※6/25(火)は、都合により14:00オープンとなります。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「カニの日」だそうです。
突然ですが、ちょっと紹介したいお店がございます。
それはこちら。
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味のある建物のにあるPICA-PAU(ピカパウ)さん。
実は当店のお客様である「延命さん」が、
整体・骨盤矯正・美容・パーソナルトレーニングなどなど、
なりたい自分をイメージし、それにあったボディケアを提案してくれる、
いわばオーダーメイドのボディサロンを6月13日にオープンしました。
場所は土浦駅より徒歩3分。
西口を出て、駅を背にして右。線路沿いを歩いた突き当り。すぐに分かります。
しかも内装は、盟友・LABOUR AND WAIT furniture serviceの岡山氏&
古家具ミヤマコ(from弘前)が手掛けました!
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建物左側の扉を開けて階段を上っていくと、
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シンプルな空間にボンッと入るアンティークのシューズロッカー。
レイバーアンドウェイトらしいですね!
プライベートボディサロンにしては靴を入れる数が多いなと思いましたが、
ゆくゆくはワークショップなども行っていきたいとのことです。
そしていよいよメインスペース!!!
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サンドバッグ!?!?!?プライベートサロンで???
これは珍しいですよ!
ボクササイズとかやってるジムでも見かけないのに、
「整体」と書いてあるところで見るとは思いませんでした!
なんでサンドバッグがあるかっていうと、もちろんフィットネスに使うのですが、
延命さん自身が格闘技が好きで、好きどころか子供の頃から空手をやってて、
全中にも出場したくらいの腕前。
さらにはカポエラ(カポエイラ)までやってるっていうくらい!ガチですね!
なので、「格闘技ジムの門を叩くのはちょっとな~」という方もイイですね!
そしてこの広さ!
こういう贅沢な空間の使い方は、地代が高いつくばではなかなかできません。
また広く感じる理由としては、この天井の作りが上手い!!!!!
ウッド、モルタル、白壁と抜けていく感じ。気持ちよさそうです!
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窓からの眺めも気持ちいですね~~~!
駅までまっすぐ伸びる道。お祭りの時もちょうど良いくらいの喧噪でしょうね。
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そして個人オーナー店の心地良さとは、こういうの見ると分かります。
それは「オーナー本人が楽しめているかどうか。」
よくある企業の標語で、「すべてはお客様のために」ってあるでしょ?
俺あれ嫌いなんですよ。
いや組織が大きくなると、それくらい強制しないとまとめられないんでしょうけど。
個人店の段階では、「すべては自分のために」でいいと思ってます。
まずオーナーが楽しんでて、それがお客様に伝播するから、
個人オーナー店ってのは心地よいと思うんです。
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というわけで、急ぎでの紹介になってしまいましたが、
次回はちゃんと予約して、自分の体をメンテナンスしてきたいと思います。
気になる部分ということで、俺は小顔矯正をしに行くつもりですが、
女性の方はもちろん、男性も肉体改造をしに行くのもいいと思います!!!
顔小さくなったら洋服売れるかな~~~?
改めまして、PICA-PAU(Click!)へ是非!!!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
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【ブランド】Don Quichosse(ドンキショース)
【アイテム】Espadrille PICASSO
【価格】¥9,180-(税込)
【コメント】
なんと4年ぶりのご紹介となってしまいました!!!
定番のはずだったんですが、間に入ってくれてたフランス人ディーラーと連絡が取れなくなってしまい、
また、2016年にはドンキショース社の方でもバタバタしてたみたいで、
私も様子を見ながら実に4年の歳月が流れてました。
改めて、夏の定番シューズとして提案させていただきたいと思います。
それでは久々の紹介なので、まずはブランド説明からどうぞ。
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20世紀初頭、Cangand家の隣にあるErreguible家が、自宅の地下室でエスパドリーユを作り始めました。
父、母、そして子供たちみんなで働いて、1970年代には孫のHenryが新しく工場を作るまでに発展しました。
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そして1989年、Henryは自信が持つエスパドリーユ作りのサヴォアフェールを、
Jean Jacques Houyouに渡し、Don Quichosse社として生まれ変わりました。
![](https://diaries-shop.com/wp-content/uploads/2019/06/jean-e1490875376193.jpg)
Jean Jacquesは、顧客のあらゆるニーズに応えるように様々な製品を開発し、
Don Quichosse社はさらなる発展を遂げます。
そして2016年。創業した Erreguible家 の隣にあった Cangand家 の子孫、
Timothée Cangrandが仲間に加わり、現在に至ります。
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Don Quichosse社は、フランスはバスク地方にあるエスパドリーユ発祥の地「モレオン」で、
![](https://diaries-shop.com/wp-content/uploads/2019/06/mauleon.jpg)
現在でも手作業で作られているのが、このEspadrille(エスパドリーユ)。
ワインとなるブドウ畑で愛用されていたこのエスパドリーユは、
アーティスト「パブロ・ピカソ」御用達であったことでも知られています。
エスパドリーユを製造するドンキショース社は、フランス政府が認定する数少ない
「Enterprise du partimoine vivant(現存遺産企業)」の1つとして登録されています。
これまで、シャネルやロロピアーナなどの名だたるラグジュアリーブランドと協業してきました。
ドンキショースの工房で、布地から1足1足手作りされているエスパドリーユ。
素材の布は、バスク地方の伝統的な柄であるONATISS(オナティス)の
最後の1台を使用して織られていましたが、現在は故障し作れないため、
オナティスが織った素材を再現しています。
ソールにも、自社で製造する不染色の天然ラバーを使用しており、環境にも優しいエスパドリーユ。
フランスの粋・技術・歴史が詰め込まれた逸品です。
というブランドです!
