※3/23(水)・3/24(木)は、都合により休店日とさせていただきます。
※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)
※コロナ対策実施中です。
ダイアリーズの今日は何の日?
今日は「放送記念日」だそうです。
ごめんなさいごめんなさい!電気供給が逼迫しているのに、業務用エアコン一人でガンガン使ってごめんなさい!
寒すぎました!来客数も3人だけでした!自粛すればよかった!
じゃ、商品紹介です。
ドウゾ!
【ブランド】LONGE ACT(ラウンジアクト)
【アイテム】Linen Polka Dot Dress Shirt
【価格】¥31,900-
【コメント】
今季は早めに届きました。おなじみラウンジアクトのシャツ。
デザイナー本人がミシンと手で縫っている恐るべきシャツです。
それでは久々のご紹介となるので、まずはブランド説明からどうぞ。
LOUNGE ACT/ラウンジ アクトは天然素材を主にメンズ服を造っています。
服の持つゆとりを大切に、仕立ての良い服づくりを追求しています。
「人が服を着る」ということを追求し続けるテーラーの技術を取り入れ、
アイロンによる‘くせとり’や手縫いを施すことで可動部分にゆとりが生まれ、長く着られる、
着心地の良い服づくりを行なっています。
ものを大切につくる時間のゆとり、人が服を着てくつろげる気持ちのゆとり。
いろいろなゆとりを大切に洋服をお届けいたします。
というブランドです。
でもこれだけだとピンと来ませんかね?
ではもう少し掘り下げてみましょう。
現在デザイナーさんの年齢は42歳。ベテランですね。
文化服装学院を卒業した後、縫製会社に勤めます。
学生時代から独立を考えていたそうで、自身の技術を高めるために「金洋服店」の服部晋氏に師事。
そして2014年にLOUNGE ACTを立ち上げました。
このブログでまさか、「金洋服店」の名前を書くことになるとは思いもしませんでした。。。
一言で伝えるなら、「天皇陛下のスーツを作っているテーラー」です。
まさかその技術に、自分の店で触れることができるようになろうとは!?と非常に興奮しております。
それを聞くと、先ほどのブランド説明に重みが増します。
「テーラーの技術」とは? 「くせとり」とは?
これはもう言葉では説明しずらしです。(俺もよく分かってない!wwwww)
なので、とりあえず着てみないことには始まりませんね。
ちなみに、LOUNGE ACTというブランド名は???
この金洋服店からニル○ーナへのふり幅の広さに、期待を膨らませずにはいられません!!!!!
それでは、画像で見るのは無駄だと思いつつも、詳しく見ていきましょう!w
個人的に、LOUNGE ACTの入門編としてお勧めしたいのが、こちらのプレーンシャツ。
テーラリングの醍醐味を垣間見ることができます。
それは肩の部分。
よく見ると、異様に立体的。ジャケットみたいでしょ?と言われると、なるほど確かにと思うでしょう。
このディテールのきっかけは、「着心地の追求」にあります。
ではなぜこうしたのか?なぜこうすると着心地がいいのか?
前提として覚えておかなくてはならないのが、「日本人は前肩」であること。つまり猫背気味ってことですね。
その「前肩」の状態に立体的にフィットするシャツを作りたいと思ったのが始まり。
そこでまず考えたのが、ジャケットの型紙を使えないか?ということ。
しかし、さすがにシャツにそのまま流用することはできず試行錯誤していたところ、
1970年代の「シャツ製図」を発見。それを元にジャケットの製図を応用し、LOUNGE ACT独自のシャツ製図が誕生しました。
これね、平置きすると分かるんだけど、袖がすごく膨らむんです。イセがすごそうでしょ!?!?!?
どうやっても平面にならないの。(=オンラインショップの写真が撮りにくいったらありゃしない!w)
でも当たり前なんですよね、人間の体って曲線なんだから。
だけど布は初めは平面。
その平面と直線を、いかにして人間の曲線に近づけていくか。
これがテーラリングの入り口だと僕は考えています。
それを最も理論的に説明してくれるのが製図。
つまり、このアイテムは洋服の魅力を最も理論的に伝えてくれる、究極のシャツだと思います。
と、つい難しく?書いてしまいましたが、ディテールも素晴らしいです。
例えば袖付けと、衿付けはハンドステッチ。(ちなみにデザイナーさんが直接縫ってます!)
高級仕様っちゃあ高級使用なんですが、ちゃんと理由がありました。
この2か所のステッチは、肌への摩擦が最もある部分になります。
なので、ここをハンドステッチで仕上げることで、糸が肌にあたるのを最小限にしているんですね。
襟の形もホントすごい!寝かず浮かず、これが「襟」なんですね!覚えとこう!
ちなみに、タイドアップは考えてないとのことです。
あくまでもカジュアルに着て欲しい。良い物を普段からということですね。
なので、ネックは結構広いです。襟もフラシ芯でリラックス感ありますね。
ちなみにこの部分もハンドステッチでしたが?
ぶっちゃけここは、パーツが小さいからミシンじゃなくて手で縫った方が早いということでした!www
こんな緊張感あるシャツですが、そんな話一つでホッコリして、急に着やすくなります!
また今回はバックヨークにギャザーを用いて、さらにリラックス度がアップ。
そして毎回素材選びも素晴らしいのが、ラウンジアクトの魅力。
今回はリネン100&のポルカドット。
そういやリネンのポルカドットって、あまり見かけたこと無いな?と思ったのと、
よく見るとポルカドットの配列が最高でした!!!
何が最高かと言うと?
ドットの並びが直線的ではないことにお気づきですか?
規則正しく並んでいるように見えてそうでもない。でもバラバラでもない。
この微妙なさじ加減のドットの配列が、どこか柔らかさを感じさせます。
隙がある、とも言えますかね。
しっかり作られたシャツながら、どこかとっつきやすい表情を与えてくれている。
これは素晴らしいバランスで仕上がったなと思います!!!!!
そして今回も、デザイナーさんの優しさが炸裂していますよ!!!
サイズ感の小さいラウンジアクトでは、ボキはXLでも入らなくて・・・・・
なので特別仕様の俺(デブ)サイズ。ここは下北のサ〇ゼンか?ゼン〇ールか?違う!DIARIESだ!!!!!
そんなXXLを作って欲しいというワガママに応えてくれただけでなく、XXLのタグをXLを2枚重ねることで表現してくれた。
これを優しさと言わず何と呼ぶ?
それではまた。お店で会いましょう。