diaries blog | POKIT(ポキット)| Classic Shoulder Capsule

※1/19(日)は、都合により18時閉店とさせていただきます。

※1/23(木)・1/29(水)・1/30(木)は、休店日とさせていただきます。

※夜は閑散としてるので、当面の間18:30閉店です。(割と19時まではいます。お電話いただければ待ちます!)

※LOUNGE ACTオーダー分の入荷は、コート(1月中旬~2月初旬)の予定で進行中です。

※1ST PAT-RN(2025SS)オーダー分の入荷は、2月中旬ごろを予定しております。

 

 

 

 

ダイアリーズの今日は何の日?

今日は「のど自慢の日」だそうです。

養老町の星☆幸ちゃん!

 

というわけで、連日ご紹介しているLa Stallaの紹介もクライマックスです!

どう見てもクライマックス!

こちら側(スタッラのお客様側)でもどよめきが起こります。

ライブでいうところの、一番盛り上がる曲のイントロが始まった感じ。

でもこれから人数分に捌くので、お預けなんですけど。

その間にパスタが出てきます。

こちらは「トルキオ」という機械で「ビゴリ」というパスタを作り、鯛のアーリオオーリオにしたもの。

このビゴリは、ヴェネト州の伝統的なパスタ。

となれば思い出すのは1ST PAT-RNですよね~!

このパスタをクリスティアーノが食べたら、なんて言うだろう?

前回クリスティアーノが来日した時に食べてもらったジャガイモ料理は「おばあちゃんの味だ」って評したくらいなので、

このパスタはなじみの食堂の味とでも言ってくれるのだろうか?

そんなことに思いを馳せつつ、サラッとこんな料理を出してくれるのは、S藤シェフが北イタリアで修業してたから。

1ST PAT-RNに身を包み、S藤シェフの北イタリア時代の話を聞かせてもらいながら食べるヴェネトのパスタ。

とてもとても贅沢な時間だと思います。

 

そして到着。

有難く頂戴する命。それは骨までしゃぶりつくすということ。

「完全予約制のイタリアン」と聞くと、おそらく敷居が高いお店と思われてしまいそうですが、そんなことはありません。

時には手を使って本能の赴くままに食べる。そんなことができるお店なのでございます。

最後のドルチェはパネットーネ。なんと5回も発酵を繰り返しているそう。

そしてパネットーネにザバイオーネを合わせて食べるのは、同じく北イタリアはロンバルディア州の伝統料理。

ですがシチリア島のピスタチオを使用。

ピスタチオを手作業ですりつぶし(機械で砕くと熱が加わって風味が飛ぶし色が変わるからとのこと)、

砂糖は使わずマルサラワインの甘みのみで作った、ここでしか食べることができないザバイオーネ。

 

素晴らしい素材を使い、それを最大限に活かすには手作業が必要で、伝統と今できることを合わせて素晴らしい一皿を作る。

本当に僕らが今セレクトしている洋服みたい。

年の瀬に、最後まで感動を味わわせてくれたLa Stallaに感服致しました。

ごちそうさまでした。

 

 

 

じゃ、商品紹介です。

ドウゾ!

【ブランド】POKIT(ポキット)

【アイテム】Classic Shoulder Capsule

【価格】¥49,500-(税込)

【コメント】

まず最初に申しておきますが、今回でこのPOKITのClassic Shoulder Capsuleの国内在庫は全て買い取りました。

それが何を表すかというと、この在庫に当たる商品は、今ほど円安になる前に日本に入ってきたものです。

そこから円安進行したにも関わらず、良心的な代理店さんなので値上げは回避できていました。

ということは、次もしイギリスから入荷してきたとしたら、価格は1.5倍くらいになりそうです。

また、そもそも次回入荷の予定もございません。

なので今回の分が売れてしまったら、当分ないよってことです。

そんな背景もあり、もしかするとこのバッグの紹介が最後になってしまう可能性があるため、改めてブランド説明からさせていただきたいと思います。

pokitは1999年、バイオード・オデュオールとクレア・プリングルにより、

ロンドンで設立された高いデザイン性と品質を備えたラグジュアリーグッズブランド。

バックミンスター・フラーのジオデシック(Geodesique)ドーム理論に

影響を受けたショルダーバッグが、同ブランドを代表するアイテムです。

ジオデシックドーム理論とは、三角形・五角形・六角形の組み合わせで構成し、最小限の表面積で最大の空間を作り出す理論のこと。

ちなみに、ノースフェイスの75年に発表されたテント「オーバルインテンション」はこの理論を元に完成しています。

またデザイナー自身が元は大学の化学専攻であるため、分子の構造式から思いついたデザインだそうです。

またそのデザインは高く評価され、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久収蔵品にも選ばれています。


というブランド。

アパレル関係にしては珍しく理系出身!?

