diaries blog | BARRY BRICKEN(バリーブリッケン) | 2 Tuck Trousers

※12/24(木)12/25(金)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。





ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「民法改正記念日」だそうです。

イギリスで?コロナの変異種が!?猛威を奮ってるって・・・・・

もう買い付けいくの無理だわ。

ご期待いただいている皆様には申し訳ないですが、楽しみは取っておきましょう。

ちなみに当店の方ですが、12月30日(水)まで店を開けます!!!

新年(信念)は定まってません!!!!!





じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】BARRY BRICKEN(バリーブリッケン)

【アイテム】2 Tuck Trousers

【価格】¥28,600-(税込)

【コメント】

昨シーズンより取り扱いを始めた、「チノパンの最高峰ブランド」。

おそらく50歳以上の洋服好きの男性の方なら、その名をご存じかもしれませんね。

アメトラといえばバリーブリッケン。

僕らオジサンにとって憧れのチノパンといえば、バリーブリッケンなんです。



ダイアリーズ創業当時からずっと取り扱いたいとは思ってたんですけどね。

当時はまだそのレベルには至ってないな~ってのと、

気が付いたらバリーさんが引退しちゃってたてのを知って諦めかけていたんですよ。

でもね、ブランドロゴだけのバリーじゃなくて、中身はちょっとすごいことになってた。

実は名前はBARRY BRICKENだけど、作っているのがなんとあのメーカーだったんです。

HERTLING TROUSERS

メイドインニューヨークの究極のパンツブランド。

HERTLING TROUSERSを最初にセレクトしたのは2014年でした。

最後に取り扱ったのは2018年。

なのでHERTLING TROUSERS製のパンツが2年ぶりに入荷し、

さらにBARRY BRICKENの名を背負っていることで、

テンションブチ上がってます!!!!!

個人的にはダブルネームみたいなもんですからね!

それではまずはブランド説明からどうぞ。

バリーは10歳の頃から、父・モリスがニューヨークで経営する

トラウザーズショップで毎日を過ごしてきました。

大きくなるとメリーランド大学で会計学を専攻し、父のビジネスを拡大することを決意します。

1960年代、アメリカはボルチモアにトラッドショップをオープン。

時を同じくしてラルフローレンやダナキャラン、カルバンクラインが頭角を現す頃、

自社のオリジナルレーベルとして「トラウザーズ・バイ・バリー」を発表し、

トラウザーズブランドとして本格的にスタートしました。

1970年代に入るとポールスチュアートやブルーミングデールズでも取り扱われるブランドとして、

一躍注目を浴びる存在となり、作りの丁寧さと頑強さが次第に評判になり、

チノーズの頂点を極めることになります。

当時これほどしっかりと作られたチノーズはありませんでした。

1980年代に入ると、ようやく日本でもその名が知られる様になります。

現在バリー・ブリッケンの仕様は、内股には補強布(シック)が付けられ、

腰ポケットの上下にカンヌキが施されています。

内側は、Wステッチになっており、ベルトループも太くてしっかりしています。

ウエストバンド(腰帯)が2つのパーツに分かれており、ヒップの縫い代もアイロンで割られています。

これはスーツなどのドレスパンツと同じ作り方で、チノーズでこの作り方をしているブランドは多くありません。


というブランドです。

自分のブログで紹介できるのが嬉しいと思える。

それくらいBARRY BRICKENというのは憧れのブランドなんです!

それでは詳しく見ていきましょう。

最もアメリカらしいと思うトラウザーズをセレクト。

2タックの太目チノパン。

にしては品がありすぎんだろ~~~~~w

それは生地のせいかもね?

今回使用している生地は、ちょっと特別なやつ。

BARRY BRICKENが1970年代にブレイクするきっかけは、

ニューヨークのポールスチュアートで置かれるようになったことなのですが、

そのポールスチュアートが使用していた生地と同じものなんです。

まあ、まさかポールスチュアートの生地で作って欲しいとオーダーした半年後に、

原宿のポールスチュアートが、あの重厚感のある店を閉めて移転するとは思いませんでしたけどね。

実際見てもらうと分かるのですが、ちょっと別格の生地です。

ズシっとします。ツヤがあります。

生地がもつコシだのハリだのといった、アパレルあるあるよく分からない表現は、

この生地を触れば分かりますよ。

高級チノクロスといえばウエストポイント(通称ウエポン)がよく使われますが、

さらにもっと偉い人が穿くパンツの生地って感じです!笑

また特別なディテールとしてはベルトレスってとこ。

ベルトループが無い分ストラップで調節できます。

が、その分サイズ選びがシビアになってきますよね?

なのでサイズは28~36インチまで1インチ刻みで用意してます。

まあウチの店なら当たり前でしょ?(つらいけど)

最近は2インチ刻みが当たり前になってますけどね。

これはパンツ専業ブランドだからこそ用意できることだと思うし、

お客様のためを思ったら、できるだけ細かくサイズ用意するのが当たり前だと思ってます。

(その分お店の経営はかなりキツくなるので、できれば俺もやりたくないんだけどね。)

それでもサイズが合わない。なんてことになってもご安心下さい。

スーツ並みの作りになってるので、ウエストのサイズお直しもできますので。

※お直し代は別料金です!

いや~でもホント腰回りの作りが素晴らしいです。

まずは腰のストラップ。

ポケットはゴチャゴチャしないように潔くタテポケットで、上下にカンヌキ。

本格的トラウザーズらしく持ち出し。

一番ヤバイと思ったのが、タックをコインポケットにかぶせているところですかね。

こんなのアリなんだ!?www

というわけで履いてみました。

Tops/S.N.S. Herning(Naval) ¥31,900-

Shoes/ALDEN -private-

いや~~~~~いい太さ。

といってもこのスタイルって、今ちょっと流行っちゃってない?

違うんです。今似たようなパンツを作っている人が、憧れてたパンツなんです。

時代を越えて良い物は良いという、またおなじみの流れですね!www

若い人にも履いてほしいな~。知って欲しい。

でもオーバーサイズなんてダメですからね!

なぜって、ベルトループが無いからだよ!!!流行なんて知らねーよ!w

別にトラッドに限らず、色んな履き方してくださいね~!



ちなみに、今回ベージュは入荷しませんでした。

コロナの影響か分かりませんが、諸問題によりなんとかオリーブだけ確保した状態。

ベージュが欲しい方は、また来年お願いします。

でもこのオリーブも、軍物ぽくない若草色みたいなオリーブで良いですよ!

春に良さそうだな。





それではまた。お店で会いましょう。