diaries blog | DIVINA(ディヴィナ)| Ghilee Shoes

※5/21(水)・5/22(木)・5/29(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※今後のイベント日程は、6月下旬にOLD TOWNのオーダー会、7月と8月に1ST PAT-RNとLOUNGE ACTのオーダー会、

年末にアンティークウォッチフェアが決まってます。

※つくばロックフェスのチケット販売中!今年のメンツもヤバイぞ!

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「成田空港開港記念日」だそうです。

つくば市今鹿島にございますCasa NEROからお送りする夜NEROも、本日が最後。

是非とも期待に胸膨らませ、それに反比例するように腹は凹ませて訪れていただきたい。

ここから畳みかけるように海老原さんの攻勢が始まる。(アップチャージで量を増やしてくれと、俺から頼んでいるんだけどね!)

本当にイタリアっていろんな形のパスタがあって面白いんだけど、こちらは「トロッコリ」という種類のもの。

初めて食べましたが、手打ちらしさが感じられて美味しいパスタでした!

色が緑なのは、バジルを練り込んでるそう。

ここまでは余裕で平らげたんですけど、次でノックアウト!

パン!?

この頃には酔いが回っちゃって、料理の名前すらメモってません。

だからもう1回行かないとダメですね!

最後のドルチェ。こちらは海老原シェフの奥様が担当。

ちなみに奥様のドルチェは、つくばで毎週末開催されているVillage Marketにも出店されているので、是非ともお買い求めください。

そしてここでも、笠間焼き作家・長嶺さんの器が使用されていました!

DIARIESのお客様が作った器と料理でいただく締めの料理。心に沁みるものがありました。ごちそうさまでした。

 

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】DIVINA(ディヴィナ)

【アイテム】Ghilee Shoes

【価格】¥51,700‐

【コメント】

本日ご紹介するのは、ウィメンズのちょっとスペシャルな革靴です!

昨年初めて取り扱ったところ、女性のお客様から非常にご好評を頂戴したので、値段が上がらない内にと思い、2年連続でセレクトさせていただきました。

ずっとやりたかったギリーシューズ!

メンズではなかなか取扱いを踏み切れないでいたのですが、先にウィメンズの方で良いのが見つかりました!

それでは1年ぶりの登場となりますので、まずはブランド説明からどうぞ。

イタリアは、ヴェネト州ヴェネチアのFiesso d’Artico Riviera del Brentaで、1975年から続くシューズファクトリー。

その製法は13世紀の職業ギルドに由来し、ヴェニスの靴職人達が組織する

Calegheri Veneziani(ヴェネツィア靴職人協同組合)の伝統技法に則り、最高の技術によって生産されています。

特徴は、イタリア国内でも数少ないメンズ・レディースどちらも生産できる技術力が挙げられ、

クロエのデザイナー「フィービー・ファイロ」などのクリエーターが手がけるシューズコレクションを支える工場の一つでもあります。

DIVINAは美しさ・履き心地にこだわりたい方のための、真のイタリアメイドのシューズです。


というブランドです。

イタリア北部のファクトリーブランドといったところです。

場所は、水の都ヴェネツィアとGicipiがあるパドヴァのちょうど中間あたり。

ヴェネト州ってことは、ファーストパターンのクリスティアーノも知っているかもしれませんね。

実際にクリスティアーノがつくばに来た時につくば市の説明をしたら、

ヴェネトも研究所や工場が多いらしく、似てるかもね~なんて話をしていました。

そんな様々なファクトリーが連なるヴェネトから、優良工場で作られたギリーシューズが届きました。

といっても、そもそも「ギリーシューズ」って何?って話ですよね!

入荷して1か月近く経ちますが、ギリーシューズというものをご存じの方は、体感で1割未満てとこ?

革靴にどっぷり浸かった方じゃないと引っ掛からないデザインかもしれません。

 

それではまずはギリーシューズの説明を致しましょう。

「ギリーシューズ」とは、ハイランド・ダンスやスコティッシュカントリー・ダンス、アイリッシュ・ダンスを踊るための舞踏用シューズを起源にもちます。

通常の革靴と比べると、タンの部分を抜き、足の甲の部分が露出するデザインが特徴です。

これは、舞踏中に汗をかいた時でも滑りにくくなるよう、通気性を良くするため。

また、タンを抜くことでアッパーの革を減らし、軽量化としなり易さを兼ね備えるという機能を求めた結果、生まれたデザインになります。

なので春夏の涼しげな装いにピッタリというわけ!

