※12/22(木)は、休店日とさせていただきます。
※年末年始のお休みは、12/29→休 12/30→営業 12/31~1/2→休み 1/3→初売りの予定です。
もし29日に来店希望の方は、ご連絡ください。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
※お正月はOLD TOWNの受注会やります!
OLD TOWN order exhibition 2023S/S
期間:2023年1月3日(日)~1月9日(月・祝)
OLD TOWNの受注会を行います。オーダーの際、デポジットとして1着につき10000円をお預かりいたします。
オーダーした製品は、4~5月頃の入荷となります。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「国際移民デー」だそうです。
ここ茨城も海外の方が増えて来まして、中国料理とベトナム料理が増えてきて引照点が賑やかになっております。
あ、スリランカも忘れちゃいけない。なぜか茨城に多いスリランカ料理。
で、ですよ。そんな中、このニュースは辛かったです。
我らアパレルも闇が深すぎます。
これじゃMade in Japanが泣くし、日本のブランドとはいえ、全ての工場を見ることはできません。
なので、僕ができる予防策としては、デザイナーさんに工場の様子を伺うことくらいでしょうか?
それでも全ての工場を聞き出すのは、企業秘密的な部分もあるから難しいんですけどね。
この技能実習生の問題は、後々国際問題に発展しかねないので、さすがに政府が本腰いれて取り組んでほしいと思います。
服に関わる全ての人が幸せになる服を売っていきたいですね!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】astorflex(アストールフレックス)
【アイテム】Greenflex
【価格】¥30,800-
【コメント】
昨年、在庫がダブついてきたために当店では3年ぶりの入荷となってしまったアストールフレックスですが、来年からはまた未定となっております。
理由は、、、1万くらい値上げしちゃうから。
なので、デザートブーツをお探しの方は、是非ともこの機会をお勧めします。
まあ~なんだかんだで履きやすいんですよ。結構いい。いやかなり良い!
僕はいつもレザーソールが多くて、硬い靴になれてしまっているせいもあるのですが、
アストールフレックスのクレープソールは、クッション性と歩きやすさが最高なんです。
ちょうど今日も履いてました。
落ち葉が積もると履きたくなる。ちょっと疲れた時に履きたくなる。寒いから足首まである靴を履きたくなる。
僕にとって、そんな時に選ぶのがアストールフレックス。
ついでにファーストパターンのパンツに、とてもしっくりくるシューズ。
かれこれ5年くらい履いてますが、インソールもしっかりと自分の足型に沈んでおります。
素晴らしいフィット感。僕だけにフィットする形。そうなるともう~~~手放せないんですよね!!!
そこまで育ててこそ、ようやくその靴の良し悪しが分かるってもんです。
それでは詳しく見ていきましょう。
久しぶりの紹介なので、まずはブランド説明から。
astorflex(アストールフレックス)は、1816年にイタリアはロンバルディア州にあるマントヴァ県のカステルダーリオという小さな村で生まれました。
Travenzoli家が古くから伝わる靴づくりを継承し、現在6代目となるFabio氏により世界最高のデザートブーツが作られています。
製法はIdeal製法(ステッチダウン)を得意とし、デザインから生産まで一貫してイタリアで行われています。
ブランドの根底に流れる2つの哲学。
一つは「エコフレンドリー」。
ベジタブルタンニングされたレザーや、パラゴムの木から採取した樹液で作るナチュラルラバーソールなど、
できるだけ自然に負荷をかけない素材を用いています。
さらに着色剤や溶剤などの化学薬品は一切使用しておりません。
二つ目は「ファッションアイテムではなく道具としての靴」。
これは流行に流されないデザインと、あくまで快適に歩くための道具としての靴を作るという考えです。
また道具は優れたクオリティとともに、適正価格で買えなくてはならないとも考えており、
ローカルな職人や工場との信頼関係を大事にしています。
創業200年とは驚きです!
でもぜ~んぜん日本じゃ知名度ありませんね!その商売っ気の無さも魅力的なんですけど!
