diaries blog | ABBEY HORN(アビィホーン)| Shoe horn

※1/29(水)・1/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、コート(1月下旬~2月初旬)の予定で進行中です。

※1ST PAT-RN(2025SS)オーダー分の入荷は、2月中旬ごろを予定しております。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「お詫びの日」だそうです。

2024年冬、個人的に激震が走りました。

それは「移転の為、ASAYAKEのひたち野うしくは閉店」というもの。

僕が人生の中で、最も長く通っている古着屋といったら、間違いなくASAYAKEですっ!!!

2005年に帰郷してからほどなくなので、約20年か。

サラリーマン時代、県南にアポを入れるのはASAYAKEに行くのがメインだったし、

ASAYAKEで買ったダレスバッグは、レザーが裂けてぶっ壊れるまで使い倒しました。

 

それから僕はDIARIESを出店する相談をさせてもらったり、DIARIESをオープンさせてからも色々お客様を紹介してもらったり。

また、仲良くさせてもらってるANDANTEANDANTEの齊藤さんや、門蔵商店の江口さん、ジーンズリペアゴエモンの矢島夫妻、

Labour and Waitの匠ちゃんや、古家具ミヤマコのミヤマコ、Second Fiddleの酒井さんなどなど、

錚々たる濃ゆいメンバーを繋げてくれたのもASAYAKEなんですよ。

 

そこには「完成された良い店の一つの形」があると思ってて、それで沢山の人が集まってくるんじゃないかな~。

 

そんなアサヤケが、とうとう第二ステージへ。

 

僕も移転経験者だから言わしてもらいますが、実は旧店舗には意外なほど執着がないんです。

それはアサヤケの小林さんも同じでした。

そして旧店舗に思い入れが深いのは、常連さん=通った回数が多いほどそうなるんですよね!

当然僕もお客さんとしてこの場所に対する思いもあるし、店主としての次のステージへ全力集中したい気持ちも分かり、なんとも複雑な気持ちになりましたが、

店は懐かしむものでも、思い出を語る場でもなく、買い物をするところ。

20年の思いを胸に秘めて、淡々と買い物をするんです。

アサヤケひたち野うしくで最後に買った物、、、忘れちゃったのでまた後日!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】ABBEY HORN(アビィホーン)

【アイテム】Shoe horn

【価格】¥6,050-

【コメント】

久々にアビィホーンのシューホーンが入荷してます!

というわけで、ご存じでない方がいらっしゃるかも知れませんので、まずはブランド説明から。

アビィ・シューホーンを製造している「アビィ・ホーンワークス社」は、

今から約250年前の1749年にイングランド南西部Glouscestershireで設立されました。

以来、一貫して天然の角製品だけを、職人の手作りによる伝統的な手法で一つ一つ丁寧に作り続けています。

アビィ・ホーンワークス社が使用している角(主に水牛の角)は、

古くからの職人により厳選された素材のみが使用されています。

天然の角は強度も強く、重厚感のある光沢が長く持続する、優れた特性を持っています。

「靴ベラ」のことを英語でシューホーン(shoe horn)と言う様に、「靴ベラ」は本来角でできていた物なのです。

つまり、角はシューホーンに最も適した素材の一つと言えるのです。

天然角の雰囲気、重厚感・歴史を味わうことのできる逸品です。

※アビィ・ホーンワークス社が使用している角は全て家畜(主に食肉牛)のものであり、

絶滅の恐れのある野生動物の角は一切使用しておりません。


というブランドですが、今年でなんと創業276年!

どれくらい古いかというと、日本だとゴーフルで有名な上野風月堂や日本酒の白鶴酒造と同じくらい!

全然ピンときません!!!

 

今でこそSDGsとか言われておりますが、こういうサステナビリティ(持続可能性)を持ったブランドが残り続けているのは素晴らしいことだと思います。

説明にもある通り、食肉牛の角ということは、つまり食品産業の廃材であるということなんです。レザーも同じですけどね。

だから動物の命を最後まで有難く使うことになるんです。十分エコな素材。

靴ベラもスチールやプラスチック(石油)よりも、ぜひ天然素材をお勧めしたいです。

 

またそれだけでなく、使ってみると分かるのですが、なんとなく足への当たりが柔らかい気がするんです。

いや気のせいかもしれないですけど。でもホントだと思うんだよな~俺は。

昔はスチールのを使ってましたが、リアルホーンに比べると硬くて冷たいんですね。当たり前ですけど。

でもそれが俺みたいに毎日革靴履くようだと、一度リアルホーンの良さを知ってしまうと、なかなかスチールには戻れません。

 

足入れの良さは、素材だけでなくそのシェイプにもあるかもしれませんね。

自分の足だけでなく、当然靴も傷めません。

良い革靴をお持ちなら、靴クリームにこだわるように靴ベラにもこだわって欲しいですね!

 

今回ご用意したのは、携帯に便利な11㎝のもの。

 

天然の牛の角を使用しているため、すべて風合いが違います。

 

10年以上使っておりますが、まだ割れたの見たことがないな。耐久性も十分です。

英国生まれ同士、テンダーのキーホルダーに合わせてジャラジャラと。これくらいが楽しいですよ!落した時も、すぐに気づきます!

 

私もビジネスマン時代、営業先でマイ靴ベラを持って使っていたのですが、担当者は不思議な顔をしてました。

なんでそんなもん使ってるんだろうって。

自分のリズムを作るために、こだわりの小物を使うってことは、結構大事なことなんじゃないかと思います。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。