diaries blog | 1ST PAT-RN(ファーストパターン)| Vittorio Veneto

※11/14(木)・11/21(木)・11/28(木)は、休店日です。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)の予定で進行中です。

※アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。

LOUNGE ACT ORDER FAIR 2024FW

期間:2024/11/16(土)-11/24(日)
時間:12:00-18:30
場所:DIARIES

LOUNGE ACTの2024年春夏コレクションのオーダー会を開催致します。

2021年の春に取り扱いを開始して以来、その圧倒的な技術と素材選びで、DIARIESでも着実にファンを増やし続けているLOUNGE ACT。

お好きな型と生地の組み合わせで、自分だけの1着が作れます。

春夏納品(納品は5月~8月となります)ですが、冬物のジャケットやコートもオーダー可能です。

また前回ご好評頂いた1点物の生地(1着分しかない生地)も、引き続きオーダー可能です。

是非ともこの機会にジャケットやコートなどにも袖を通していただき、テーラーの深淵を体感してください。


 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「技能の日」だそうです。

洋服好きが高じてバイヤーをやっているものですから、その技能を磨くためにも買い物はし続けなければならないのです。

というわけですので古着屋巡回は欠かせないワークアウト。

当店のお客様も、もう何度か足を運んでくれてるみたいで嬉しいTURNOVERさんへ。

買ったのは、ウールのキャップと迷ってオーバーランドのボディバッグ。

オーバーランドはバックパックを持っているのですが、

このYouTubeに新しくコメントがあって、そのせいでオーバーランドブームが瞬間最大風速に達してしまったのです!

買物の理由なんてそれで十分。風に決めてもらうのもいいんじゃない?そうすると古着がもっと楽しくなりますよ!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】1ST PAT-RN(ファーストパターン)

【アイテム】Vittorio Veneto

【価格】¥94,600-(税込)

【コメント】

お待たせ致しました!1ST PAT-RNのブレザーです!

昨年はブランド休止で、もちろん届くはずもなく。よって2年ぶりの入荷となりました!!!

こんな良いブレザーなかなか無いです。10万の予算で探すなら、もうこれしかないです。(本当は11万くらいにしないときついのですが企業努力・・・)

私も3着ブレザーを所有してますが、1着はインディヴィジュアライズドシャツの会社で作ったセミオーダー、もう1着は古着で見つけたジャストサイズ、

そしてこのファーストパターンのブレザーとなるわけですが、なぜファーストパターンに一番袖を通すかと言うと、結局のところ軽さ・動きやすさですかね~。

ブレザーに限らずですが、体がちょっと疲れてるとファーストパターン着ちゃうんです。

分かります?あの感覚。癒されるわ~でもカッコイイ。最高じゃないですか!!!

というわけで、是非とも見てやってください聞いてやってください。

ファーストパターンを象徴するアイテム、Vittorio Venetoでございます!!!!!

1ST PAT-RNといえば、まずはブレザー。

1ST PAT-RNとして最初に作ったアイテムがブレザー。

1st PAT-RNといえば、兎にも角にもブレザーから始まります。

ファーストパターンのブレザーには、Vittorio Venetoという名前がついてます。

Vittorio Veneto(ヴィットーリオ・ヴェネト)とは、1ST PAT-RNのデザイナーであるCristianoが住む小さな町の名前。

ヴェネツィアの北の方です。

1ST PAT-RNとしては、最もコンセプチュアルなアイテムであり、最初に作られた代表的なジャケット。

故にVenetoの名を冠しています。

 

このブレザーが作られたのは、ブランドが始まった年と同じ2012年。

ファーストコレクションのメインピースとして、まず何を発表するか!?

そこで決まったのが、ブランドコンセプトである「Traditional」の中でも最もアイコニックな「Navy Blazer」に焦点を当て、ブレザーをイノベーションすることでした。

 

2012年当時はタイトフィットが流行していましたが、1ST PAT-RNのブレザーはゆったりめのコンフォートフィットを提案し、さらにそれをニットで作りました。

それがこのVittorio Venetoになります。

見た目はオーセンティックなブレザーらしくメルトン生地にしか見えません。

しかし実際に袖を通してみると、この伸縮性はメルトン生地ではない!ってことに気づくんです。

メルトンというのは、ダッフルコートなどの素材をイメージしていただければ分かると思います。

フェルトとも言いますが、縮絨させたウールの硬い生地です。通常は伸縮性はありません。

でもこの生地は、見た目はメルトンなのに、なぜか伸びる!?!?!?

