diaries blog | BASTIEN(バスティアン)| 089 Moccassin Black Crepe Sole

※2/29(木)・3/1(金)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「夕刊紙の日」だそうです。

今週はミラノがファッションウィークで、X JAPANのYOSHIKIがデザイナーとしてコレクションデビューを果たしましたね!

その名も、メゾンヨシキパリ!日本在住でミラノで発表しておりますが、ブランドの拠点はパリだそうです!

ちなみにヨシキさんの実家は、千葉(館山)の呉服屋さんだったそうなので、服飾の血が滾ったのではないでしょうか!?

そういや数年前に、ヨシキモノというのをイギリスで発表したと思うんですが、その後どうなったのか。

なんにせよ、日本人が世界で活躍するニュースは、とても喜ばしいことだと思います!

少しでもファッションが、元気になるきっかけになればというのは、DIARIESも同じですからね!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】BASTIEN(バスティアン)

【アイテム】089 Moccassin Black Crepe Sole

【価格】¥21,780‐

【コメント】

昨日に引き続き、またまた新しく取扱いを始めるブランドになります!

その名もバスティアン!

1830年頃、マーガレット・ロウィノンキー・ヴィンセントが、靴・ミトン・スノーシュー・トボガン(ソリ)を製造するために工房を設立しました。

ファーストネーションであるカナダの先住民・ウェンダット族が、ビジネスに進出した大きな転機でもありました。

そして1878年のこと、モーリス・セバスチャン・アグニオランは、

同じくスノーシューやトボガンやモカシンを製造する初の大手メーカーとして、モーリスバスティアンを設立しました。

彼は、ウェンダット族の実に 80%以上を雇用しました。

ついにウェンダット族が、近代商業として成功を収めると、1883年から1896年にかけて、

モーリス・セバスチャン・アグニオランがウェンダット族の総首長になりました。

その後4世代に渡り続き、2022年からは同じくヒュロンウェンダット族のジェイソン・ピカール・ビネに経営が任されています。


というブランドですが、代々カナダの先住民たちによって作られている、モカシンシューズメーカーになります。

この先住民の中でも、イヌイットとメティ以外の先住民をファーストネーションと呼ぶんです。

アメリカで言うところのネイティブアメリカンってところです。ネイティブカナディアンとは言いません。

とはいう物の、作っているのは原始的なモカシンシューズで、昔々のインディアンが履いていた靴とほぼ同じです。

 

またモカシンシューズということは、当店だとラッセルモカシンやクオディがありますが、

それらとは全く別のテイストにはなりますのでご安心ください。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

いやもう、なんてことない普通のモカシンシューズです。というか、リアルなモカシンシューズは本来こんなものでした。

あらためてモカシンシューズって何?というのを説明すると、

足裏を地面から守るように包み、このように甲の部分でフタをするように縫ったものです。

これがモカ縫いなんて名前がついていて、モカシンシューズの特徴になります。

Uチップなどと比べると、いかにも手作業らしい荒々しさがあって、このクラフト感が魅力かな。

 

さらにはこのモカ縫いの部分で、革の断面を見てもらえると思うんですが、随分厚いレザーを使ってるなあ~と思います。

こちらはムース(ヘラジカ)レザーを使用したモカシンシューズ。

バスティアンで使用するムースレザーは、1年分の革をムースの猟期期間を守り調達します。

ムースレザーの特長は、肉厚で耐久性があり、それでいて軽く柔軟性に富みます。

なので馴染みも良いってことです。

ホントに革そのまんま。インソールも無いので、決して歩きやすいとは言えませんが、

まあDIARIESのお客様なら革靴慣れしてるし、人によってはワラーチも履きこなしているので、問題ないでしょ!

あとはインソール入れるなり、自分で考えて履きましょうね!

結構な確率で、スリッパみたいって言われます。

いやホント僕もそう思います!笑

でも外履きできるように、ラバーのソールが付いているのでご安心下さい。

ちなみに現地では、このラバーの部分を革にしているのもあります。それはさすがにルームシューズです。

ルームシューズみたいな簡素な靴ですが、そういやジャーマントレーナーだって室内用ですからね。

ショボいモカシンシューズなので、あまり追求しないでください。

唯一ストロングポイントがありました。

このカカトまで伸びたラバーのおかげで、ドライビングシューズとして使える可能性大です!!!

車社会の茨城にはもってこいだね!

 

というわけで、昨日ご紹介したトナカイ革のバッグと合わせるのはいかがでしょうか?

メンズとレディースの両サイズを用意してますよ~!

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。