※9/29(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「世界観光の日」だそうです。
先日、とあるお店を訪問ついでに観光もしてきたんですよ。
で、そのお店というのがコチラ!
上野のFreeportさん。
こちらのF島さんには、いつもお客様をご紹介していただいており、本当に助けられております。
また、同業他社にあまり知り合いがいない私がお邪魔できる、数少ないお店でもあります。
なので表敬訪問ということで立ち寄らせていただきました。
私なんかが他の洋服屋さんに物申すのはおこがましいですが、店内はザ・オーセンティックな品揃え。
しかし、玉美・ヤヨイ・ヒノヤ(サンハウス)などの大御所が店を構える上野という場所で、
このようなテイストでセレクトし、且つ、しっかりお客様を定着させていることは、
並々ならぬ努力を積まれてきたことと容易に想像できます。
いやぁ~来てよかった。
せっかく数年ぶりに上野に来たんだから、ゆっくりしていきたかったのですが時間もなく。
でもF島さんに紹介されたコーヒー屋さんにだけは寄れました!
もはや伝説的なお店?ダンケさんのバターブレンドコーヒーでございます!
どこがバターかは、私の駄舌ではわかりませんでしたが、美味しいです。
ちなみに、カウンター5席しかなく、すんなり入れたのはとてもラッキー!
またシステムは、メニューのコーヒーを選ぶだけでなく、壁に飾ってあるお好みのカップを選ぶことができるんです。
ちなみに先ほどのカップはエルメス。(僕くらいになると、直観で選ぶとエルメスのカップを選べるようになります!w嘘)
妻が選んだのは、ウェッジウッド。ブラックのウェッジもカッコいいですね~。
さらに、ここの名物はコーヒーだけでなくチーズケーキも。
でも早くいかないと完売しちゃいます。僕が行った日も完売してて、別なケーキを頼んだんですけど、パンでした。
美味しいクリームが乗ったパン。
やっぱり上野は、しっかり時間を取って行った方がイイね!ラム食べてビールも飲みたいからね。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【アイテム】British Railways Work Jacket (dead stock from 1960’s~)
【価格】¥32,780-
【コメント】
イギリスから、粗末なヴィンテージがチョロっと入荷してます!www
まずはマトモなやつから参りましょう!
こちらは1960年代以降のワークジャケット。
前振りの太目のアームがイギリスらしく、OLD TOWNが見てきたそれらのジャケットだと思います。
ですが、おっ!?と思ったのが右綾ツイル。なぜかイギリスは左綾ツイルが多いのですが、こちらは右綾でした。
それがちょっと面白くて。
さらに面白いディテールはボタン。
なんと、こちらのボタンはゴムでできているんです!!!!!
なんでか理由は分かりません。割れないようにするため?
このマットな質感がなんともいえない良い雰囲気を出しているんですが、この「ゴム製」という部分にも「イギリスらしさ」を感じるんです。
なぜかといいますと、ざっくりいうと「ゴムはイギリス発祥」と考えて良いんです。
たとえばマッキントッシュが世界で初めて「ゴム引き」による防水機能を開発したり。
また、ダンロップが世界で初めて「空気入りタイヤ」を開発したり。
(そもそもダンロップって、1888年にスコットランドで始まってるんです!)
だからこの「ゴムのボタン」がイギリスのジャケットについているということには、非常に歴史の重みを感じるわけですね。
なので、もしかしたらダンロップ製のボタン!?かと思ったのですが、裏を見たらどうやら違う社名でした。
Dから始まってteで終わる会社名。わからん。
でもこのジャケットが、何用に作られたものかは分かります。
それは見返しに印字してあるプリント。
上から、
4
SIZE
XWC
BR
と書いてあるのがお分かりいただけますでしょうか?
サイズ4はそのまま。そして先に言うとBRというのは、British Railways(イギリス国鉄)の頭文字。
そしてXWCというのは、駅のコードだったかな?
日本でいうところのナッパ服。鉄道のワークジャケットなのでございます。
ちなみに粗末と申したのは縫製部分。
なかなかの雑さで味わいたっぷり。
これをアタリと見るかハズレと見るかで、ヴィンテージの楽しみ方または幸福度が変わってきます。
サイズは日本人のS~M程度。1着だけなので、気になる方はお早めにどうぞ。
次こそ本当に粗末なアイテムです!
ドウゾ!
【アイテム】P.D. Denim Jacket (dead stock from 1970’s)
【価格】¥15,400-
【コメント】
こちらは1970年代のイギリスのワークジャケットになります。
おそらく刑務所で作られたもの。
その見分けは、こちらの印字。
女王陛下の下にP.D.の文字。
こちらはPrison Departmentの頭文字になります。
そしてタグを見ると、1975の文字が。
これはそのまま製造年と受け取って良いと思います。
42はサイズ。縮みを考えるとLくらいですね。
デザインは、まさに70年代を感じさせるロングポイントな襟がたまりませんね~!!!
またちょっと嬉しい猫目ボタンも。
このデニムのうっすぅ~~~~~い青もショボくて最高!
縫製も本当に粗末です!でもこれが古着の楽しいところ!
これだけの紹介ではエシディシ並みにあんまりなので、必死に良いところを探したのですが、
胸ポケットの内側に耳を使ってることくらいでした!
あ、でもこのハンドポケットの合わせも好きかも?
そんなミシンを覚えたてのイギリスの囚人が作ったデニムアイテムですが、なんとパンツもあったりします・・・・・
ドウゾ!
【アイテム】P.D. Denim Pants (dead stock from 1970’s)
【価格】¥15,400-
【コメント】
こちらも味わいたっぷり!
デザインはそぎ落とされすぎて何もありません!ベルトループすら、、、、、無い!まじか!
一応後ろには申し訳程度のバックルバックが。。。
まあね、ミシンを覚えたてなので、あまり複雑なものを縫えないんですよ。
縫製もガッタガタで完璧でしょ?(何が?)
だけど、こういうオシャレとは程遠い所で作られたものを、自由にファッションに組み合わせる。
それが楽しいんですよ。
ミリタリーウェアを取り入れるように、こういったものも取り入れてもらえると楽しいんと思うんだけどな~。
ちなみにシルエットはこんな感じです。
ベルトループが無いので、ある程度ちょうどいいサイズじゃないと履けないと思います。
縮率を考えると、普段34インチくらいの方でちょうどよさそうです。
いやちょっとバカにしてたんですけど、お尻周りはゆったりだけどひざ下すっきりで、結構シルエットがキレイなんですよね。
それもちょっとムカつくしウケるんですけど!
さすがイギリス生まれです。
以上、イギリスの国鉄物と刑務所物の紹介でした。
いたってマジメに作られたものなのに、どこかユルさを感じるアイテムです。
それではまた。お店で会いましょう。