その秘密は、Cavalry di Magliaというニット生地で作ったから。

このCavalry di Magliaは、小さな生地工場が持つヴィンテージマシンを使い、

何度も機械を修理しながら、どうにかこうにか編みたてられた特別な生地なんです。

裏地を付けて滑らせなくても、生地が体の動きに付いてきてくれるので、非常に着やすいのです。

潔く裏地も最小限に半裏。(肩部分の白い布の部分のことです。)

肩の白い布は、着用時にちょっとだけ滑らせて着やすいようにしているだけ。またこの布のおかげで、ニットなのにハンガー収納が可能。

またイタリアのジャケットらしく、大見返しになっています。

そしてブレザーといえば?の金ボタン。もちろんアンカーマークで。

このボタン、前も袖口もチェンジボタンになってるんです。

しかも本切羽!!!!!

さらに!このボタンはイタリア国内で製造され、イタリア海軍のサプライヤーが作ったものなんです!!!

細部に渡りイタリアの誇りが詰め込まれたブレザー。

 

着てみました。

着心地はそりゃもう最高。

また、生地が非常に柔らかいので、体に良い具合にフィットしてくれるんです。

さらには、裏地や芯を入れなくても、こんなに形がキープできるとは・・・

こんなの見たこと無い!

見た目は正統派なんだけど、全く新しいブレザーです!!!

しかも素材は、100%ピュアヴァージンウールなので、程よく暖かい。

持っている人なら分かると思いますが、ブレザーの着こなしって何でもアリじゃないですか!?

なので、このジャケットならカーディガン感覚でサラッと羽織れるんですよ。

ブレザー×軍パン×オールスターというアパレルらしい着こなしはもちろんのこと、

ブレザー×スウェットパンツ×ワークブーツまたはマウンテンブーツなんて合わせも好きです。

もちろん女性が着てもカッコいい。

実は現在廃版となっている、レディースのブレザーもございます!

なぜならファーストパターンのレディースが休止する前に、当店が全て買い取ったから。

妻はヴィンテージのスウェットに合わせて着てたりします。

ロングブーツに合わせたり。

そしてウディ・アレンのアニーホールスタイルね。

このようにブレザーというのは、実はものすごくコーディネートのふり幅が広いんです。

同じアニーホールスタイルも、男性が着ればウディ・アレンスタイルと呼び方が変わる。(気がする)

デザイナーのクリスティアーノ自身も、ウディ・アレンのスタイルが好きなので、あえてルーズになるように袖丈はやや長め

もちろん袖丈詰めもできるし、ドレッシーに着たい人が殆どですが、ブランドが求める意図を汲み取るならば、拳が出るくらいがオススメです。

ニットなのに、わざわざフックベントを採用しているところにも悶絶。オーセンティックなブレザーらしさを残しています。

内ポケットはコットンで。

外のポケットを使ってもいいんだけど、やっぱり伸びやすい=型崩れしちゃうので、よかったらこっちのポケット使ってねというクリスティアーノの心配りです。

あえて白にしたパイピングもアクセントになっていいですね!

ちなみに今回、なんと替えボタンがついてます!!!!!

イタリアの足付きコロゾボタン!こんなパーツですら今時なかなか目にすることはないと思います!

チェンジボタンなので、自分で簡単にボタン替えが可能になりました。

たまに金ボタンじゃない方が良いという方もいらっしゃるので、これはオススメできる要素が増えました!

1つで2度おいしい、ファーストパターンのブレザーでございます。

 

着心地は柔らかく、組み合わせも自由に。

そんな肩肘張らない、でも本格的な作りのブレザーをお探しの方。

間違いなくお勧めです!!!

 

というのを動画でも説明してますので、よかったら。

 

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。