diaries blog | Jutta Neumann(ユッタニューマン)| Alice

※5/19(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

※OLD TOWNオーダー会開催決定!(6/18~6/26)

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「ファイバーの日」だそうです。

ファイバー、ダイバー、バイバー、で、サイバーな明和電機です!

1時間ごとにライブも見れて、運が良ければ社長の土佐さんにも会えるみたい。写真も撮れるみたい。

しっかり最後まで見て欲しい。前列の人形の首が飛ぶところまで。

そしておばさんが首を元に戻すところまでが様式美。

シュールなのが好きです。

 

是非とも行ってくださいね!!!

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Jutta Neumann(ユッタニューマン)

【アイテム】Alice

【価格】¥58,300-(税込)

【コメント】

さてさて、気温が上がって来たタイミングでご紹介しましょう!

サンダル=夏の靴の頂点!ユッタニューマン!価格も頂点!

それでもこの価格でも納得するのは、ユッタニューマンがオンリーワンでナンバーワンだからだよね!

唯一無二!最強の名を欲しいままに!

似たようなのを作れば、パクリと言わざるを得ない形!もう手が付けられません!(足は付ける。サンダルだから。)

つまり、みんなが欲しい「価格決定権」を持っているってことです。

買う方からすれば迷っているヒマは無いってことをご理解いただければ幸いです。

 

それでは早速見ていきましょう。

一言で言えば、最高のサンダルです。サンダルのくせにすごい。

でも初めて買うのは勇気いるよね~~~?

最高の軽自動車って言われたら「?」ってなるでしょ?そんな感じ。

 

あえて車に例えるとすれば、バンデンプラ・プリンセスみたいな。

ベビーロールスって言われるくらいですからね。

この例えも当たらずとも遠からずだったりして。

なぜならこのユッタニューマンのサンダルは、誰が最初に言い始めたのかは分かりませんが、

「サンダル界のロールスロイス」と呼ばれているんです・・・(最悪のネーミングwww)

まあそんな例えは置いといて、まずはブランド紹介から参りましょう。

ドイツ生まれのデザイナー「Jutta Neumann(ユッタニューマン)」は、

1980年代半ばにニューヨークに移り住んだ後、革職人としての経歴をスタートさせます。

彼女は尊敬する革職人の元で6年間修業しました。

そして1994年に自身の名を冠したブランドを設立します。

イーストヴィレッジに工房を併設したショップをオープンしました。

すると彼女がデザインしたサンダル・バッグ・リストバンド・ベルトなどは、

ファッションデザイナーやスタイリストを初め、高感度な人々により広められていきました。

そして2001年には、レザーとスターリングシルバーを組み合わせたジュエリーラインを発表します。

ユッタニューマンの作品は、「Vogue」「Elle」「Marie-Claire」「Mademoiselle」「Self」「W」などの

世界的に有名な雑誌でもたびたび取り上げられるようになりました。

生産数が増えた今でも、決して外注や海外生産に頼ることなく、

全ての製品はイーストヴィレッジにある工房で作られています。


というブランドです。

ちなみにこの紹介文で「ファッションデザイナーや高感度な人々により広められていきました。」とありますが、

ブレイクしたきっかけは、ANNA SUIのコレクションでナオミ・キャンベルがJUTTAデザインのレザーサンダルを履いたからだそう。

(ここだけの話、それは彼女の師匠の力によるところが大きいようですけどね!ナイショだよ。)

 

改めまして、ユッタニューマンです。

同ブランドの中でもロングセラーとなっている「ALICE」というモデル。

だんだん太くなるストラップと、親指を固定するだけのシンプルさが魅力です。

余計なデザインを削ぎ落としつつ、ここまで完成されたデザインになるのは、

計算されたストラップの幅や革質にこだわり、さらに厚みのあるソールの存在感があるからこそ。

実はもうちょっと安くて似たデザインの「HERMES」というモデルもあるんですが、

それは甲のストラップがもう少し細いんです。

たった数cmの幅なんですけど、見た目が全然違ったんですね。完全に芸術の領域です。

履いてみると分かるんですが、これじゃなきゃダメなのが分かります。

たった数㎝のバランスなんですけどね。

 

また、ストラップにはLatigo Leatherを使用しています。

繊維質が密でツルっとした表面は硬質な印象。

そしてLatigo Leather(ラティーゴレザー)とはどういうものかといいますと?

Latigoとはスペイン語で鞭(ムチ)という意味があり、柔軟性と耐久性を兼ね備えた

まるでムチのようなイメージからそう名付けられたのかもしれません。

また、ラティーゴレザーの製造はアメリカ西部が発祥であることから、

カウボーイが使うムチが関係してる可能性もありますね!

そんなタフで男らしい革がラティーゴレザー。

ちなみに鞣しはコンビ鞣しといって、クロムなめしをした後にヴェジタブルタンニンなめしを行うみたいです。

また個人的にLatigo Leatherでオーダーをするこだわりは、

タフだけに1枚革でストラップを作ってくれること。

Aliceがストイックにデザインされたものであれば、ストラップなどの素材もストイックであるべきとの考えから、

diariesではAliceサンダルはラティーゴレザーでオーダーしています。

そしてソールのこの厚み!

あ、半分レザーで半分はビルケンのアウトソールが付いてます。

にしても、このムググッと盛り上がった土踏まずがすごい。

これがアーチをしっかりサポートしてくれるので歩きやすくまた疲れにくく、

さらには脱げにくくなっているという、これまた最小限で最大限の効果を生むディテールなんです!!!

そして靴底にはビルケンソールが付いてて、ソール交換も可能です!

このラバーを貼っていないタイプもありますが、個人的にはラバータイプをお勧めしたいです。

それはもちろんソール交換ができて長く履けるからですが、

高いから長く履きたいという経済的な理由もありつつ、

やはり馴染んだ後の履き心地は他には代えられないからですね。

だから、新品からなじませることをお勧めしたいです。

 

というわけで、おなじみ私物紹介でございます!

こちらは6年物!

アッパーのシワは左右対称じゃないけど、これは俺だけの経年変化だから、

むしろこの方が愛着が湧きますね!

フットベッドも良い感じに色が抜けてます。そして自分の足型に馴染んでくる。

これぞまさに俺の物。ジャイアニズム!

個人的見解ですが、ビルケンソールは摩耗が早い気がします。

だいたい2年に1回のペースで交換してるような?夏はめちゃくちゃ履きますからね。

でも次に交換する時は、他に良いソールがあるのをいつものあの人に教えてもらっちゃったので、それにします!

左が新品で、右が5年後。良いツヤ出てるでしょ?

僕は足幅が広い(Eウィズ)ので最初は痛い思いをしながら、やっとこさなじませました。(Dウィズの方は痛くないと思います。)

思い入れのあるサンダルです。

1つ心残りな点を挙げるとすれば、、、

ユッタのネコちゃんが薄くなってきちゃったことくらいかな。。。

たぶん、ネコ飼ってる人はみんな思うと思うんだよね。(ロゴが自分ちの猫に似てるってw)

これは間違いなく一生もののサンダルでしょう。

そうそう、よく「一生モノ」と言いますが、一生長持ちする耐久性という意味とはイコールではないことをお忘れなく。

一生モノとは、「一生かけて使い続けたいと思うモノ」のことだと思っています。

だから壊れたら修理するし、手入れをして大事に使い続けます。

もちろんどうにもならない時は、同じ物を買い替えることもします。それも一生モノ。

そんなアイテムをこれからもセレクトしていきたいなと、ふとこのサンダルを見て思いました。

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。