diaries blog | astorflex(アストールフレックス)| Greenflex

※12/16(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「忠臣蔵の日」だそうです。

子供の頃は、年末になると忠臣蔵。今はどうなんでしょう?

最近、藤沢周平の用心棒シリーズを読み、俄かに江戸づいている今日この頃。

そんなわけで、ちょうど東京の東の方で取引先担当者と食事をする機会があったので、ついでに寄ってみました。

ここが忠臣蔵の舞台になった、吉良上野介の邸跡。

年を重ねると、なぜか歴史物に惹かれるんだよね。

それにしてもこの近辺の歴史ってすごくて、近くにネズミ小僧の墓があったり、

勝海舟の生まれた場所まであったりする。

さらに足を伸ばせば

純レバ丼!!!!!@菜苑 #孤独のグルメ

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】astorflex(アストールフレックス)

【アイテム】Greenflex

【価格】¥30,800-

【コメント】

気が付けば約3年ぶりの入荷に・・・・・

日本初上陸以来、毎シーズン少しづつでも必ず取り扱ってきたのですが、ぶっちゃけなかなか思ったように売れなくてね!

そりゃ売れないとウチみたいな小さな店は一瞬でつぶれるので、継続する心が折れました。ポキッと。

でも不思議と品切れすると「もうやらないんですか?」と聞かれたりするので、

お客様にネチャッと粘着する寄り添うDIARIESとしては、取り扱わないわけにはいかなくて。

 

まあ~なんだかんだで履きやすいんですよ。結構いい。いやかなり良い!

僕はいつもレザーソールが多くて、硬い靴になれてしまっているせいもあるのですが、

アストールフレックスのクレープソールは、クッション性と歩きやすさが最高なんです。

ちょうど今日も履いてました。

落ち葉が積もると履きたくなる。ちょっと疲れた時に履きたくなる。寒いから足首まである靴を履きたくなる。

僕にとって、そんな時に選ぶのがアストールフレックス。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

久しぶりの紹介なので、まずはブランド説明から。

astorflex(アストールフレックス)は、1816年にイタリアはロンバルディア州にあるマントヴァ県のカステルダーリオという小さな村で生まれました。

Travenzoli家が古くから伝わる靴づくりを継承し、現在6代目となるFabio氏により世界最高のデザートブーツが作られています。

製法はIdeal製法(ステッチダウン)を得意とし、デザインから生産まで一貫してイタリアで行われています。

ブランドの根底に流れる2つの哲学。

一つは「エコフレンドリー」。

ベジタブルタンニングされたレザーや、パラゴムの木から採取した樹液で作るナチュラルラバーソールなど、

できるだけ自然に負荷をかけない素材を用いています。

さらに着色剤や溶剤などの化学薬品は一切使用しておりません。

二つ目は「ファッションアイテムではなく道具としての靴」。

これは流行に流されないデザインと、あくまで快適に歩くための道具としての靴を作るという考えです。

また道具は優れたクオリティとともに、適正価格で買えなくてはならないとも考えており、

ローカルな職人や工場との信頼関係を大事にしています。


創業200年とは驚きです!なんで今まで日本に入ってこなかったのか!?

その商売っ気の無さも魅力的なんですけどね!

 

見た目はシンプルなデザートブーツですが、背景には並々ならぬ信念が隠れていました。

いつも言いますが、シンプルなアイテムほどセレクトするのが難しい。

既に定番ブランドとしてク〇ークスが君臨する中、なぜこれを選ぶのか。

このブーツからは、一目見た瞬間から説得力がありました。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

まずは素材。

主に使用する革はヨーロッパでベジタブルタンニングされたもの。

原皮をオーク樹皮やミモザなどを合わせた溶液に1か月以上浸し、自然乾燥後に獣脂とアニリンを使い、

バレルの中で柔らかくしていきます。

この方法は高コストで時間もかかるため、現在ではほとんど用いられませんが、

丈夫でさらに「呼吸をする」革が作られると言われています。

 

またそんな話を聞かなくても、スエードのクオリティを見ればすぐに良さが分かります。

スエードといえば起毛が特徴ですが、その起毛が非常に細かい。

例えるならブリスベンモスのべロア生地のよう。

高品質なスエードってどんなの?と思ったら、まずはこれをご覧になって欲しいくらい。

本当に素晴らしいです。

 

また履いた感じも柔らかく、馴染みもよる足にフィットするので、歩きやすいし疲れにくいですね。

 

さらに!実はレザーのケアも表革より簡単だったりします!

スプレー2本でOK!

それで雨の日もガシガシ履けちゃいますよ!!!

実はスエードブーツって、かなり機能的。

 

アッパーの説明をしたので、お次はソール。

こちらのクレープラバーソールは、やはり天然の生ゴムです。

理由としては柔軟性を保つために、またブランド紹介で説明した化学薬品を使わないという信念から、

混ぜ物がない生ゴムなので、ソールの色は全てこれになります。

使用するラバーの原料は、ブラジルの「パラゴムの木」の樹液です。

 

余談ですが、パラブーツのパラってブラジルのパラ港から来てるよね?確か。

ゴムの木は、ブラジルのパラ州が原産だそうなので、パラゴムっていうみたいです。

 

閑話休題。

 

外側は分かりました。

次は内側。

これまた素晴らしいのが、ライナー(内貼り)はレザー。

足を入れた瞬間に幸せになります!

またその分滑りやすいかもねと思う方もいらっしゃるかと思いますが、

ワイズはやや細目でフィット感はよく、ちゃんとしたサイズを選んで紐を締めれば、

靴の中で足が滑ることもないと思います。

 

このライナーに関しては、本来軍物ですからステッチダウンの簡素な作りであることを考えれば、

アッパーはスエード1枚の方が雰囲気はあると思います。

ただこれだけの上質な素材としっかりとした作りで、

さらにこの価格であれば文句のつけようがありません。

 

そしてヒールカウンターの部分をよく見てみてください。

ヒールの部分だけ、あえてのスエード使い。

これは、ヒールが滑ってかかとを浮きにくくするためでしょう。

「靴づくり」といううよりも、「履くために」ということに真摯に向き合った結果のディテールではないでしょうか?

これだけで信頼に足るブランドというのが、理解できます。

 

ちなみに履き心地としては、甲が高めの私ですが、紐をキツめに締めても痛くありませんでした。

ラウンドトゥでそこそこボリュームもあり、合わせやすいと思います。

ウィズはD程度かな?

26㎝Eウィズの私は、41でも入るけど42で履きます。それくらいイージーでいいと思います。

 

というわけで、既にご覧いただいている通り、今季は2色をご用意しました。

まずはお勧めのWhiskey。

ウイスキーのような琥珀色ですね!デニムや軍パン、ウールパンツに良く合います。

 

そして久々の入荷となってしまったので、新しくリリースされた色もセレクトしてみました。

その名もMilitare(ミリターレ)。ミリタリーを意識したモスグリーンです。

ボロボロになってもカッコ良さそうな色!むしろ手入れをしないくらいが好みかも???

 

改めて、是非みなさんに履いてほしいアストールフレックス。

スニーカーしか履かない人も、この柔らかさなら納得するはず。

革靴好きの方は、雨の日用のサブシューズとしてもお勧めです。

 

 

 

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それではまた。お店で会いましょう。