード)」
例えばヴィンテージのワークウェアの中でも、鉄道モノは大好物!
そして同じく古いイギリス国鉄からインスパイアされて作られる服でもある、TENDER Co.に合わせるのも虎視眈々と狙っています。
ではこのジャケットの、どこにレイルロードらしきデザインが盛り込まれているかというと?
実はそのものズバリこのデザイン!というものはございません。
デザイナーのクリスティアーノ曰く、「ワークウェアとアウトドアウェアのエッセンスを融合した」とのことです。
なるほど、クリスティアーノの数あるアイデアという引き出しの中から、組み合わせてアレンジしてできた、ファーストパターンオリジナルの形というわけです。
ワークウェアと言いながらも、襟はどことなくキリッとしてて、ファーストパターンのドレスっぽさを垣間見ることができます。
シルエットも、ワークウェアにしては胸回りはスッキリと、裾に行くにしたがってやや広がっています。
そしてようやくワークウェアらしいディテール。この大き目のパッチポケット。その上にはサイドポケット(チェンジポケット)があります。
このポケットの形、好きですね~~~!
服好きなら、ポケットは箱型より山型派!異論は認めません!
また、袖口にもワークウェアらしさが出てていいですね~!
構造は、筒袖にカフとなる帯とボタンを付けて閉じることで、無理矢理袖口を絞る仕様。
BIG YANKのシャツのカフスで有名な「ヤンクカフ」のようにも思えます。
そう考えると、ものすごくワークテイストを感じるディテールなのでございます!
でもボタンの素材はコロゾってところが素晴らしい。
袖といえば、こちらのジャケットは結構太目。
ちなみにこの肘のプリーツの入れ方は、アメリカ軍のM65です。
M65といってもジャケットやパンツもありますが、実際のM65の肘にも入っているし、M65カーゴパンツの膝にも入ってますね!
最後に素材。
生地は、ブラッシュドマイクロキャンバスというもの。
高密度キャンバスに起毛(Brush)をかけた、非常に細かなピーチスキン素材です。
触ってみると、高密度起毛ならではのスエードのような気持ちい肌触り。
キャンバスなので、平織りの軽い生地です。通気性が良さそうなので、春先も重宝しますよ!
そして味の出方は過ごそう。アタリはバッキバキになりそうですね!!!
さらに生地、日本ぽい丁寧な生地だなと思ったら、なんとトスカーナ地方で作られている生地だとか!
色味も独特で、やや明るめのオリーブってところでしょうか。
トーンは明るいけどスモーキーにくすんでもいる。北欧のミリタリーで使われそうな生地です。
そんな生地を、まるごとバサッと一枚仕立てて。適当に羽織ってカッコいいジャケット。
そうそう、改めて裏側のディテールにも触れておきましょう。
チラッと写真に写っている白いタグ。これを拡大して見てみると?
所持者を表すネームタグ。さらに日付を書く欄まで。買った日でもいいし、初めて袖を通した日でも良し。
もう一つご覧いただきたいのは、品質表示タグ。
実はファーストパターンって、品質表示タグにまでこだわっています。
このタグに使用している生地、なんと両ミミなんです!!!
ファーストパターンの服造りの一つはタフであること。なのでタグも滅多なことではほつれてこないように、両側にミミがある素材を使用しているんです!
これ初めてクリスティアーノから説明を受けた時は感動したなあ~!
すでにお持ちの方も、改めて触ってみて下さい。
というわけで着てみました。
Pants/Slopeslow
Boots/La Botte Gardiane
なんとも色んな意味でちょうどいいアイテムでございますこと。
M65プリーツも、しっかりアクセントになってます。
ちなみにサイズ感は割と大き目。
身長178㎝体重85㎏の私で、Lサイズを着用しています。
ワークジャケットなんて沢山持ってるんですが、ちょっとディテールやデザインが変わっただけでまた欲しくなってしまう。
本当に困っちゃいますね!!!
それではまた、お店で会いましょう。