※9/22(木)は、休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
APPLETREES ORDER FAIR
日時:9/23(fri)~9/26(mon) 12:00~18:30
※ご予約の際、デポジットとして10000円(1着につき)をお支払いいただきます。
※オーダーした商品は、12月~3月ごろに入荷する予定です。
APPLETREESのオーダー会を開催いたします。実はシャツだけで10型以上も存在するAPPLETREESのシャツ。
私も頭が混乱するくらい悩んだ末にセレクトしてきたわけですが、当店のシャツのトップブランドとして定着するとともに、
他のモデルや色などが気になるお客様も増えてきたため、ラインナップを一堂に揃えてご覧いただける機会を設けようと思います。
お客様は、好きなモデルと色を組み合わせて、1着からのオーダーが可能です。
また、私たちの私物やデザイナーのウォッシュ後のサンプルもご覧いただけます。
特にデザイナーのサンプルは、初めてシャツをリリースする前に、耐久性や経年変化を試験した時のサンプルになります。
彼らはブランドをローンチする際、18か月間シャツを着続け、400回の洗濯を行いました。
400回とは、エンドユーザーが10年間来た時の洗濯回数を想定しています。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「苗字の日」だそうです。
すいません!土日を忙しく過ごさせていただきまして、ブログの更新が滞ってしまいました!!!
最近ヒマな日が続いておりましたので、接客の楽しさを再確認させていただきました!
雨の中ご来店いただき、本当にありがとうございます!!!!!
というわけで、この勢いが次の3連休まで続くといいな。だってイベントだし・・・
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】LONGE ACT(ラウンジアクト)
【アイテム】Cotton Linen Silk Plain Shirt
【価格】¥36,300-(税込)
【コメント】
workers,comm arch,auberge,lavenham,massaua,joseph malinge,s.n.s. herning,tender co.などなどなどなど、秋物が到着しております!
その中から、別注で少数しか用意できなかったので、気になる方は早めにお願いしますね~というアイテムをご紹介いたします。
毎度おなじみラウンジアクトから、シャツです。
しかもこの生地は!?!?!?
1年半前に入荷してきて、割と早くに完売してしまった生地なのですが、
実は完売してからも「あの生地もうないの~~~?」と、お客様に聞かれることが多かった生地でもあります。
なので、デザイナーさんにダメ元で「あの生地もうないの~~~?」って聞いてみたんですよね。
そうしたらまさかの、各色3,4着なら作れますよとの返答をいただきまして、当店の別注ということで復刻させていただきました!
生地を使い切ってやったぜ!気持ちEー----シャツでございます!
それでは詳しく、、、とその前に、久々の登場なのでまずはブランド説明からどうぞ。
LOUNGE ACT/ラウンジ アクトは天然素材を主にメンズ服を造っています。
服の持つゆとりを大切に、仕立ての良い服づくりを追求しています。
「人が服を着る」ということを追求し続けるテーラーの技術を取り入れ、
アイロンによる‘くせとり’や手縫いを施すことで可動部分にゆとりが生まれ、長く着られる、着心地の良い服づくりを行なっています。
ものを大切につくる時間のゆとり、人が服を着てくつろげる気持ちのゆとり。
いろいろなゆとりを大切に洋服をお届けいたします。
というブランドです。
でもこれだけだとピンと来ませんかね?
ではもう少し掘り下げてみましょう。
現在デザイナーさんの年齢は43歳。ベテランですね。
文化服装学院を卒業した後、縫製会社に勤めます。
学生時代から独立を考えていたそうで、自身の技術を高めるために「金洋服店」の服部晋氏に師事。
そして2014年にLOUNGE ACTを立ち上げました。
このブログでまさか、「金洋服店」の名前を聞くことになるとは思いもしませんでした。。。
一言で伝えるなら、「天皇陛下(今は上皇陛下)のスーツを作っているテーラー」です。
まさかその技術に、自分の店で触れることができるようになろうとは!?と非常に興奮しております。
それを聞くと、先ほどのブランド説明に重みが増します。
「テーラーの技術」とは? 「くせとり」とは?
これはもう言葉では説明しずらしです。(俺もよく分かってない!wwwww)
なので、とりあえず着てみないことには始まりませんね。
ちなみに、LOUNGE ACTというブランド名は???
