diaries blog | Gatine(ガティーヌ)| Athenes

※2/16(木)は休店日です。(展示会シーズンは休みが増えます)

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「レトルトカレーの日」だそうです。

20年前、僕の主食はレトルトカレーでした。

下北沢にあった「どっきりカメラのキシフォート」で買ってた68円のレトルトカレー。

米は実家から送ってもらってたので、毎食100円以内。それもこれも洋服を買うためね。

だけど今ではまともなカレーを食べてます。(毎食ではない)

久々にお邪魔した、CURRY SHOP 棕櫚さん。いつもランチだったので、ディナータイムでは初めて!

実は棕櫚で「カレーで飲みたい!」と、ずっと思ってたんですよね~!!!

いつもバスマティライスの上に乗ってるパパドに、サルサ的なものを乗せて食べる。最高!

こちらは「エビピクル」。ピクルとは、スパイス漬けの料理のこと。

また用意してるビールも、ミッケラーというのも渋いですね~。

このミッケラーは「ファントムビール」とも呼ばれてる、謎めいたメーカー。

ファントム=幽霊ですが、理由は自身で醸造所を持たずに、作りたいテイストに合わせてマイクロメーカーで作ってもらっているから。

ちなみに国はデンマークということで、SNSハーニングやアンデルセンアンデルセン、JOHAのウール製品を着て飲みたいな。

なんてのが、洋服好きならではの食×服のペアリングといったところでしょうか!

 

また棕櫚さんは、実はジンも美味しいのをセレクトしてるんです。

ドイツのMonkey47。美味しいジンといったら、まず名前があがるやつですね!

スパイシーな余韻に浸りながら飲むジン・・・最高!!!!!

カレー飲み、いいですよ~

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Gatine(ガティーヌ)

【アイテム】Athenes

【価格】¥45,980-

【コメント】

早くも今シーズンに向けてオーダーしていたフランス靴、Gatineが入荷して参り巻いた。

昨年は入荷が遅れてたようなのですが、今季は早かったみたい。おかげで前回紹介から2か月しか経ってません!

でもまだ日本上陸して1年も経ってませんからね。何度でも紹介してやりますよ!

さらに新事実もございますので、最後までじっくりとご覧くださいませ。

 

早速ですが、詳しく見ていきましょう。

なかなか絶妙な立ち位置だと思います。

例えるならレッドウィングのポストマン的な立ち位置。

ワークブーツとしてガシガシ履けるけど、ややドレッシーなスタイルにも対応可能。

20年くらいまえはパラブーツなんかが、まさにそれだったんですよね。

でもパラも大分お高いブランドになっちゃって。

なもんで昨今の円安や資材高騰の中、この「色んな意味でちょうどいい」革靴ってなかなか無かったんです!

というわけで、久々に登場した気兼ねなく履ける革靴。

まずはブランド説明からどうぞ。

フランス西部のポンペールにて1957年に創設されたGatine社は、畜産業者をはじめとした労働者のために作業用ブーツを作ってきました。

90年代以降、靴産業の衰退が始まり、多のメーカーが海外に拠点を移す中、

同社はフランス製にこだわりながらもカジュアルシューズの生産にシフトしました。

しかし2020年に廃業します。

その後、クレマンスとソフィーという2人の女性起業家により翌年再建され、

ドゥ・セーブルのパルトネにある工房では、今もその靴づくりが行われています。

堅牢性と柔軟性を兼ね備えたプチポイントというステッチが特徴で、

この独特なステッチダウン製法のことを「クナイプ(Kneipp)」と呼び、フランスでこの製法を行う最後のメーカーです。


というブランドです。

 

いいですねぇ~~~!出自が、正真正銘のワークブーツというところ!

畜産業者向けの作業靴を作り始めたというのも、なんかすごい。

なのでレッドウィングのポストマン的という例えも、中らずと雖も遠からず。

さらにフランス生まれだからなのか、パラブーツ的な上品さも併せ持っています。

 

そんなガティーヌのラインナップからセレクトしたのは、Athenes(アテネ)というプレーントゥのモデル。

このモデルは、1990年に初めてリリースされたもの。

普遍的で洗練されたデザインというコンセプトで、アテネと名付けたそうです。

ギリシャのアテネのことですかね?ずっと歴史に残り続けるみたいな?

アッパーには、ベジタブルタンニングのフルグレインレザーを使用し、耐久性のあるクナイプ製法で仕上げたダービーシューズなのですが、

このクナイプ製法というのはクラークスのようなステッチダウン製法で、さらにステッチを2周させてるのが特徴です。

このステッチのことをPetit Point(プチポワン)というらしく、この製法を行っているのはフランスではガティーヌだけだそうです。

元がワークブーツなので、耐久性は抜群。またステッチダウン製法であれば屈曲性にも優れ履きやすいことこの上ない。

 

そしてここで先ほど申し上げた新事実を公開!

クナイプ製法の中身をどうぞご覧ください。

GatineのAthenesの断面図でございます!!!!!

下から、黒いアウトソール、黒いミッドソール、革のミッドソール、中物(スポンジのクッション)、インソール、アッパーと重ねられ、

ステッチダウン製法で縫われているのが分かるかと思います。

ちなみにステッチダウンは、アッパーから黒のミッドソールまで縫われ、アウトソールは接着となっていますね。

なのでソール交換の目安としては、グレーのアウトソールが減ってきて黒いミッドソールまで削れる前に、

水戸のSECOND FIDDLEで交換するのがよろしいかと思います。

 

中物のスポンジやラバーのアウトソールを見ても分かる通し、履いた方は「スニーカーみたいな履き心地!」ということで、

本当に気軽に履ける革靴なのでございます。

ソールパターンもシンプルで、いかにもワークシューズらしい。

内張りはレザーで履き心地もよく、先ほどのスポンジ入りインソールはFlexer(フリクサー)という名が付いているそうです。

なんでも名付ければそれっぽく見えるから不思議!笑

木型は幅広(Eウィズくらい)で、日本人の足型にも合いやすいと思います。

また甲が高くて革靴選びが困っている方には、是非ともトライしてみてほしいです!

むしろ甲が低い人には向かないかも?

 

新年度を迎えることですし、革靴を履いてみたい、とりあえず1足持ってガシガシ履きたい。

そんな方に是非ともお勧めしたい革靴です。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。