見た目はシンプルなデザートブーツですが、背景には並々ならぬ信念が隠れていました。
いつも言いますが、シンプルなアイテムほどセレクトするのが難しい。
既に定番ブランドとしてク〇ークスが君臨する中、なぜこれを選ぶのか。
このブーツからは、一目見た瞬間から説得力がありました。
それでは詳しく見ていきましょう。
まずは素材。
主に使用する革はヨーロッパでベジタブルタンニングされたもの。
原皮をオーク樹皮やミモザなどを合わせた溶液に1か月以上浸し、自然乾燥後に獣脂とアニリンを使い、
バレルの中で柔らかくしていきます。
この方法は高コストで時間もかかるため、現在ではほとんど用いられませんが、
丈夫でさらに「呼吸をする」革が作られると言われています。
またそんな話を聞かなくても、スエードのクオリティを見ればすぐに良さが分かります。
スエードといえば起毛が特徴ですが、その起毛が非常に細かい。
例えるならブリスベンモスのべロア生地のよう。
高品質なスエードってどんなの?と思ったら、まずはこれをご覧になって欲しいくらい。
本当に素晴らしいです。
また履いた感じも柔らかく、馴染みもよる足にフィットするので、歩きやすいし疲れにくいですね。
さらに!実はレザーのケアも表革より簡単だったりします!
スプレー2本でOK!
それで雨の日もガシガシ履けちゃいますよ!!!
実はスエードブーツって、かなり機能的。
アッパーの説明をしたので、お次はソール。
こちらのクレープラバーソールは、やはり天然の生ゴムです。
理由としては柔軟性を保つために、またブランド紹介で説明した化学薬品を使わないという信念から、
混ぜ物がない生ゴムなので、ソールの色は全てこれになります。
使用するラバーの原料は、ブラジルの「パラゴムの木」の樹液です。
余談ですが、パラブーツのパラってブラジルのパラ港から来てるよね?確か。
ゴムの木は、ブラジルのパラ州が原産だそうなので、パラゴムっていうみたいです。
これがまた丈夫でして、5年履いてもまだまだソール交換の予定はございません!
5年も履いてりゃ、かかとの外側はそろそろヤバいんじゃないかな?というタイミングなのですが、全然持ちますね。
おそらく、生ゴム=染料が入ってない=柔軟性が保たれているから削れにくい?とかの理由があるのかな。
ステッチダウン製法で屈曲性にも優れ歩きやすく、さらに耐久性もバッチリ!
以上で外側は分かりましたね。
次は内側。
これまた素晴らしいのが、ライナー(内貼り)はレザー。
足を入れた瞬間に幸せになります!
またその分滑りやすいかもねと思う方もいらっしゃるかと思いますが、
ワイズはやや細目でフィット感はよく、ちゃんとしたサイズを選んで紐を締めれば、
靴の中で足が滑ることもないと思います。
このライナーに関しては、本来軍物ですからステッチダウンの簡素な作りであることを考えれば、
アッパーはスエード1枚の方が雰囲気はあると思います。
ただこれだけの上質な素材としっかりとした作りで、
さらにこの価格であれば文句のつけようがありません。
そしてヒールカウンターの部分もご覧いただきたいのですが、ヒールの部分だけ、あえてのスエード使い。
これは、ヒールが滑ってかかとを浮きにくくするためでしょう。
「靴づくり」といううよりも、「履くために」ということに真摯に向き合った結果のディテールではないでしょうか?
これだけで信頼に足るブランドというのが、理解できます。
ちなみに履き心地としては、甲が高めの私ですが、紐をキツめに締めても痛くありませんでした。
ラウンドトゥでそこそこボリュームもあり、合わせやすいと思います。
ウィズはD程度かな?
26㎝Eウィズの私は、41でも入るけど42で履きます。
それくらいイージーでいいと思います。冬に履くので、厚手のウールソックスを合わせたいので。
そして今年セレクトした色は、取り扱いをお休みすることもあり、原点に返ってStoneという色にしました。
ミリタリーのデザートブーツ、あの色でございます。永遠の定番。
この機会に是非。
それではまた。お店で会いましょう。