この金洋服店からニル○ーナへのふり幅の広さに、期待を膨らませずにはいられませんよおぉぉぉーーーー!
それでは、画像で見るのは無駄だと思いつつも、詳しく見ていきましょう!w
個人的に、LOUNGE ACTの入門編としてお勧めしたいのが、こちらのプレーンシャツ。
テーラリングの醍醐味を垣間見ることができます。
それは肩の部分。
よく見ると、異様に立体的。ジャケット見たいでしょ?と言われると、なるほど確かにと思うでしょう。
このディテールのきっかけは、「着心地の追求」にあります。
ではなぜこうしたのか?なぜこうすると着心地がいいのか?
前提として覚えておかなくてはならないのが、「日本人は前肩」であること。つまり猫背気味ってことですね。
その「前肩」の状態に立体的にフィットするシャツを作りたいと思ったのが始まり。
そこでまず考えたのが、ジャケットの型紙を使えないか?ということ。
しかし、さすがにシャツにそのまま流用することはできず試行錯誤していたところ、
1970年代の「シャツ製図」を発見。それを元にジャケットの製図を応用し、LOUNGE ACT独自のシャツ製図が誕生しました。
これね、平置きすると分かるんだけど、袖がすごく膨らむんです。イセがすごそうでしょ!?!?!?
どうやっても平面にならないの。(=オンラインショップの写真が撮りにくいったらありゃしない!w)
でも、よく考えたら当たり前なんですよね、人間の体って曲線なんだから。
だけど布は初めは平面。
その平面と直線を、いかにして人間の曲線に近づけていくか。
これがテーラリングの入り口だと僕は考えています。
それを最も理論的に説明してくれるのが製図。
つまり、このアイテムは洋服の魅力を最も理論的に伝えてくれる、究極のシャツだと思います。
と、つい難しく?書いてしまいましたが、ディテールも素晴らしいです。
例えば袖付けと、衿付けはハンドステッチ。(ちなみにデザイナーさんが直接縫ってます!)
高級仕様っちゃあ高級使用なんですが、ちゃんと理由がありました。
この2か所のステッチは、肌への摩擦が最もある部分になります。
なので、ここをハンドステッチで仕上げることで、糸が肌にあたるのを最小限にしているんですね。
ちなみにここもハンドステッチでしたが?
ぶっちゃけここは、パーツが小さいからミシンじゃなくて手で縫った方が早いということでした!www
こんな緊張感あるシャツですが、そんな話一つでホッコリして、急に着やすくなります!
襟の形もホントすごい!寝かず浮かず、これが「襟」なんですね!覚えとこう!
ちなみに、タイドアップは考えてないとのことです。
あくまでもカジュアルに着て欲しい。良い物を普段からということですね。
なので、ネックは結構広いです。襟もフラシ芯でリラックス感ありますね。
ボタンの厚みもすごすぎて笑っちゃいました!3㎜厚の白蝶貝。ボタンもしっかり立ってるんですよねぇ。
バックヨークにはプリーツがないんです。それでも肩が張らないという不思議さ。
是非とも体感していただきたい。
最後に素材。
今回は、コットン×リネン×シルク生地です。
ヨコ糸に80番手のスーピマコットン、タテ糸に80番手のフレンチリネンと100番双糸シルクで高密度に織りあげています。
スーピマコットンの肌触り、リネンのハリ、シルクの光沢、全ての素材がその良さを覗かせています。
とまあ、DIARIESのラインアップにしては珍しく?「隙が全く無い」アイテムが登場しました!
ハッキリ言うと、これ以上の仕様は考えられませんね。それくらい「上」に行ってしまってます。
これだけ「上」の物があるという世界を、ウチみたいなカジュアルショップで伝えることができる、
そのことに僕は感動しています。
洋服ってすごい!洋服って面白い!あらためてそういう気持ちにさせてくれたLOUNGE ACTに感謝申し上げます。
あ、そうそう、また例によって別注の上にさらに甘えて、別注サイズも1着だけ作りましたよ!!!
LOUNGE ACTを始めた時はなかった、(僕のような)大きい人のためのXXLサイズ!だって俺も着たいんだよ!
XXLのタグなんて(ニーズがないから)めったに作れないので、XLを2枚重ねてXXLにしてくれた優しい優しいラウンジアクトさん。
最高です。
それではまた。お店で会いましょう。