diaries blog | Normandie Watch Co.(ノルマンディーウォッチ)| Unknown Antique Watch by TIMOR

※8/7(土)~9(月)の3日間、1ST PAT-RNの2022SS新作デニム?の受注会を開催します!(ご予約1点毎に、デポジット代をいただきます。)

※8/5(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜の自粛中につき、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ!)

※コロナ対策実施中です。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「パンツの日」だそうです。

前半はボクシング、後半はレスリングと、オリンピックも格闘技軸で見る予定です!

ちなみにグレコローマンは上半身だけを攻めるので、ダイナミックな投げが見られます。

対してフリースタイルはタックルなど、駆け引きが楽しめます。

(本当はスケボーとか解説できるオシャレな洋服屋になりたかった・・・)

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】Normandie Watch Co.(ノルマンディーウォッチ)

【アイテム】Unknown

【価格】¥154,000-(税込)

【コメント】

またまたアンティークウォッチのご紹介です。

ですが、ひとまずこれにて現在在庫がある時計の紹介は終了です。

はっきり言って全然売れないですね!!!wwwww

まあでも一見すると敷居が高そうなアンティークウォッチだし、ロレックスとかオメガとか仕入れないし。

あ、一応ロレックスもオメガもいつでも仕入れられるんですけどね。天邪鬼でスイマセン。

 

ですが実は私的には、セレクトする時に気を付けていることは、「初めての方でも付けやすいように。」と考えています。

 

具体的には、まずロレックスやオメガといったブランドネームに振り回されないこと。

当然それらは素晴らしい物を作るからブランド化しているのですが、

あまりにキャッチ―すぎるブランド名を一度置いといて、「アンティークウォッチは何が楽しいのか?」を

初心者の方にも楽しんでいただけるようにセレクトしているつもりです。

 

そして「何が楽しい?」を分解すると、文字盤の日焼けといった経年変化や、スモセコ(=スモールセコンド)、

ブルースティール針などのデザイン、そしてムーヴメントなどを知ることです。

これは服のディテールを知ることと似ているかもしれません。

 

自分が身に着けている物には、ちょっとしたストーリーが欲しいなってとこです。

 

そして全てOH(オーバーホール)済であることに加えて、購入日から6か月間の保証があります。

これはアンティークウォッチ販売に関しては最低限あってほしいことです。

これがなければ、初心者ではちょっと手が出せません。

もちろん購入後のメンテナンス体制も整っています。

 

以上を持って、なかなか値は張るけども、しっかりとしたバックアップ体制があり、

リダンなどを行っておらず、もちろん中身もオリジナルのままで、そして注意深くセレクトしました。

あとは楽しんでいただくのみです。

 

というわけで、前置きが長くなりましたが、本日も素晴らしい時計をご紹介します。

謎の時計ブランド、NORMANDIE。

しかしそのデザインもムーヴメントも、時計好きであれば見過ごせないディテールが光を放つ個体です。

Normandie Watch Co.が確認できるのは、1935年のニューヨーク。当時は時計の輸入業者だったそう。

資料を見ると、グラウンド・ゼロの近くにあったっぽいです。

アメリカの時計輸入会社なのに、なぜNormandieという名を使用したのか?

これは推測の域を出ませんが、同じ1935年に就航した、当時世界最大の豪華客船「ノルマンディー号」にちなんだものと思われます。

そして本日ご紹介するNORMANDIEの時計は1940年代(おそらく1943年)のもの。

インデックスのアラビア文字や針のデザインなどから軍用時計の印象を受けます。

ですが個人的には、ドレスウォッチとして使いたいですね。

アイボリーカラーの文字盤に小ぶりでシンプルなアラビア数字。アロー型の秒針に変形ペンシルタイプの時針分針。

視認性が良く、削ぎ落とされたデザインが軍用時計という印象を受ける理由かもしれません。

1940年代ということを考えると戦中戦後に作られたものなので、デザインも影響を受けていたのかもしれませんね。

ですが、このシンプルな佇まいがドレスウォッチとして、キレイなシャツやジャケットの袖からチラっと見えたらカッコいいなあと思ったんですよね。

Tシャツに合わせてますけど!?!?!?wwwwww

サイズ感が伝わればいいかな~?と思って・・・汗。

 

そして最も注目したいのがムーヴメント!

