※10/30(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)
※6月にオーダーいただいたOLD TOWNの製品は、もうすぐ届きます!!!
※今後のイベント日程は以下。
・12/6,7,8にアンティークウォッチフェアを開催致します。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「読書の日」だそうです。
読書の秋だなんて言いますが、私は年がら年中本を読んでますね。
寝る前の本(Kindleだけど)は、段々と眠くなるので不思議。携帯は見ちゃダメです。
また、寝る直前の内容は忘れてたりするので、何度も本を楽しめますので、コスパ良いってやつじゃないですか?
というわけで、OASISレポートが多すぎて辛いですね~!最高だったみたいで!
もうね、終わったんですから、今日から仕事ですからね。
お互い10月月末追い込み頑張っていきましょう!

ほら、blurでも聴いてバランスとらないとダメでしょ。顔はエイフェックスツインみたいになってますけど。
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!


【ブランド】Kanell(カネル)
【アイテム】Bonaparte
【価格】¥18,480-(税込)
【コメント】
今回のカネルですが、ちょっと悲しい出来事が起こりました。
オーダーしていた分の3分の1が届きませんでした。
あれです。憎っくきロストバゲージというやつです!!!!!怒
フランスを発った後、パッキン1つが行方不明になってしまい、その中にDIARIESのオーダー分が含まれておりました。
無念!
だけど少しでも届いてくれてありがとう。
海を渡って届くこれらの商品は、手元にあることは当たり前じゃないんだなと、むしろ有難みを感じさせてくれました。
ちなみに届かなかったのはサイズSとM。
できれば売れるSとMじゃなくて、あまり売れないLとXLが届くあたりが、DIARIESらしくて良いですね。大きい人に優しいお店。
というわけでいつもと同じですが、いつもよりちょっと貴重な気がするKanell。
久々の紹介なので、
まずはブランド説明からどうぞ。

フランス北西部に位置するブルターニュ。
そこで暮らす若き青年Pierre Brestは、複数のアパレルメーカーのセールスマンとして働きながら、
ひとつの構想を思い描いていました。
ブルターニュに古くから伝わる横縞模様のニットセーター。
船乗りに愛され続けるこのセーターは、昔からフランスを代表する象徴的なマリンウエアの一つと考えられていました。
当時、このアイコニックなセーターを商業化しているメーカーは他になく、
ピエールはそこに大きな可能性を感じていました。
意を決したピエールは、セールスマンを続ける傍ら、Kanell Industrielという個人会社を立ち上げ、
知り合いの工場から中古の編み機を買い取り、自社での製品製造の可能性を模索していきます。
試行錯誤を続ける中で、現代にも引き継がれる様々なディテールを備えたモデルが生まれます。
のちにブランドのアイコンとなっていくモデルの原型はこの声に産声をあげました。
1923年、ピエールは自身のブランド”KANELL”を立ち上げ販売を開始。
得意のセールスにより徐々に取引先を増やしていきました。
それはブルターニュに最古のマリンボーダーメーカーが生まれた瞬間でもありました。
ビジネスが軌道に乗り始めた1927年、ピエールは正式に彼の会社を法人化。
社名とブランド名を刷新し、さらにビジネスを加速させていきます。
新会社は順風満帆に成長を続け、フランスで認知される傍ら、
その特徴的なディテールからデザイン面での評価も高く、
国内外のデザイナーからも支持され多くのコラボレーションモデルを生み出しました。
時を経て現在、様々なマリンウエアブランドが誕生する中、ブルターニュ最古のマリンボーダーブランドとして、
ピエールが思い描いた理想のマリンウエアを今一度具現化すべく原点回帰し、
彼の生み出したオリジナルブランド”KANELL”が一世紀の時を経て再始動します。
というブランド。
ざっくり言うと、フィルーズダルボーの前にあったブランドです!
物は同じ。機械も同じ。なんなら従業員も同じです!!!!!
だから再始動。
いや、そんな生易しいもんじゃないと思います。
諦めきれず、残りの人生の全てを懸けて取り組むこのカットソーからは、思いが伝わってくるようです。
それでは、肝心の商品の方を詳しく見ていきましょう。

品名はBonaparte(ボナパルト)。
そうです、ナポレオン・ボナパルトのボナパルトです。
以前からDIARIESのランナップをご存じのお客様ならば、ボナパルトといえばボーダーTと連想していただけることでしょう。
でも今回は無地のみのオーダー。
ボーダーだろうが無地だろうが、肩の二重構造はそのままです。

この肩の部分で生地が2枚重なっている部分。
耐久性を高めるための製法なのですが、その耐久性が認められてフランス軍に採用された歴史を持ちます。

さらによく見ると、わきの下にはガゼット(ガセット)を減らし目までして設けられていたりと、細部までとにかくこだわった作りです。

ワッペンの方はカネルのK。なかなかの主張の強さ!

カネルのBonaparteは、ボートネックとクルーネックの中間のような絶妙な開き具合。
ボートネック特有の首が空きすぎて苦手な方にも、お試しいただきたいですね~。
そしてとにかくタフ!
長く着続けないと分からない、この耐久性の高さもKanellの良さの一つ。
まだ着たことが無い方は、是非一度来てみて下さい。
それではまた。お店で会いましょう。
