diaries blog | LOUNGE ACT(ラウンジアクト)| 1 Tuck Trousers/Cavalry Twill

※10/23(水)・10/24(木)は、休店日です。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※OLD TOWNオーダー分の入荷は、10月下旬~11月初旬予定。

LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、シャツ(10月)・パンツ(11月)・ジャケット(12月)・コート(1月)予定で進行中です。

アンティークウォッチをお買い上げいただいたお客様へ。現在急ピッチで(でも丁寧に)OHを仕上げてもらってます。もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「リサイクルの日」だそうです。

連日朝霧よりお送りしておりますDIARIESでございますが、本日で最後となりました。

最後にご紹介したいのは、やっぱり服。

フェスやライブの楽しみって色々ありますが、「何を着て行こうかな?」と想像するのも楽しみ方の一つだと思います。

フジロックはどうしてもアウトドア寄りの恰好になっちゃうけど、朝霧JAMはテントでまったりする時間が長いから、着てて気持ちの良い服を着たい。

昨年の朝霧には、OLD TOWNのUnityセットアップで行きましたが、2連連続で同じのもなんだかなと思いワードローブを眺めていました。

快適で機能的な服・・・・・そうだ!ファーストパターンのあの素材があるじゃない!

というわけでコレ。

Not a denim素材で3ピース!これはもう最高でしたねー!

まず動きやすいこと。この生地って、糸の撚りのせいか編地のせいか分かりませんが、柔軟性が良く快適。

富士山のふもとといえど、昼間はまだ20度超えてくるので、動くとちょっと汗ばみます。なので麻が混ざっているこの生地は有効。

夜は10℃くらいまで下がるけど、今度は麻が中空繊維になっているからか、そこまで寒さを感じませんでした。

マジで使える生地だな、Not a denim(今季のは完売しましたが)

さらに3ピースのおかげでポケットもいっぱい。携帯・財布・ハンカチ・メガネをポケットに入れて、バッグを持たずに会場内をフラフラと。

と~~~っても快適でした!さすが1ST PAT-RNでございます!!!

 

2日目も同じ格好でもよかったのですが、やっぱり服好きなので色々着たい、というわけで。

OLD TOWNのUnityは今年も登場!でもUnityは3セット持っているので、まだ朝霧には着て行ったことのないツイル素材のオリーブを。

でもUnityだとポケットが足りないので、その上にファーストパターンのベストを羽織り、機能を補完。

昼間は暑くて脱いじゃってましたけどね。

Unityのシャツは、ツナギの着方を思い出して腰に巻いてみたけどアリですね!

ベストはバッグ代わりなのでそのまま着用。

そして中の派手なフード付ロンTは、10年くらいまえのJUNGMAVENです。だから素材はヘンプ×コットン。なので暑くても快適!

帽子忘れちゃったけど、フードがあったおかげで助かりました!

ぜ~んぶDIARIESで買ったアイテムで楽しむフェス、最高!!!!!

 

でも来年の朝霧JAMは行けないかも。

なぜなら同じ10月にOASISのライブがあるので!(チケット当たる前提)

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】LOUNGE ACT(ラウンジアクト)

【アイテム】1 Tuck Trousers/Cavalry Twill

【価格】¥38,500-

【コメント】

Lounge Act取扱い以来、冬の定番トラウザーズとしてセレクトしてきた、このワンタックトラウザーズ。

しかしながら実は今季は、生地が足りなくなり作れないとのことで、当初は入荷しない予定でした。

それが秋冬に間に合うギリギリのタイミングで生地の手配が出来、急遽入荷が決まったんです。

欲しい物がいきなり手に入らなくなったり、突然目の前に表れたり。

人生も買い物も、結局予定通りにはいきませんね!!!笑

 

というわけで、ラウンジアクトのトラウザーズは美しいシルエットを実現しながらも、お尻周りはイセ込みを行い、とても履きやすいものとなっております。

こちらがラウンジアクト定番のトラウザーズ。

春夏はコットンのものがありましたが、こちらは秋冬らしくウールのもの。

春夏のチノの時は、タフな生地を使用しているおかげか、まだ若干のカジュアルさは残っておりましたが、

こちらのウール素材バージョンは、もはや完全な、しかも最上位クラスのドレスパンツです!!!

