※2/2(木)は休店日です。(展示会シーズンは休みが増えます)
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ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「ニオイの日」だそうです。
子どもの頃は、ストーブのタンクに入れる灯油の匂いが好きでねぇ~。
親がポンプで入れてる隣で、クンクン嗅いでました。あ、歯はちゃんとあります!笑
そんなわけなので、オイルの匂いって今でも好きなんですよね~~~!
そしてオイルの匂いといえば、車屋さん。
匂いは好きだけど、ファーストカーセールスに来るときは、いつも自分の車に何かあった時なんですけどね・・・
今回はちょっとしたパーツ交換で済みましたが、それよりファーストカーセールスの在庫の揃い方がヤバかったです!
自分が買う時も、これくらいの在庫から選びたかったな~。
240乗りたい人がいたら是非訪れてみてください。周りに240乗りたい人がいたら勧めてください。
間違いの無いお店だと断言します!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】APPELETREES(アップルトゥリーズ)
【アイテム】Tomorrows Standard
【価格】¥52,800-
【コメント】
昨年暮れに開催したオーダー会もおかげさまでご好評をいただき、いつの間にか認知が高まっていたようで嬉しい限り。
もちろんオーダー会では私も2着頼みまして、「さすが服屋!」と思われる選び方ができたのではないかと自画自賛。
購入品の紹介はまた後日しますが、本日はDIARIES定番でお勧めしているアップルトゥリーズをご紹介。
改めまして、まずはブランド説明からどうぞ。
「アップルトゥリーズ」は、サンドバーグとマーレイのデュオにより、スウェーデンのストックホルムにて設立。
何よりも製品のクオリティを第一に考えたスタイル、フィッティング、生地選びに関しては一切の妥協を許さず、
綿、麻、シルク、ダウン、レザーなどの天然素材だけを使ってクリエーションしている。
私達の目標は、今の時代にマッチしたユニセックスで着られるクラシックさを合わせ持った、
他に並ぶものがない最高水準のワードローブを作り上げる事である。
というブランドなのですが、もうちょっと補足があります。
アップルトゥリーズのデザイナーは、元リーバイスのデザイナー。
アムステルダム事務所の方で、Levi’s REDやLVCに関わってきました。
そんな彼が、最高の生地・最高のパターン・最高の縫製でもってシャツを作りたいと、
地元ストックホルムに戻り2013年に立ち上げたのがAPPELETREESです。
このAPPELETREES(=林檎の木)というブランド名は、自身のアトリエの庭に林檎の木が生えており、
その気にサンプルを干したりしていたことから名付けられたそうです。
それでは詳しく見ていきましょう。
APPELETREESは、ブランドのスタートは2014年。
たった1型のシャツで、色は白とサックスブルーのみの展開から始まったそうです。
さすがのストイックさ!wwwww
このやる気があるのかないのか分からない感じが最高なんですよ!(俺もよく言われる)
でも実際に物を手に取ってもらえば分かりますけど。
生地はエジプトのGIZA87を使用し、それを北イタリアの紡績工場で120双(超極細の120番手を双糸にしたもの)にし、ポプリン織り。
つまりどういうことかというと、
ツヤがあってシャリシャリした肌触りで、とっっっ~~~っても気持ちがいい!ってことです。サイコーーーーー!
パリっとしていて上品さは言わずもがな。この高温多湿な日本の夏でも、シャリ感は変わりません!これホントすごい!
そして生地だけでなく縫製も。
当店がオーダーしたTomorrows Standardは、APPELETREESのラインナップの中でもドレッシーなシャツ。
なので、最も運針数が細かいです。ドレスシャツ並み。というか、イタリアのドレスシャツの職人が縫ってます!
さらに縫製に使う糸は、なんとシルク!!!!!
最高級コットンとシルクという、それぞれの経年変化が相まって、着こむほどにたまらない風合いになります。
また、シルクが結構縮むのですが、ものすごいパッカリングを引き起こすんですね。
これを見ると、ああ~リーバイス出身というのが分かるなぁ~とも思ったり。
そういう部分では、ジーンズのように育てる楽しみも感じられるシャツです。
次はディテール。
セレクトしたモデル「Tomorrows Standard」は隠しボタンダウンタイプ。
ほらね。
アップルトゥリーズのシャツは、ネックも広めでタイドアップも可能。だからこの仕様は便利ですね!
前立てはフレンチフロントでクラシックに。
個人的に気に入っているのが、カフスボタンが3つあるという部分。なんか豪華!?笑
さらにカフスをよく見てみると、プリーツではなくギャザー!?
