diaries blog | AUBERGE(オーベルジュ)| Boulogne

※2/9(水)・2/10(木)は、休店日とさせていただきます。

※店舗をちょっといじるので、2月下旬に長期連休をいただく予定です。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

※1ST PAT-RNの受注会を開催します。

1ST PAT-RN ORDER FAIR -2022FW-

日時:2/12(土)~2/20(日) 12:00~18:30

※密にならないよう、ロングラン開催!

※条件はいつも通り、デポジット5000円(1点につき)です。

大々的に「イベントやってまーすっ!」って言いづらいご時勢ですので、ひっそりとやります!いつもですけど!!


 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】AUBERGE(オーベルジュ)

【アイテム】Boulogne

【価格】¥74,800-

【コメント】

早くも2022年春夏の目玉商品がオーベルジュより届いております!

これまた嬉しい動物ボタン!!!!!

ブラックモールスキンの影に隠れておりましたが、こちらもヴィンテージではグングン価格も急上昇!

僕もヨーロッパ買い付けでは、必ず買い付けて来たいアイテムでもありますが、もう無理かな。

年々数も少なくなってくるし、値段も高くなる。

4,5年前までは状態が良い物だけを選べたけど、今はもうある程度ダメージを覚悟しないと仕入れすら難しい。

まあしょうがないです。昔から良い物なので。

人気が出たら、みんなが知るところになったら、圧倒的に遅いのです。

昔から僕を信じてDIARIESで買ってくれているお客様なら、何の問題もないんですけどね!

 

とはいえ、価格の高騰は、僕にとっては万々歳。

そもそも良い服なので、価格が上がるのは当然のことですし。

そしてヴィンテージの方で仕入れることができなくなったら、いよいよ新品の出番です。

 

新品の出番といっても、そのまんまレプリカを作るわけではなく、ちゃんと現代のエッセンスと取り入れて、

かつヴィンテージに対するリスペクトが込められている。

そこまでやってこそ「オマージュ」だと思うし、まさにオーベルジュがやっていることだと思っています。

 

以上を踏まえまして、今回のオーベルジュ的動物ボタンフレンチハンティングジャケットには感動しました。

様々な珍しいヴィンテージディテールを取り入れ、パーツを一から作り、日本の重鎮モデリストによるパターンメイキングを施す。

もはや夢の動物ボタンジャケットなのでございます!!!!!

 

それでは詳しく見ていきましょう。

まず見て欲しいのは襟です!

このアシンメトリーな襟。これはすごい。

なんでも1920年代のフランスのハンティングジャケットに見られた襟だとか。

僕は見たことも聞いたこともありません。

襟を立ち上げてみると、チンストラップを兼ねた襟の構造だということが分かります。

さらに襟の裏側に当たる部分にもう一つあるボタン。

こちらはスペアかと思ったら違うようで、襟をたたんだ時に留めるボタンになっているんです。

何を言ってるか分からないと思うので、詳しくは店頭で!

 

次です!

動物ボタンジャケットといえば?

かならず付いていると言っても過言ではない「ピボットスリーブ」ですね!!!

このわきの下に四角くカッティングされた部分。ハンティングで着用する際、腕の可動域を確保するために設けられたディテールです。

ちなみにこちらのジャケットはラグランスリーブですが、

ラグランスリーブとピボットスリーブの組み合わせは比較的少ないですよというのが、

私自身も何度も動物ボタンジャケットを買い付けする時に思ったことです。

DIARIESでは過去に1回したないかも?

1940年代頃のものでした。

ラグラン×ピボットスリーブのハンティングジャケット。

さらにオーベルジュは、袖ストラップではなく、袖口に動物ボタン。

贅沢ですね!

背裏にはキュプラ×コットンの裏地で着心地抜群。

もちろんゲームポケットもございますよ!

このポケット、ディテールだけかと思いきや、僕は結構使いますけどね。

出かけたついでに買った雑誌や、展示会でもらう資料とか入れたり。

ポケットが多い服は大好きです!!!

そして畏敬の念すら感じるのがボタン。

これなくしては動物ボタンは語れないですからね。

まさかこれをオリジナルで一から作ってくれるとは・・・・・

ボタンて、1回の生産ロットが膨大でしょ?おそらく数百個単位。

なのでおいそれと作れるもんじゃあないんです。

さらに出来立てホヤホヤのボタンのままではピカピカすぎてしまうので、1つ1つ手作業で味を出しているというこだわりよう。

さすがにデザインは鹿だけですが、これをもし鳥や猪や兎などとバリエーション作ったら大変なことになるので、

どうしてもボタンがバラバラじゃないと嫌だという方がいらっしゃったら、自分で作ってください。

作る苦労も知らないとダメです。俺も知らんけど!w

また素材は、先日Bean Partyでも説明した、エル〇スのガーデンパーティから着想を得たコットン×リネンのキャンバス素材です。

ハンティングジャケットの方は、ナチュラルカラーではなくBritish Greenというもの。

よく見ると、タテ糸にグリーンのスビン綿を、ヨコ糸にはブラウンのフレンチリネンを使用した、味わい深い色に仕上がってます。

なので肌触りも非常になめらか。

こんな贅沢な素材を用い、こんな柔らかい肌触りのハンティングジャケットなんて、

ヴィンテージでは絶対にありえないので、こりゃもうたまらんですね!!!!!

もちろん洗濯も可能(手洗い)なので、ガシガシ着て味を出して頂いて大丈夫ですよ!

シルエットは絶妙なAライン。

合わせるパンツは、やっぱり太目がお勧めです。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。