デザインはインタックのワンタック。

インタックとは、タックが内側に向いていることです。

ちなみに、内向きと外向きで何が違うかというと、性格が違います。パンツにも性格があるんです。

なので、このパンツを穿くと内向的な性格になります。いや、内向的な性格だから選ぶのかもしれません。

鶏と卵ですね。

 

そんなくだらない事言ってる場合じゃなくて、タックの向きと生地の張りが組み合わさることで、

太もも部分が外に広がろうとしたり、逆に内に向かってシルエットを抑えようとしてくれます。

文字で説明するのが難しいので省略しますが、ドレスパンツはインタックで、

カジュアルなパンツはアウトタックがいいんじゃないかな。

 

また、ポケットはナナメで手を入れやすく、上下にカンヌキ留めを施しタフに使えます。

ウエスト部分の帯幅は3.5㎝とドレスパンツのそれですが、意外にもベルトループは6㎝とかなり広め。

ベルトの幅は選びませんね。

 

ちなみに、なぜこんなにベルトループが太いのか?

その理由は、おそらくサイドアジャスターが付いているからだと思います。

アジャスターの上にベルトが通る場合も考慮した上での、ベルトループの長さというか幅。

 

そして裏の造りを見ると、これはもうドレスパンツですね。

ストライプの部分をマーベルトと言います。

このマーベルトの役割は、もちろん履き心地を良くするため。

具体的には、シャツが出にくいようなど色々ありますが、こちらは肌への当たりを柔らかくするためかな?

このパンツを穿いて思うことは、これだけ作りこまれているのに「軽くて柔らかい!」こと。

 

逆に重くて硬くなる理由は?ってことなんですけど、それはディテールにこだわってあれもこれもと作りこんでいくと、

結果的に生地が重なって硬く重くなっちゃうこともあるんですね。

 

ですが、ラウンジアクトのトラウザーズは腰回りのフィット感が尋常ではありません!

その秘密は、ベルト芯。通常は接着芯を使うところを、アイリッシュリネンフラシ芯を使用しているので、

柔らかい上に穿く人の腰によりフィットし、フィットした結果として重さが分散される=軽く感じるんでしょう。

また、接着芯ではなくアイリッシュリネンの芯を使うメリットとして、通気性が良くなるというのも挙げられますね!

パンツって、構造上どうしても腰回りは生地が重なってしまいます。

だから、アイリッシュリネンを使用すれば、少しでも熱が逃げやすくなるのではないでしょうか?

 

 

そして見た目で最も好きなのがこの部分!

折り返した脇割の部分を見てください!

予め言っておきますが、ミスではないですよ!

脇割のミミの長さが前と後(写真では左右ですが、左側が前身頃で右側が後ろ身頃になります。)で違うのは、

後身頃の生地を「イセ」こんでいるから。

出ました~!服好きの方(特にクロージング)の方と話すと必ず出てくるイセ込み!

でも、ジャケット以外でイセを使うのはあまり聞いたことがありませんね!ちなみにLOUNGE ACTのシャツの袖もイセ込んでますよ!

これ、本当にすごくて、後ろ身頃の生地がたっぷりとられているので、立ったり座ったりが非常に楽なんです!

お尻の部分を見てもらうと分かるんですけど、絶対に平面に置けないくらい、生地がふくらむんですよ。

それだけ立体的に生地が取られているということなんですが、まるで太目のイージーパンツを履いているような感じ。

全くストレスを感じません。

 

極めつけは生地!

タテ糸ヨコ糸ともにメリノウールを使用したキャバルリーツイル。

尾州・愛知県津島市にある「山栄毛織」で織られた生地です。低速織機を使用し、かなり高密度な仕上がり。

弾力としなやかさが特徴で、ふくらみのあるウールの風合いを活かしています。

キャバルリーツイルは綾目が立つ織り方で表情が豊か。さらに杢糸を使用することで、重厚感を持たせています。

 

キャバルリーなので、それなりに厚みもありしなやかで履きやすい。

またウールなので艶もあり肌触りはサラサラ。

そしてキャバルリーでウール100%というのもお見事!!!!!

上品ですがガッシガシ穿きたいトラウザーズでございます!

 

なのでドレッシーなスタイリングだけでなく、ロンTにスニーカーでもいいんです。

LOUNGE ACTのコンセプトとしては、「最高の造りの物を普段から着てほしい」ってことなんですよ。

これすごく大事なことで、良い物ってのは「普段から着る」ことが大事なんです。

ハレの日だけではダメ。気負い過ぎて着られちゃうから。だからガシガシ着て欲しい。

それがまさにLOUNGE ACTが服造りに込める思いでもあります。

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。