個人的な意見ですが、ファッション好きには文系の人の方が多い気がします。

なので理系でファッション好きの人と話すと、観点が違ってて面白いんです。

それこそ正確なデータは無いので固定観念かもしれませんが、

このバッグを初めて見た時に感じた衝撃は、今でも忘れられません!!!

「なんじゃこりゃ!?!?!?」としか言いようがなかったですね。

ではそのなんじゃこりゃを、詳しく紐解いていきましょう。

まずはこれですね。この立体的なドーム型のフタ部分。

左右2本づつ、計4本のダーツで形作られています。

なるほど言われてみるとジオデジックドーム・・・なのかな?

この形を思い付きた時、デザイナーさんはまず平面に下書きをし、紙でバッグの形を考えたそうです。

これが初めて見た時の衝撃といったら、新しい時代の到来を予感させるものでした。

例えばこのポキットのボディバッグは、トラディショナルとアバンギャルドの融合に思えたんです。

相反する要素が、見事に合わさってるんですね。

メインとなるボディは、例えばブ○ディに代表されるイギリスの古典的なフィッシングバッグに使われるラバーボンディング。

しかもイングランド北部で未だに作られている、天然ゴムを使用したバルカナイズドキャンバス生地。当然防水性があります。

さらにレザー部分も、こちらも英国伝統のブライドルレザーを使用しています。

そして形はこの近未来性を帯び、いわゆる古典や伝統とは正反対じゃないですか。

分子の構造式から始まりジオデシックを経て、それらが違和感なく結合しているんです。

そしてもちろんバッグとしてのクオリティも、そりゃ相当なもんです。

負荷のかかる場所にはレザーで補強してあったり、

裏張りもしてあり、フラップの開閉もマグネットというのもポイントです。

またジッパー付きのセキュリティポケットも便利ですね。

ジッパーの引き手もよく見ると面白いデザイン。

この六角形は、おそらくジオデジックドーム理論へのリスペクトでしょうか?

また先ほど「近未来」と書きましたが、昔ロンドンにあったPOKITのショップも近未来的でした。

2001年宇宙の旅みたいw

いや、でもキューブリックのあの映画を見た時のような、時代性を飛び越える発想かもしれません!!!

クラシックなのに新しい。初めて見たのに、もうずっと使っていたような気がする。

実際手に持ってみると、そういった実感が湧いてくるんです。

なぜか安心するんです。でもそう思ってしまうことに衝撃を受けるんです。

もうわけわからないでしょ!?俺も書いててよくわかんねーもん!!!www

で、このバッグの良い所はコーディネートにもつながります。

この手のバッグって、「スポーティじゃないもの」を探すのが意外と難しい。安易に有名ブランド物のボディバッグには逃げたくない。

しかし、このボンディングとブライドルレザーの組み合わせのおかげで、

こんなスーツスタイルにもいけちゃいます。

フライツォーリならではかもしれないけど、これで自転車とかカッコいいな~。

 

もちろんスポーティな使い方もOK!

で、まあこれだけ素晴らしいアイテムなので、当然私も持ってるわけですよ。

初めて出会った頃に買ったやつをね。

ざっと15年近く前の物になりますかね。

昔すぎて、何色を買ったかよく覚えてません。

ベージュなのかカーキなのか。今は作ってない色なのかも?

実はマイナーチェンジを重ねているので、改良されています。

この擦り切れた部分には、今ではブライドルレザーで補強されていますね。

セキュリティポケットも昔はカードしか入らないサイズで、まだまだ未熟なデザインだったと思います。

そしてこのPOKITのバッグは、私と一緒に生まれ故郷であるイギリスの地を踏んでたりします。

7年前のイギリス買い付けの時。

当時は経費を切り詰めて切り詰めて(むしろ借金して・・・)買い付けに行ってたんで、Wi-Fiなんか借りることもできなくて、

買付に行く場所の地図をプリントアウトして、マッピング(地図に印をつける)して持って行ってました。

大変だったなぁ~。雨でインクが滲んで分からなくなったりして。

いちいち傘なんて差してらんないので、やっぱり防水のハットは必要です。

そしてもちろんポキットは、中身をちゃんと保護してくれることも証明してくれましたよ!

このようにタフに使え、実用性にも優れ、なお且つカッコ良いバッグ!

もちろん容量もけっこう

使ってみたくなるバッグでしょ!?

 

 

 

それではまた。お店で会いましょう。