さらにダンスをしやすいように屈曲しやすいので、革靴というイメージからは想像もできないくらい柔らかいんです!

タンの部分が無い=パーツが少ないですし、グッドイヤーではなくマッケイ製法なので、とても軽いんです!

なので足腰の筋肉が足りなくて疲れるからなんて理由で、革靴を敬遠している方にも是非ともお試しいただきたい。

そんなメリットだらけの革靴がギリーシューズなんです!!!!!!!

しかもそんなギリーシューズに、さらにフルブローグ仕様!

フルブローグの方はざっくりと説明しますが、穴飾り(メダリオンとかパーフォレーションとかいうやつ)が、

つま先部分だけでなく横にもカカトにも施してあるデザインのこととお考え下さい。

ウイングチップにメダリオン。

そもそもこのデザインが誕生した理由も、やっぱりスコットランド発祥と言われおり、

理由は重ねた革の通気を良くするために、上に重なる革に穴を空け始めたという説が濃厚です。

なのでギリーシューズとフルブローグが合わさると、なんだかとても涼しい靴になるんじゃないかと思うんです。

 

涼しいといったら、やっぱり革底!

僕も色々革靴を履いてますが、なるべく革底にこだわるのは、革が足裏の湿気を逃がしてくれるからです。

この説はどちらかというと否定派の方が多いですが、僕の実体験と先入観も含めて、本当に革底の方が履いてて気持ち良いと思うので、

お客様にお勧めしたいと思うんですよね。

 

さらにDIVINAの革底は、革に溝を入れてくれてる親切設計。

やっぱり履きなれない人は、最初は滑ったりすることもありますからね。これは嬉しいディテール。

 

そしてステッチがこの位置に出てるってことは、マッケイ製法という作り方になります。

マッケイはイタリア靴に多く、コバが張らないので繊細なデザインの靴に向いてます。

また曲げやすい=なじむのが早いので、革靴初心者にもオススメなんです。

 

反対にグッドイヤーやノルウィージャン製法というのは、耐久性に優れているのが特長ですので、

そりゃ馴染むまでに時間がかかりますよね。一長一短というわけです。

 

ちなみにこのDIVINAのギリーシューズですが、実はなんと元ネタがあります。

それはコチラ。

これはなんと、ヴィンテージのエルメスでございます。

この靴のデザインで一番好きなところは、サイドのパーフォレーション(穴飾り)のデザイン。

箒のように見える形は、実はタッセル。

本来、スコットランド伝統のギリーシューズとなると、靴紐の先にタッセルが付きます。

がしかしエルメスは、クラシックなギリーではなく、よりスポーティに履けるように、

タッセルをヒモから外した代わりに、パーフォレーションでタッセルを表現したのかもしれません。

なるほど、このパーフォレーションの使い方は参考になりますね!!!

 

 

というわけで履いてもらいました。

スペインのお祭り用ソックスに合わせると迫力あります!

このように、中に合わせるソックスで表情が変わるので、様々なコーディネートを楽しめるというのもメリットの一つ。

個人的には、まずはプレーンな白ソックスから始めることをお勧めします。次はバーガンディかな。

ヒールの高さも絶妙で、疲れにくいと思います。

またヒモの締め具合でフィット感も自由自在。

甲が高くて革靴を選べないなんて方は、その悩みから解放してくれるでしょう!

でもちょっと派手かな~?合わせにくそうだな~と思われちゃうんですよね。

でも実は、ジーンズ、軍パン、オールインワン等、めちゃくちゃカジュアルな服にもサラッと合わせることができるんです!!!

ワンピースやスカートには言わずもがな。

恐ろしく可能性を秘めたギリーシューズ。

 

また先日は、昨年お買い上げいただいたお客様が、黒レースのソックスを合わせていただいてたので、ご紹介させていただきます。(I井さん、ありがとうございます!)

たまたま今回は、ナチュラルとブラックのレースの靴下を合わせた紹介になってしまいましたが、

ソリッドな白ソックスやバーガンディのソックスなどもお勧めです。

このように、コーディネートが単調になりがちな夏服ですが、

足元だけで全体のコーディネートを完成させてくれる凄いアイテムですので、是非ともお試しいただきたいんです!

サイズも豊富にご用意しております。どれくらい豊富かというと、EUサイズのハーフサイズまで用意しています!

ピッタリの革靴は、疲れないんですよ!!!

 

 

それではまた。お店で会いましょう。