diaries blog | Harley of Scotland(ハーレーオブスコットランド)| Voe Shetland Hi-neck Sweater

※10/28(水)・10/29(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。)

※コロナ対策実施中です。




ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「文字の日」だそうです。

先日のブログで、La Stalla(ラ・スタッラ)でキッタラってパスタを知ったよと書いたんですが、

昨日シェフより「キタッラですよ・・・」とご忠告をいただきました。

スタッラをスッタラって言っちゃダメよなんて書く以前に、

俺がキタッラをキッタラって間違えてた・・・・・

なのでそっとブログ内容を直してあります。



いや、たまにブログ直す時あるんですよ。この言い回しまずかったかな?とか。

商品紹介も間違えてることあるので、鵜呑みにするもオススメしませんよ!w

何でも情報は裏を取らなきゃダメですからね~~~!

私もしれ~っと直します!日々是精進!





じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Harley of Scotland(ハーレーオブスコットランド)

【アイテム】Voe Shetland Hi-neck Sweater

【価格】¥21,780-(税込)

【コメント】

さて、10月もそろそろ終わりだし、そろそろニットも紹介していかないといけないね。

ニットが増えてくると、掃除機かける時間も長くなりますね。

10年くらいの落ちてる毛を集めたら、1着作れないかなと思うくらい。

ネコの毛も10年くらい集めてニット作れないかなって思うでしょ?あんな感じ。

Cat100%ならいいけど、Dust100%はイヤだ。w




そんなどうでもいい前置きは置いといて、詳しく見ていきましょう。

スコットランドの名門ニットメーカー・Harley(ハーレー)。

本格的なニット入門に最適なブランドだと思います。

まずはブランド説明からどうぞ。

イギリスは北東に位置する港町・ピーターヘッドに、

Peter Harley Buchanによって1929年に設立されたのがハーレーオブスコットランド。

軽さと柔らかさを追求するため、1980年代からはイタリアから糸を輸入し、

メリノウールのブークレ素材でフェアアイルニットを編み始めました。

また現在では、時代とともに消えていった「フルファッション」という

縫い目の無い(シームレス)製法で作る、数少ないメーカーの1つにもなっています。



という、割とメジャーな海外ニットブランドではありますが、

今回使用した素材はかなりマニアックです。

その名も「Voe True Shetland」。

これが何かと言いますと?

「Voe shetlandコレクションは無染色の羊の毛を使用しています。

使われている羊の種はシェトランド種。

シェトランド諸島の食料の少ない過酷な自然の中でも、強く生き抜く羊です。

危険な崖を渡り歩いては海岸へ降りていき、干潮時には海藻を食べています。

シェトランド種は世界的に見ても独特で、とても良質なやわらかい毛質に定評があります。

1953年に、人類初となるエベレスト山頂に到達したエドモンド・ヒラリーも、

Voe Shetlandを着用した歴史があるほど。

この素晴らしい羊毛は、シェトランド諸島の専門家によって

手作業で等級分けされ、選別されています。

最高の品質を維持し、真のシェットランドニットとして、世界に出荷されているのです。」

というものなんです。



このVoe True Shetlandという素材ですが、初めて知ったのは4年前のこと。

実は以前、TENDER Co.でも使ってた素材なんです。

見たのはそれっきりで、まさかHarleyでも使えるなんて今まで知らなくて、

展示会でこの「VOE」の文字を見た時に飛び上がりました!!!



ちなみにVoeってのは、シェトランド諸島のおよそ中央部にVoe Cliffという崖の名前から来てるんですが、

その崖を上り下りして海藻なんかを食べているんだそうですよ。

ほら、最近羊とか山羊とかが、断崖絶壁を上り下りしている動画とか見るでしょ?

あれは、弱い動物が天敵が来ない場所で食事をするために持った習性だそうです。



また、そのような環境で個体管理され、正真正銘シェトランド諸島で生まれ育ち、

シェトランド諸島内で採れたウールを使用しているから、True Shetlandと呼んでいるのです。



世の中にはたくさんの「シェトランドセーター」というものがあります。

ですが、彼らに言わせてみれば、その殆どが「シェトランド風セーター」。

シンプルなデザインで暖かく着やすい。

だからこそ、多くのシェトランド風セーターが作られたんだと思います。

その中で、伝統のシェトランド産シェトランド種の羊を守るために、

今も細々と受け継がれているんです。



また、この貴重なVoeシェトランドは、保温性を最大限に高めるために、染色をしません。

だから、この2色しかカラーバリエーションが無いんです。


これが羊の毛そのまんまの色。

こんなプリミティブ(原始的)なセーターもなかなか無いでしょ!?

世界最古の起源をもつセーターかもしれない。

ホントそれくらいスコットランドってすごくて、スコットランド発祥の物を上げると、

タータンチェック、マーマレード、レインコート、自転車、タイヤなんかもそうらしい。

だからママレード・ボーイが誕生したのもスコットランドのおかげ。



そんなVoe True Shetlandの着心地を最大限に活かしてくれるように、ハイネックに合わせました!


どうかな?かなり暖かいはずなんだけど。暑すぎないか心配。

今年の冬は寒くなってほしいね。



さらに製法は、Harleyらしくフルファッション!


フルファッションとは、例えばこの場合、ボディ・袖・首や袖や裾のリブを編みたててから、

最後に編むようにしてつなぐことを言います。

語弊があるけど、分かりやすく言うなら「全部編んでる!」てことです。

(ま、今や日本の島精機が誇るホールガーメントがあるから、全部編んでるのはそっちなんだけどw)

でも実際触ってみてもらえれば、つなぎ目の違和感の無さをお分かりいただけるかと思います。

着心地も良いですよーーーーー!






それではまた。お店で会いましょう。