また長い説明来ましたねーーーーー!好物です!
動画を見ると作り方が分かっていいですね!ソールの作り方がカッコイイ!
麻縄をクルクルっと巻いてゴムで固めてるのか。なるほど~。
これがバスク地方で連綿と受け継がれてきた作り方なんですね。
そしてバスクの伝統はボーダーカットソーだけではないようです。
このエスパドリーユも!
エスパドリーユ自体は、日本でも夏の定番ファッションアイテムとなりました。
でもそのシンプルな構造だけに、ピンからキリまで様々なメーカーのものがございます。
数あるブランドの中からドンキショースを選んだのは、
国内での取扱店の少なさ(多分日本国内で10店舗あるかどうかだと思います。)だけでなく、
当然その履きやすさですね。
天然の生ゴムを使用したソールは、非常に柔軟性があり歩きやすいんです。
また、フランス政府が文化遺産に指定しているというのも面白いなと思いました。
当店取り扱いのフィルーズダルボーもそうだっけ?
というわけで、前置きは長くなりましたが、詳しく見ていきましょう。
まずはエスパドリーユの説明から。
エスパドリーユという種類の靴はフランスのバスク地方で誕生しました。
一説には2000年物歴史を持つを言われています。
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麻で編まれた靴底に、布を2枚縫い合わせたアッパーが付く簡素な靴。
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日本だと下駄や草履のようなものだと思ってもらえればいいと思います。
原始的な構造の靴だということ。
この靴は3つの工程で完成します。まずはコットン。
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このコットンを織ってアッパーに使用します。それとジュート麻。
![](https://diaries-shop.com/wp-content/uploads/2019/06/jute-672x1024.jpg)
これで靴底を作ります。先ほどの動画を参照。
ロープ状の麻を足裏の形に編み込んで、熱でゴムで固めてましたね。
そのゴムの取り方。(今はどうやってるか知らないけど。)
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そして出来上がったのがこちらなんですが、
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なんと!? 右と左がありません!
こんなところもプリミティブゥゥゥゥ!!!!!
全て私たちの身の回りにある自然から採れるものです。
さらにドンキショース社は、ゴムに染料を加えません。
これがポイント!
そうすることで天然のゴムそのままの風合いを大事にするとともに、
ゴムそのものの柔軟性を保ちながら、ソールに成型することに成功しました。
なるほど!染料を加えると固くなってしまうのか!
数あるエスパドリーユの中でドンキショースを選んだという理由は正しかった!
それくらい履き比べてみると違うんです。
ホント履き心地いいもん!
歩きやすくて。そして脱げにくい。
いままでのエスパドリーユって、どうにもかかとが浮いちゃってたんですが、
恐らくソールの柔軟性のおかげで、足にフィットして歩いても付いてきてくれるんですね。
またそもそも「固くなるけど染料を入れる」というのは、ファッションアイテムとしての弊害かもしれません。
ファッションの悪い部分。
もともとそこにあるはずの良さを、流行とかマーケティングとかで売り上げのために改悪してしまう。
できることなら、本来あるべき姿のものを身に着けたいんです。
つまり、それが「本物に触れる」ということになるから。
時を経るごとにどんどん少なくなっていく「古き良き」物。
![](https://diaries-shop.com/wp-content/uploads/2019/06/SDIM8751.jpg)
そしてドンキショースのエスパドリーユと言えば、まずはこのモデルから!
生地はオナティスで織られた生地を再現したものですが、
ボーダーTee=バスクシャツのように、ザラザラとした質感で、湿気のある夏でも快適です。
またこのモデル名が、なんとPICA-PAUじゃなかったPICASSO!
ブランド説明でもピカソが好んで履いたと書きましたが、
まさかドンキショースのエスパドリーユを履いていたとは!?!?!?
ぶっちゃけホントかな~~~?www 言ったもん勝ちでしょーーーーー!
というわけで、初めて仕入れてから5,6年くらい経つので、
そろそろ買い替えたいお客様もいるんじゃないかな~と思ってます。
ですが、ちょっとマイナーチェンジがございます。
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急にやる気を出したみたいで、レザーのインソールを張ってきました。
中に薄いながらクッションも入ってるので、さらに歩きやすくなってます。
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ちなみにレザー貼りはレディースサイズ。メンズは麻のままとなっています。
経年変化見てもらおうと思ったら、俺のドンキショースどっかいっちゃって見つかりません!
ちょっと汚かったからかな~?捨てちゃったかな~???
それではまた。お店で会いましょう。