※10/31(木)は、休店日です。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※OLD TOWNオーダー分の入荷は、11月初旬~中旬予定。
LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)の予定で進行中です。
アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「読書の日」だそうです。
書を捨てよ町へ出よう そして美味しいものを食べよう
というわけで、ちょっと気になるお店がまたつくばにで来たので、早速チェックしてまいりました!
どうですか!?この心理的に入りにくい佇まい!
でも「今日開てます」!!!
イラストのピラミッド、道路沿いに立つ幟にはエジプトの文字。
そうなんです。なんとエジプト料理のお店がオープン!!!!!
その名は、エジプトレストラン「GIZA(ギザ)」
DIARIESのブログをご覧の方であれば、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そうです、あの「ギザ綿」のギザです。
多くの方にとってはピラミッドがある街として有名なのかもしれませんが、職業柄ギザコットンが生まれた街と認識してしまいます。
(ピラミッドがあるのはエジプトの首都・カイロではなく、ギザという街なんですね!)
どのような風土から、いつもお世話になっているギザコットンが誕生したのか?
それを少しでも垣間見るべく、突撃したのでした。
何がどのように調理されるのかは全く分かりませんが、エジプト人の店員さんとは片言の日本語でコミュニケーションが取れました。
こちらがメニューです。
気になるのはエジプトライス。
日本でいうそばめしみたいな感じ?好きですね~
オクラのスパイス炒め的なものは、なんとなく想像つくので、僕が頼んだのはコチラ。
見たことも聞いたこともない料理はワクワクしますね~!
チキンオーバーライスのような感じで、ご飯と周りのパリパリを同時に食べるとタコライスぽくもあり。
初めてのエジプト料理、美味しかったです。
買い付けでは、前にパリでモロッコ料理を、アムステルダムでレバノン料理を食べたのですが、
ちょうどその中間にあるエジプトも似たようなものかなと思ったら、こんなに米を食べるんだ!?
なので日本人にもなじみやすいんじゃないかなと思うので、人気出て欲しいです。(F井さん、例のエジプト人に伝えておいてください。)
気になる方は是非!つくばと言っても、常総市との境目です!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】JADD(ジャド)
【アイテム】Desert Boots/Eco Vibram Sole
【価格】¥46,200‐
【コメント】
今季も届いております!昨シーズン、春夏なのに無理矢理オーダーしたブーツ!
なぜかっていうと、出たばかりの時が一番安いからという理由が一つ。
次に、デッドストックのレザーを使用しているので、使い切っちゃったら手に入らなくなってしまうという理由から。
もう皆様お分かりとは思いますが、気が付いたら高くて買えない・手に入らないという経験は、お客様以上に私も何度もしています。
なのでそういった経験と勘の元に、今の内に仕入れられるだけ仕入れておこうと思って、頑張って在庫を用意しとこうと思って、
春夏に1回、秋冬に1回と継続してオーダーしたのでした。
春夏は、ショーツにデザートブーツを合わせるのとか好きなのですが、秋冬がやっぱり本番ですよね!
というわけで、半年ぶりに登場するブランドになるので、まずはブランド説明からどうぞ。
イギリス東部・サフォーク州、レンデルシャムの森に工場を構えるJADD社は、1998年に家族経営の靴修理工場として始まりました。
現在では、「ステッチダウン製法」のスペシャリストとして認知されるようになり、
クラークス社を始め、オリバー・スウィーニー、カレダッカー、その他ノーザンプトンの革靴メーカーを顧客に持ちます。
彼らのステッチダウンのこだわりは、アッパーのレザーをインソールとミッドソールに縫い付け「ランナー」という層を形成すること。
そうすることで、修理しやすくまた耐久性に優れ、柔軟性があり歩きやすくなるという利点が生まれます。
JADDの靴作りは、外注することなく全ての工程が自社で完結する、正真正銘のMade in Englandです。
というブランドになります。
クラークスがイギリス製をやりたい時にお願いする工場ということは?
これぞまさに不朽の名作である昔ながらのデザートブーツを、今に伝える名ブランドと言えるでしょう。
でもDIARIESのデザートブーツといったらastorflexがあったじゃない?とお思いの方もいるかもしれません。
しかしそれは、イギリス製でコマンドソールが使えるなら、話が変わります!!!!!