さりげなくブルックスのシャツっぽく仕立ててます!
ギャザーで袖にブワッとボリュームが出て、カフスの3つボタンで手首にフィットさせてピタッと留める。
この袖の感じが好きなんですよね。
というわけで着てみました。
Pants/1ST PAT-RN (Georg) ¥47,300-
Shoes/Joseph Malinge (Chausse) ¥81,400-
アップルトゥリーズのシャツに、ファーストパターンのウール×ヘンプのトラウザーズに、ジョセフマランジュの靴。
単純に良い物を着ただけのコーディネート!www
お金をかければ誰でもオシャレになるという、ある意味雑なコーディネートです!
フィットは細くもなくゆったりでもなく。僕の場合は胸が張っちゃってますが・・・
あと、着丈と袖丈が長いのは北欧らしいかな?
あの辺の人たちみんな背が大きいから。日本人にはみんな長いので、あまり気にしないでください。
またこのフィットだと、タックインも良いですよ!
Pants/LOUNGE ACT (1 tuck trousers) ¥36,300-
Shoes/Sanders (Oxford straight tip) -private-
タックインするとスッキリしていいですね~!
アームは太目だし、肩回りも非常に楽です。
後からの見た目も、サイドプリーツでどこまでもスッキリと。
ボタンを留める時に見える袖のギャザーで、服好きは「おっ?」となる。(ならない場合もある)
隠しボタンダウンもチラ見せ~~~!
ボタンはオーストラリア産の貝ボタン。
ちなみに、ボタンも生地もAPPELETREESだけが使用できるエクスクルーシブ素材です!
というように、特別すぎるシャツ。
正直、取り扱うまで1年迷いました。
だって、この価格だったらシャルベとかフライとかルイジボレリといった、錚々たるシャツメーカーも候補に挙がってくるじゃないですか?
果たして、それだけの価値があるのかどうか?お客様に自信を持って勧められるかどうか?と。
なので、そういう時はやっぱり自分でかって着てみないとね!?
こちらは自分の店で取り扱い始める前、約1年半ほど前に買って、100回くらい洗った物。
縫製部分のパッカリングがエグイことになってる!!!
新品と比べるとこんな感じ。
育ってますね~~~!
ちなみに私物のは、セレクトしたTomorrows Standardとは違って、Casual Shirtというもの。
なので、運針数があや粗くパッカリングや、シルク糸の色落ちが目立ちます。
それはそれでいいのですが、色落ちしたあとの首まわりがちょっとあざといかな?と思い、
Tomorrows Standardの方がおくゆかしい経年変化をするのではないか、と考えました。
だって、ドレスシャツをゴリゴリ洗った経年変化、見て見たくない?
すごい細かい縫製のパッカリングってやつ。
こんな感じだと思いますけど。
こちらは妻の私物で、バンドカラーのプルオーバーシャツ。All around the worldというモデル。
この前立てがフレンチフロントで同じ作りなのですが、非常に細かいパッカリングが出てきているのが分かりますか?
ここまでくると、これもまたヴィンテージを超えた存在。そう思うわけです。
このように、まずは自分で買って着てみて、確かに価値が感じられたのでセレクトしました。
ただの高くて凄い品質のシャツです!wwwww
DIARIESも過去様々なシャツを取り扱ってきましたが、ひとまず究極かと思います。
当店の商品で例えるなら、INDIVIDUALIZED SHIRTSとJames Mortimerを足して2で割らない!(値段も含めてwwwww)
これヤバいわ。
そうそう、今春からタグのデザインが変わりました。
今までのシンプルなデザインから、ヴィンテージテストのタグへ。
この変更、時代に逆行していると思うのですが、ものすごく共感できます!!!
というのは、最近のハイブランドをはじめとしたブランドロゴの変更って、みんなフーツラとかにするんですよね。
バレンシアガ、セリーヌ、バーバリー、ベルルッティなどなど、数え上げればキリがありません。
これが「時代と逆行する」と言った意味。
み~んな同じロゴ。しかもせっかくのブランドの歴史が詰まったロゴを変えちゃうんですよ、もうガッカリ!
なので、そういったシンプルなロゴから、このようなロゴにしてくれて、もうそれだけで信用しちゃいますよね!!!
まあ~なんやかやで「凝ったタグ」が付いているだけで、僕のような服好きは喜んじゃうんだからチョロいですね!俺!
なんて話をYouTubeでも話してるんで、よかったらこちらもご覧ください。
あと、またオーダー会を春ごろにやるかもしれないので、よろしくお願いします!!!
それではまた。お店で会いましょう。