これがヤバイです!!!!!!!!!!

なんなら、この時計をセレクトした理由はこのムーヴメントが最大の理由です!

初心者向けとか言いながら、ちょっとマニアックですよね・・・。だって普段見えない部分だし・・・スイマセン。

でも、中身もしっかり語れるくらい良い物であることと、ちゃんとそこまで見てセレクトされているのが分かってもらえれば、

これまたアンティークウォッチを買うことの安心に繋がればいいかなと思ってます!

 

というわけで、このムーヴメントがどれだけヤバイかを説明しましょう!

それは、、、なんとTIMOR(ティモール)社のCal.6006を使用していることです!!!

TIMORの時計といえば、まず頭に浮かぶのはイギリス軍の「ダーティーダース」というシリーズ。

 

このダーティーダースを服で例えてみましょう!

イギリス軍でレアものといえば?のベンタイルスモックで例えてみましょうかね。

例えばロイヤルネイビーベンタイルスモックが、製造メーカーごとに12種類(=ダースですから)あって、

その製造メーカーが現在ものすごい技術を持ったテーラーとしてサヴィルロウに残ってるとしたら???

ヤバくない!?!?!?!?!?

 

そんなヤバイ時計メーカーの12種類の内の1つがティモールって感じ。

で、そのイギリス軍のヴィンテージミリタリーウォッチであるダーティーダースで使われているムーヴメントは、Cal.6060というもの。

Cal.6060というムーヴメントはスモールセコンド用なのですが、(スモセコとは、秒針が6時の位置で回ってるやつ。)

Cal.6060をベースに「出車式」という構造に変更して、センターセコンド用(=よく見る3針時計のこと)にしたのが、

この時計で使用されているCal.6006なのです。

この出車式構造のムーヴメントを見るだけでも、40年代らしさが感じられます。

(なぜ40年代らしいかというと、1930年代まではスモセコが流行ってて、40年代頃からセンターセコンドに変わっていくのですが、

その過渡期に作られていたのが出車式のセンターセコンド用ムーヴメント。)

 

謎のNormandie Watchの中身のムーヴメントに、まさかのTIMORの名前が刻印されており、

さらにそれがダーティーダースの流れを汲む出車式ムーヴメントというだけでも驚いたのですが、

さらになんとNORMANDIEの刻印まで歯車に施されている始末。

輪入業者に過ぎないNormandie Watch Co.が、なぜこれほどまでに優れたデザインとクオリティの時計を販売していたのか?

そのミステリアスさにヤラレてしまいました!!!!!

 

そしてさらに今回は、時計ベルトをGUIDI社の革で作ってもらっちゃいましたーーーーー!

ドレスウォッチとして使いたいのでね!

マットな質感が、ブルースティール針をより際立たせてくれるかと思います!!!

 

ちなみにサイズは、

ケース径(横)30㎜

縦38㎜

ベルト幅15㎜

厚み9.5㎜

小ぶりで女性にもオススメしたい!

この小ささはやっぱりミリタリーぽいですね!

 

改めまして、現在のアンティークウォッチの在庫をお知らせします。

OYSTER / Junior Sport(言うなればロレックス。ただしフォンテンメロンムーヴメント。)

ELGIN / A11(アメリカ軍の名作。時には起こせよムーヴメント。)

SICURA / Compressor(ブライトリングと関係が・・・)

JUNGHANS / Wehrmachtswerk(マックスビルではない面白さ・・・)

そして本日のNormandie Watchです!

 

欲を言えば全部持ってたい!シチュエーションによって使い分けられる大人になりたい!

でもまだまだ。オシャレの道は長いですね~!楽しい!!!

 

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。