どういうことかというと、これをご覧ください。
通称「湾岸戦争モデル」
このブーツは、湾岸戦争時(1991年~1992年)イギリス軍から要請を受けたクラークス社が、
定番のデザートブーツをベースに、クレープソールではなくコマンドソールを履かせたものです。
僕が購入したのは2000年初頭でした。
デッドストックの状態でしたが、このブーツが作られたのは1991年なので、10年じゃデッドとかヴィンテージと言えるかどうかでした。
でもこれは間違いなくカッコイイ!後世に伝えるべきブリティッシュミリタリーアイテムだと思ってて、好きすぎて2足持っているんです。
その名もデザートトルーパー。
数年前に本家クラークスからアジア製で発売されましたが、全く話題にならなくてウケました。
でもそれじゃ俺の好きなブーツがあまりに可哀そうなので、
いつか自分の店の別注でイギリス製のデザートトルーパーを作りたいと、長年温めていたわけです。
時は来た。
え?でもソールの色が違うじゃん!笑
これね~しょうがなかったんです。JADDが、コマンドソールは今この色しかないんだよって言うから!
まあでもこれはこれでアリ。
個人的には、1940年代のアメリカ軍のブーツでもあった、チップソールみたいでカッコイイと思うんです。
オールデンのインディブーツもそうだしね。
より土臭いブーツって感じで、本家と違って面白いんじゃないかな。
ちなみにこのソール、ヴィブラム社の物なのですが、なんでもクレープソールの一種なのだとか。
通常半透明のクレープソールは生ゴムですが、このソールは生ゴムではなく、
ラバーソールの生産時に残ってしまった端材の部分を砕いて、粒状にしたものをまぜて成形しています。
これが結構良い感じ。
実は前述のクラークスのデザートトルーパーは、ソールのクッション性も悪く柔軟性にも乏しいため、
履き心地が良いとは言えず靴ズレもよくしていました。
しかし、このエコソールならクッション性・グリップ性も問題ありません。
なので、クラークスのデザートブーツといえばのクレープソールの良さと、
コマンドソールの良さを併せ持った素晴らしい靴なんです!!!!!
そしてこのJADD(ジャド)様。俺の名を言ってみろ!
当然靴としてのクオリティも申し分なし!!!
こだわりは、足首の太さとアイレットの位置。
また甲を低めに設定することで、フィットが良く歩きやすいのが特長です。
内側はグレインレザーで肌触りもよく、さらにカカトの内側は羊のスエードを当てて滑りにくくしています。
さらにはなんと!?シャンク入り!
よく見ると、ちょうどヴィブラムの黄色いロゴがあるあたりが膨らんでいます。
ここにシャンクが入っているのですが、このシャンクも今時の鉄や樹脂ではなく、昔ながらの木!
ビーチ材で作られたシャンクが入ってるデザートブーツ!本当に素晴らしいと思います!
ちなみにシャンクって何?という方は、自分で調べてみて下さい。
ちゃんとした革靴ならだいたい入っているパーツです。見えませんけど。
極めつけはアッパーの素材!!!!!
この肉厚で良質なスエードは、なんと1825年から続く老舗タンナー「C F STEAD」社のものを使用しています。
CFステッド社のスエードの特長は、革を15~30%ほど縮ませ、繊維構造を密にしていること。
それにより、起毛が細かく、また耐久性にも優れています。
しかもこの革、JADDが持っていたデッドストックのCFステッド社のスエードっていうんだから、
しかもこの色ってまさにC社のその色なんですよね~!!!
また、デザートブーツでおなじみのステッチダウン製法で作られていますが、
ブランド説明にも合った通り、ミッドソールを挟むのがJADDのこだわりなので、
このおかげでステッチダウンの糸にも極力負担をかけずに、ソール修理・交換ができるというわけ。
マジですごいです!JADD(ジャド)様!俺の名を言ってみろ!!!
というわけで履いてみました。
26㎝・Eワイズの私で、UK7Hでピッタリでした。
幅は革が伸びて馴染んでちょうどいいくらい。捨て寸多めですね。
このモッチリとした質感のCFステッドのスエード、肉厚ですが屈曲性も良く、履き心地は最高。
グッドイヤーやノルウィージャンなど剛性を求めた製法とは異なり、ステッチダウンは曲げやすいのが特長です。
以上、JADDのデザートトルーパータイプのご紹介でした。
ちなみに先ほど別注て書いてしまいましたが、厳密に言うと元からラインナップにあったんですけど、
DIARIESしかオーダーしなかったという、結果的別注です。
つまり、一般的には不人気。DIARIESがセレクトしたアイテムは廃版になる法則発動の予感!?!?!?
それではまた。お店で会いましょう。